テレビ局の番組制作の現場では色々な仕事をしている人がいます。
その中でも今回はカメラアシスタントの仕事について話ししてみたいと思います。
カメラアシスタントの仕事というのはカメラマンのアシスタントについて雑用をこなしながら
カメラマンを目指して修行をしていく仕事になります。
カメラアシスタントの仕事内容
テレビ業界では基本的にその業界でプロと呼ばれる人がいてその人のアシスタントとして雑用をこなしながら仕事を学び出世していくという流れがあります。
そのためアシスタントという名のつく仕事がたくさんあります。
例えば
- アシスタントディレクター
- アシスタントプロデューサー
といったような仕事です。
カメラアシスタントもそれと同じです。
主に雑用や機材の整備などをしながら先輩のカメラマンの下で現場撮影を回ることになります。
雑用は具体的なお仕事で言うと、
機材を運んだり設置をしたりカメラテストの時のモデルになったりカメラマンが動いて欲しい立ち回りを予測して自分で立ち回っていく、
というようなお仕事があります。
撮影の時はカメリハと言ってカメラがどのように立ち回って映像を制作していくかというのをテストする時間があります。
この時に演者には立ち会ってもらわず、その代わりとしてその場にカメラアシスタントが立ちます。
演者の背丈に合わせて箱馬に乗ったり、身長が低い演者さんの場合は姿勢を低くするなどして、なるべく演者さんに近いような形でモデルになったりします。
アシスタントのうちは基本的に本番でカメラを回すことはないと思いますが、
例えばドリーショットなど、移動しながらの撮影の際は機材を動かすのを手伝ったりするので
カメラマンの横で、本格的な機材を触りながら勉強をしていくことができます。
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どうやってカメラマンになるのか
技術系の仕事の場合は多くの方が専門学校を卒業して仕事につくということが多いです。
ただ専門学校に行っていなくても、カメラの仕事を始める人もいますし、そういった場合は学生のうちからカメラマンのアシスタントとしてアルバイトをするという人も多いです。
将来カメラマンになるためにはテレビ局や番組制作会社、技術系プロダクションへ入ることが前提となってきます。
カメラ機材は個人で購入できるような金額ではないので、プロのカメラマンのアシスタントとして仕事を始めて
一緒に仕事をしながら技術も盗み、機材も触らせてもらうというような形で仕事を覚えていくのが一般的です。
女性カメラマンも多くなってきている
カメラマンという仕事は元々は男性が多く活躍している職業でした。
今でも現場の比率で言えば女性よりも男性の方がかなり多い現場ですが、最近は昔に比べると女性カメラマンがかなり増えてきています。
これは昔に比べると機材がコンパクトになってきていて、女性でも扱える重さになってきたというのも関係しているのではないかと思います。
女性だからこそ発揮できる才能というのもありますし、現場によっては女性の方が場の雰囲気に合っているという場合もあります。
二十代から三十代の比較的若い女性の方がカメラマンとして活躍している現場もありますので、
女性でもカメラマンになりたいと思ったら活躍できる現場になってきていると言えるでしょう。
とはいえ基本的には他の仕事に比べると力仕事が多いので、 体力に自信がある人の方が良いと思います。
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カメラマンに向いている人
とにかくカメラマンに向いている人は体力がある人だと思います。
女性カメラマンが増えてきているとはいえ、機材はやはり重たいですし炎天下の中で走り回りながら撮影をしなくてはいけないということもあります。
撮影する時もカメラをのぞいていればいいのではなく、アシスタントとしてたくさん立ち回っていなくてはいけないことも多いです。
体力がないと続けることができない仕事と言えるでしょう。
さらにカメラマンのアシスタントにつくわけですから、そこに上下関係も発生してきます。
人間関係を円滑に構築することができる人でないと、さらに仕事をするのが難しいと言えるのがカメラマンの仕事だと思います。
何よりも大切なのは、カメラで撮影をすることが好きということかもしれません。
テレビ業界の仕事のほとんどが、好きじゃないとできない仕事だと言えると思います。
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テレビ局で働く
弊社ライズプランニングではテレビ局で働いてくださる方を募集しております。
学生アルバイトの方も募集しており、実際にテレビ局の中で番組制作に携わっていただくお仕事ですので
将来テレビ業界に就職したいと考えている人は、ぜひ学生のうちから番組制作の現場で働いてみてください。
なかなかテレビ業界の仕事というのは情報が外に出ないものですので、実際に働いてみないとわからないことがたくさんあると思います。
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では今日はこのあたりで。