何かしらの広告を出稿しようと思った時に、企業が連絡をするのは広告代理店になります。
しかし普段別の業務に携わっている企業の方からすれば、広告業界というのは分からないことだらけだと思います。
根本的なところではあるのですが、広告代理店と広告制作会社の違いについて、
今回は話してみたいと思います。
広告代理店は枠取りをするところ
弊社ライズアドバートは広告代理店になります。
広告代理店はシンプルに言うと枠取りをするところです。
テレビCMの場合はテレビCMを実際に放送する時間枠を取るのが広告代理店です。
他にも色々なジャンルの広告代理店がありますが、どのジャンルの広告代理店でも「枠取りをする」ということは根本的に変わりません。
例えば電車の車内広告の枠を取る広告代理店もあるし、雑誌の広告ページの枠を取る広告代理店もあるということです。
一つのジャンルに特化している専門広告代理店もあれば、様々なジャンルを取り扱っている総合広告代理店と呼ばれる代理店もあります。
関連記事:広告代理店とは?CMをやりたい時、何をしてくれるの?
制作会社はCM素材を作るところ
対して広告制作会社はCMの素材自体を作るところです。
テレビCMで言えば実際に放送されるテレビCMの映像を作るところですね。
広告代理店と広告制作会社はまったく別のことをやっているということが分かるかと思います。
つまり、広告を出したいと思ったら制作会社と広告代理店の二つ会社に依頼をしないといけないわけです。
テレビCMの放送をする場合は、制作会社にテレビCMの映像を作ってもらい、広告代理店にCMを放送する枠を取ってもらう。
その上で獲得したCM枠の中でテレビCMを放送するということになります。
一度制作したテレビCM素材は、使用期限などがない限りは今後も使っていくことができるので、
素材が既にあるのであれば広告会社に枠取りをしてもらうだけでテレビCMを放送することができます。
つまり初めてテレビCMをやる時が一番大変なのです。
制作と枠取りを同じ会社でできることもある
基本的に広告代理店と広告制作会社は別のものというお話をしましたが、これを一緒に行っている会社もあります。
弊社もそうですが、広告代理店業務だけでなくグループ会社で広告制作も行なっているので、素材の制作と広告の枠取りをワンストップサービスでご提供することが可能です。
二つの会社それぞれとやり取りをしなくてよいというメリットの他に、余計な中間マージンがかからないという良さもあります。
他にも広告代理店に頼んだら、内容を把握した上で制作会社にこういう風に制作をしたいという形で制作を投げてくれる場合もあります。
こういった様々な形態があるので広告代理店と広告制作会社の違いがよくわからなくなってしまうのかもしれません。
基本的には広告代理店と広告制作会社は別物なのだという風に認識して頂ければ良いと思います。
枠取りと制作を一緒に進めると作りながら考査ができる
広告代理店が広告制作もできる場合は、本来二つの会社とやり取りをしなくてはいけないところを一つの会社で済むということと、余計な中間マージンがかからないので安く抑えることができるというメリットがありますが
それ以外にもう一つ制作をしながら、考査に通すことができるというメリットがあります。
考査というのはテレビ局の審査のようなものです。
素材考査と言って、「実際にテレビCMとして放送する映像素材に誤解を招くような表現がないか?視聴者が不快に感じるような内容になっていないか?」というような審査をするのが決まりとなっています。
ほとんどのテレビCMが素材考査で引っかかることはないのですが、例えば医療分野だったり、健康・美容に関わるような内容の場合はこういった考査の基準が厳しくなる傾向にあります。
引っかかった部分を編集して交差を通る形にするというやり方で通常は進めるのですが、
枠取りと制作を同時並行的にできる場合は、絵コンテという映像制作の下書き状態の時から考査を通すことができます。
もちろん最終的には出来上がった映像素材を改めて考査に通す必要があるのですが、
制作をしながらテレビ局にもアドバイスをしてもらえるという点で、二度手間にならないので、
こういった面でも広告代理店が広告制作もできることはメリットになると思います。
制作をする時の注意点
広告代理店で広告制作業務もできる場合でも、もちろん素材自体は他の制作会社で作って枠取りだけ依頼するということは可能です。
弊社でも他社様でお作り頂いた素材での枠取りを行うことはよくあることです。
ただし映像制作をする場合は注意点があります。
それはその映像自体の権利がどこにあるのか、使用期限はあるのかどうかということを先に確認しておくということです。
特に有名なタレントさんを起用する場合は、契約の都合上、映像に使用期限がつく場合があります。
先ほど一度制作した映像があればそれを使っていつでもテレビCMを放送することができるというお話をしましたが、
映像に使用期限がある場合はその期間中でしかその映像素材を使うことができなくなってしまうので注意が必要です。
特に今は、テレビCM素材を使ってそのままwebCMを流すということも多いと思いますので
使用期限や使用制限などについてはきちんと先に確認しておきましょう。
関連記事:テレビCMを制作してWEBでも配信したい時に気をつけたい権利の話



