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食品CMに欠かせないフードスタイリストの仕事

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弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。

グループ企業内で制作も行なっており、CM制作と放送枠獲得をワンストップサービスでご提供しております。

食品のCMを制作させていただくことも多いですが、その現場に欠かせないのがフードスタイリストさん。(フードコーディネーターと呼ばれることもあり、両者に明確な違いはありません)

今回は食品系のCMを検討されている企業さまや、映像制作の現場で働きたいと考えている方のために、フードスタイリストさんのお仕事について、掘り下げていきたいと思います。

フードスタイリストとは

フードスタイリストとは、「食」に関するシーンをコーディネートする仕事です。

CM撮影現場の例でお話しすると、例えば先日、私は冷凍食品のハンバーグを販売するCMを撮影する現場に入りました。

その場合、

  • どのようなお皿に盛るか
  • 付け合わせは何にするか
  • 一緒に並べるメニューは何にするか
  • テーブルクロスやカトラリーはどれにするか

といったことを決めて、演出をするのがフードスタイリストさんのお仕事です。

食品のテレビCM制作を行う場合は必ずこのフードスタイリストの方にも依頼を行います。

CM制作の現場を取り仕切るのは映像ディレクターですが、食品を綺麗に魅せる、ということに特化しているのはフードスタイリストですので、その部分はフードスタイリストの仕事になるんですね。

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実際どんなことをしているのか

フードスタイリストというお仕事を意識してこの写真を見ていただくと、「美味しそうだなぁ」と思う以外にも色々なことに気づくと思います。

例えばハンバーグの断面を見せて中のチーズがとろけでているのがとても美味しそうに見えますね。

チーズがとろけていることによって、温度感も伝わるかと思います。

さらにかかっているソースはトマトソースが使用されています。

ソースもデミグラスソースやおろしポン酢など色々なバリエーションがあります。

ソースを変えるだけで映像の見栄えもかなり変わるものです。

ハンバーグの後ろには付け合わせとしてにんじんとキャベツ、いんげんが置かれていますが、

これもにんじんのオレンジといんげんの緑がバランスが良いですね。

さらに、お皿にも気を遣っています。

丸皿にするか角皿にするか、色はどの色のものにするか。

ハンバーグのようなものだとソースの色もありますので、白の方が合うことが多いですね。

先日のCM撮影では家族で食べる優しい雰囲気を出すのに丸皿の方が良い、となりました。

このようにハンバーグがメイン商品でも、食品の場合はそれだけを撮影すれば良い、というわけではなく、

どのようにすれば一番美味しそうに見えるか、その商品を購入して食べるところを想像してもらえるか、ということを考える必要があるのです。

実際の撮影現場にもフードスタイリストさんには来ていただいて、キッチンが使用できるスタジオでの撮影となりました。

撮影が進む傍らで料理を作っていただき、盛り付けまでしていただきます。

ちょっとした盛り付けの角度などでも見え方が変わりますので、かなり細やかなお仕事だと感じます。

例えば盛り付けでも、ちょっとでもソースが飛び散ったりしたら細かくティッシュや綿棒で拭いたりなんかしているんですよね。

CM撮影の場合はかなり商品の近くで撮影するので、細かい部分まで綺麗にセットしなくてはいけません。

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フードスタイリストの働く場所

フードスタイリストとして働く場所としてはCM撮影現場以外にも、

  • 広告会社
  • 印刷会社
  • デザイン会社
  • 飲食店関連企業
  • 食品会社
  • 通販会社
  • 調理や栄養関係の学校講師

など、さまざまです。

今回はCM制作の現場の例をお話ししましたが、CMだけでなく

  • テレビ番組(ドラマなど)
  • 映画
  • SNS
  • 雑誌

などフードスタイリストが必要になる現場はたくさんあります。

また、雇用形態としては正社員よりも契約社員やフリーランスとして働いている方が多いです。お仕事自体がクリエイティブに近いもので、毎日あるお仕事というものではないですからね。

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企業が食品CMを撮影する場合はどうしたらいいの?

基本的にこういったフードスタイリストさんは制作側で依頼をしますので、企業さまの方で「絶対にこの方が良い」というご希望がなければ、手配をしていただく必要はありません。

CM制作の企画の段階でフードスタイリストさんに入っていただく必要があるかどうかはわかると思いますので、絵コンテが通って撮影日程が決まる頃には、フードスタイリストさんも確保できていると思います。

撮影にあたってはディレクター側でフードスタイリストと相談しながら、必要なものを決めていきます。

企業さまにもご提案をさせていただいて、どのような盛り付けや配置にするか、ということを相談していくことが多いです。

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長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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