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冠スポンサーとして、企業が番組を持つことは可能なのか

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弊社ライズプランニング[広告部]はテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。

テレビでの広告をご検討いただいている企業さまに、

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自社で冠番組のようなものを持つことはできるのでしょうか?

というようなご相談をいただくことがあります。

今回は企業一社が自社の番組を持つことは可能なのか、ということを解説してみたいと思います。

ちなみにテレビでは個人でCMを放送したり、番組を放送することは基本的にできません。

テレビCMは個人が放送することもできるの? 弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。 たまに、 アイコン名を入力 個人でもテレビCM...

一社提供番組

一社が提供、つまりスポンサーとなって番組を制作・放映することを一社提供と言います。

他にも冠スポンサーと言って、企業名を冠するテレビやラジオ番組を制作・放映したり、各種スポーツ大会や各種施設で企業名を入れることもありますね。

施設名で有名なところでいうと、

  • ZOZOマリンスタジアム
  • 味の素スタジアム

などがあるでしょう。

これらは命名権をZOZOや味の素が購入して命名されています。

現在放送されている一社提供番組の有名どころを見てみると、

  • 『キューピー3分クッキング』(月~土 あさ11時45分から11時55分)キューピー
  • 『おしゃれイズム』 (日曜日よる10時から10時30分)資生堂
  • 『国分太一のお気楽さんぽ』(月曜日から金曜日ひる11時25分から11時30分)楽天カード
  • 『おふくろ もう一杯』(水曜日21時54分から22時)東洋水産
  • 『気づきの扉』(金曜日よる11時10分から11時15分)ユニクロ

といったものが一社提供の番組です。

実はテレビで民放の放送が始まった頃は、ほとんどの番組が一社提供の番組でした。

内容的や形式的にも提供スポンサー企業が強く結びついているものも多く、タイムCMも60秒の長編が一般的で、本編の一部として扱われていたことも多かったです。

また番組本編からの繋がりで、スタジオの隅や舞台上で商品の実演を行う生コマーシャルというのが代表的な手法でした。

段々と制作費が高くなっていき、1970年代以降から複数社提供が一般的になっていったのです。

関連記事:テレビ番組のスポンサー料ってどれくらい?どんな仕組みなの?

一社提供のやり方

一社提供のやり方には様々なやり方があります。

テレビ局によって現状空いている枠がどこなのかというところにもよりますので、特定の枠をご紹介することはできませんが、

上記で紹介したような枠はほとんどがミニ番組枠です。

基本的には5分ものの番組で、長くても30分番組、という感じですね。

それ以外にも番組を分割して、冒頭の30分は一社提供とする、というようなやり方をしたり、

番組の特定のコーナーだけを一社提供のものにする、といったやり方もあります。

ただ最近はステマ規制なども厳しく、

公平公正な番組作りが求められていますので、やり方は少し厳しくなっているようにも思います。

番組を持ってその中でどんなことをしたいのか、ということを具体的にした上で、

テレビ局と相談しながら決めていくような形になるでしょう。

関連記事:番組のスポンサーになってテレビCMをするタイムCMのメリット

一社提供番組の金額

一社提供で番組を放送する場合、どれくらいの金額感になるのか、ということは気になるところだと思います。

まずテレビ番組を放送する際にかかってくる料金は、

  • 番組制作費
  • 番組放送費(電波料)

の2つになります。

番組制作は、

  • どんな出演者をキャスティングするか
  • ロケをどの程度行うか

といった内容によって変わってきますが、1本の番組を作るのに100万円以上はかかってくると思っておいたほうが良いです。

番組の型がある程度できて、レギュラーで放送していくのであればパッケージとしてもう少し安くなる可能性もありますが、これも内容次第ですね。

また、放送費はテレビ局によって異なります。

テレビ局は基本的に視聴可能人口が多い局は放送費が高くなります。

金額が高い順だと

  1. 東京キー局
  2. 近畿、中京テレビ局
  3. 他ローカル局/独立局/BS/CS

というイメージです。

番組を特番として単発でやるのか、それともレギュラーで週一や月一といった頻度でやっていくのかによっても変わってくると思いますが、

キー局でこれをやろうとすると最低でも放送料金に2,000万円ほどかかってくると思った方が良いです。

ただどうしてもキー局となると考査と呼ばれる番組の審査のようなものが厳しいです。

内容によってはそもそも放送できない、ということもあります。

それに対してローカル局や独立局、BS・CSといった衛星放送でしたら柔軟な対応ができるところが多いです。

電波料金は30分番組で1本あたり100〜200万円程度。

そこに制作料金が別途かかりますので、1回あたり200万円〜300万円程度と考えておくと良いかと思います。

その時のテレビ局の放送枠の空き状況やどのような番組をやりたいか、ということによってご提案できる放送枠も変わってきますので、ぜひお気軽にご相談ください。

その際、

  • ご予算
  • ご希望エリア
  • ご希望時期
  • イメージに近い番組

をお伝えいただけますと、ご提案をより早くさせていただきやすくなります。

関連記事:テレビCMを扱う広告代理店には何を依頼できるのか?

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長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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