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韓流ドラマが人気がある理由

韓流ドラマ
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ヨン様から始まって日本のお母さんおばあちゃん世代には韓流ドラマってものすごく人気が出て、


お昼前の時間帯には韓流ドラマが放送されていることもよくありますよね。

では韓流ドラマはこんなに人気が出た理由はなんなのでしょう?

韓流ドラマが人気が出た理由を考えるとともに
そこから学べる番組制作の秘訣について話してみたいと思います。

韓流のターゲット層

もちろん最初は、韓流ドラマが日本のターゲット層を考えて番組が作られていたわけではないと思いますが、
日本のとある層にとても人気が出て、今では韓流ドラマが日本のターゲット層を考えて制作されている時代だと思います。

番組とcmはターゲットから内容を考えるべきという記事でも書きましたが、このターゲット層を考える、ということは番組制作をする上でとても大切なことなんです。

今韓流ドラマが人気になっている層はズバリ「主婦層」ですね。

主婦層の特徴は

  • 女性
  • 30代〜60代がメイン
  • 平日の日中は毎日家にいることが多い
  • 忙しいのは食事を作る時間帯、食事の時間帯

こんな感じでしょう。

こういった主婦層にがっちりはまったのが韓流ドラマ、というわけです。

ではなぜ韓流ドラマがこのターゲット層にがっちりはまったのか、考えていきましょう。

韓流ドラマが主婦層にウケた理由

話数がいっぱいある

韓流ドラマって普通の現代の恋愛ものでも大体が20〜50話前後あるんですね。
しかもこれが歴史物の超大作ともなると全200話を越えるドラマもちらほらあります。

これはドラマの放送の仕方が日本と違うことに由来しています。

日本のドラマは週に1回1話放送されるのが普通ですが、
韓国ドラマは同じドラマが週に2回、つまり一週間で2話分放送されるんです。
なので韓国ドラマは2話ごとに大きな盛り上がりがあって、視聴者に来週のお話にも興味を持ってもらえるような作りになっている、とも言われています。

また日本のドラマは3ヶ月を1クールと呼び、クールごとでドラマのラインナップが変わる明確な改編期がありますが、
韓国には改編期がなく、視聴率が良ければドラマ全体の話数が増やされたりするんです。

全50話で考えていたものを視聴率がよかったら全60話にしてしまう、といったことが結構普通にあるんですよね。

さらに、韓流ドラマは一本一本も日本のドラマの尺よりも少しだけ長いモノが多いんです。

1時間15分だったり1時間半だったり。

日本はほとんどのドラマが1時間枠なんですが、韓流ドラマは話数によって尺が違ったりするんですね。

なので全体的に日本のドラマに比べるとボリューミーなんです。

ここが、ターゲットである主婦層に人気がある理由なんです。

主婦はお家にいる時間がものすごく長いんですね。

特に専業主婦の方はお家の中で家事をしているのがメインの時間の過ごし方ですから、その間って大体テレビがついてるわけです。

私もよくやるんですが、お家で一人で家事をする時はテレビをながら見してます。

テレビを見ながら洗濯をしたり洗い物をしたり。

最近のテレビの見方ってやっぱりながら見ですよね。

関連記事:テレビのながら見とcmの関係

そうしてなんとはなしにテレビを見ていると10時間とか結構余裕で見ることができちゃうんです。

これが日本のドラマだと1クール大体10話前後で話数が設定されて作られているドラマが多いので、
下手すると1日で全部見終わってしまうんです。

でも韓流ドラマだとそうもいかない。

長く楽しむことができるんです。
好きなドラマにはずっと続いてほしいと思ってしまうものですよね。

お話がドラマチック

韓流ドラマを見ていると本当にお話がドラマチックだなと感じます。

よく見かける設定が

  • 交通事故
  • 記憶喪失
  • 生き別れの兄妹
  • 不治の病
  • タイムトリップ

このような感じで、ものすごく「ありえない」ことがドラマにいっぱい盛り込まれているんですね。

しかもこのありえないドラマの巧妙なところは「ちょっとありえそうなありえない」なんですよね。

設定が現実とかけ離れすぎていないんです。

それとは対照的に日本のドラマは

  • 結婚、離婚問題
  • 探偵もの
  • 学園もの

など、日常を限りなく日常のまま切り取ったものが多いんです。

すると、やっぱり主婦層には刺激が足りないんですね。

とはいえ現実とかけ離れすぎていると感情移入できなくなってしまいます。

なので韓流ドラマの「ありえそうでありえない」が丁度いいわけです。

韓流人気から考える番組制作

韓流ドラマの特性は日本の主婦層にがっちりはまって瞬く間に人気になりました。

まさか韓国の制作側も日本の主婦層にあんなに受けると思って作っていたわけではないでしょう。

でも今では日本の少女漫画を韓流ドラマ化して日本でも放送する、というような明らかに日本のターゲットを意識した番組制作の仕方をしていますよね。

番組やcmを作る時はターゲット層がどんな生活スタイルをしているのか、
どんな時間帯にテレビを見るのか、
どんな内容が一番響きやすいのか、ということをどれだけ想像できるか、ということが視聴率に繋がっていくと思います。

関連記事:視聴率とcmの関係性

自分が作りたいものに信念をもつことはもちろん大切なことですが、
「どんなものが求められているのか」ということを考えることのできる視野をもつことが番組制作では必要になってくるのかなと思います。

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ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。







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