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テレビCMをする時の競合他社のリサーチ法

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弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。

今回は、テレビCMをする時の競合他社のリサーチ法について、解説してみたいと思います。

テレビCMに限らず、広告を打つ時は競合他社の広告出稿状況についてリサーチすると、広告出稿にあたっていろいろな仮説を立てることができます。

ぜひ活用してみてください。

競合他社のCM内容をリサーチし、差別化ポイントを探す

まずはCMの内容をリサーチします。

YouTubeなどの動画プラットフォームを検索すれば、競合他社のCMはネットで見られるものも多いでしょう。

競合他社について徹底的に調べたいけど、そもそも競合他社が複数思いつかない、という場合は、流行りのAIを使ってみるのも良いかもしれません。

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ネット上に自社のデータがそれなりに上がっている企業なのであれば、

「<企業名>と競合になる企業はどこですか?」というような質問を入れれば簡単に競合他社のリサーチをしてくれます。

URLを添えてエクセル表を作ってくれたりもしますね。

あまり自社のデータがネット上にないのであれば、

「こういう会社でこういう商品を売っているけど、競合になるのはどの会社ですか?」というような聞き方をすれば答えてくれると思います。

もちろん検索して探していくのも良いですが、データをまとめあげるのはAIの得意とするところなので、積極的に活用していってもいいと思います。

競合他社のCMを見つけられたら、それを見て感じたことを書き出してみる、などしていくと、考えを整理していきやすいです。

  • どんなCMなのか
  • どこが良かったか
  • どういうメッセージが込められたCMなのか

そしてその上で、「では、自社と差別化するなら、どうすればいいのか」ということを考えていきます。

良いと思ったところはもちろん真似すべきなのですが、

内容や雰囲気が似てしまうと、視聴者には「同じもの」と認識されてしまう可能性があります。

たまにCMのご出稿を検討されている企業さまから「競合他社のあそこのような雰囲気で作りたくて…」というようなご要望をいただくことがありますが、

むしろそれをベースにどこを差別化できるか、ということを徹底的に考えていかなくてはいけません。

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広告媒体媒体を比較する

競合他社がどの広告媒体を使っているか、さらにどのような使い方をしているか、ということも研究してみましょう。

テレビCMを放送している企業は、YouTubeやInstagramなど、SNSも活用しているところが多いです。

動画素材を作ると色々なプラットフォームに展開できるので、

競合他社の動向を探って、良いところはどんどん真似していくようにすると良いと思います。

また、媒体については使い方もリサーチしてみると良いでしょう。

例えばテレビCMの場合は、どのエリアでどのテレビ局を使って出稿をしているのか。

どの時間帯に放送しているのか。

この辺りは差別化してみても良いかもしれませんね。

あまり同じフィールドで戦わないようにした方が、新規顧客を獲得しやすくなる、という側面はあると思います。

関連記事:CM放送枠の選び方!広告代理店が解説する効率的なやり方とは?

広告ターゲットを比較する

出稿内容や放送条件などから、どこをメインターゲットにしているのか、競合他社の広告戦略の仮説を立ててみます。

同じジャンルの商品でも、男性と女性でターゲットが分かれていたり、

年齢層で差別化されていたり、とメインターゲットによって広告の作り方は大きく変わります。

例えばCM放送時間で言えば、

若い世代を中心に放送するなら平日の朝の時間帯や、夜の少し遅めの時間帯で放送をします。

それに対してファミリー層狙いなら土日を選んで放送します。

このように、ターゲットによって放送条件は変わってきますので、

競合他社のことを探りながら、自社の広告のメインターゲットについてもなるべく細かく決めるようにしましょう。

ターゲット層に合致する仮想的な人物像を広告業界ではペルソナと呼びます。

このペルソナを具体的に決めていくことも、CMをする上では重要です。

関連記事:テレビCM放映に向けたペルソナの設定の仕方

タレントの起用における注意

最後にタレントの起用について注意です。

テレビCMに出演していただくタレントさんには、基本的に「競合他社の同じジャンルのCMには出演しないでください」という取り決めを先に交わした上で出演の打診をおこないます。

そのため、競合他社のCMにすでに出演されているタレントさんにオファーをすることはできません。

逆を言えば、自社のCMに出演してもらうタレントさんには、競合他社のCMに出演しないようお願いすることができます。

そういったところもぜひチェックしてみてください。

つい先日も大正製薬のリポビタンD関連広告についてトラブルが起きておりました。

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こういった事例もあることを把握した上で、CMのキャスティングを考えられると良いと思います。

もちろんそのあたりは広告代理店にご相談いただければ、こちらからも内容に合わせてご提案をさせていただきます。

関連記事:CMに有名タレントを起用するメリットとデメリット

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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