弊社ライズアドバートは、テレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。
今回はレンタカーのCMをするならどんなCMがいいか、放送エリアや条件はどのように決めたら良いのか、ということを考えてみたいと思います。
最近は車を持たないという人も増えてきました。
都心に住んでいると絶対に必要というわけでもないので、出かける時だけレンタカーを使う、という人も多いですよね!
今回は、実際にレンタカーを利用している人の声を見ながら、どんなCMを作っていけば良いのか、ということを考えていきます。
レンタカーの利用場面は?
【レンタカーに関するアンケート調査】を見てみると、直近5年以内でレンタカーを利用した人の利用場面(複数回答)は、
- 国内旅行での、旅行先での利用…63.2%
- 遊び、レジャー(旅行以外)…17.3%
- 国内旅行での、出発地からの利用…9.8%
という結果になっていました。
また、自動車非所有者だけを見てみると、
- 遊び、レジャー(旅行以外)
- 国内旅行での、出発地からの利用
の2つの項目が高くなっています。
私も車は所有していませんが、直近でレンタカーを利用したのは沖縄旅行でした!
車がないと移動に困るような国内旅行の場合はやはりレンタカーが利用されることが多いですよね〜!
テレビCMでは視聴者の方に、CM映像を見て共感をしてもらうということがとても重要です。
CMを見て共感をしてもらえると、「自分だったら…」と考えてもらいやすくなるんですね。
その結果、それが消費行動に繋がってくる、というわけです。
なのでテレビCMをする時も、こういった利用シーンを想起させるような内容にしてみると良いかもしれません。
関連記事:CM制作をする時にヒアリングさせていただく5W1H
レンタカー会社はどんな視点で選ぶ?
同アンケートで、直近5年以内に国内でレンタカーを利用した人に、レンタカー会社選定時の重視点(複数回答)を聞いたところ、以下のような結果になっていました。
- 営業所へのアクセスの良さ…57.5%
- 料金が割安…53.8%
- 使い慣れている…25.2%
- 車のタイプの充実度…17.1%
- オンライン予約のしやすさ…16.9%
- 営業所の営業時間…16.8%
- カーナビの充実度…15.6%
- ETCが標準装備かどうか…12.6%
- 乗り捨て可能…12.2%
- 禁煙車・喫煙車…11.0%
- 保険・保険制度の充実度…10.6%
- トラブル時のサポート…9.6%
- 車の清掃やメンテナンス…9.4%
- 無料送迎サービスなど、付帯サービスの充実…8.9%
- スタッフの対応…8.5%
やはりレンタカーを使う方は営業所近くまで公共交通機関を使って移動して、その後車に乗る、という方が多いでしょうから、アクセスの良さは一番大切になってくるポイントですよね。
物理的な距離に関してはどうしても支店によって異なりますし、CMでは押し出しにくいポイントだと思います。
この結果を見ていると、車のタイプの充実度やオンライン予約のしやすさなど、「実際に使うにあたってどれくらい便利なのか」というところが重視されていることがわかります。
なので、テレビCMをする際は「実際にレンタカーサービスを利用する時にどんな手順で利用するのか」ということをレクチャーするようなCMにしてみると、興味を持ってもらいやすくなるかもしれません。
他のレンタカーサービスに比べて、どういったところが利用する際に便利なのか、というところをうまく押し出せるといいですね。
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レンタカーサービスに利用者が感じている不満は?
レンタカーサービスに利用者が感じている不満には以下のようなものがありました。
・利用できる車種が人気系のものが多いので、乗り慣れていないと扱いにくいこと。(男性35歳)
・返す時のガソリン満タン。借りた時は満タンじゃなかったのに。(男性39歳)
・空港の近くで借りる時に同じ飛行機の人が一斉に押し掛けるので、カウンターが混みあって受付に時間がかかり、その時間が勿体無い。(男性41歳)
・カーナビが古くて道路が載っていなかった。(男性58歳)
・営業時間が始まるのが遅い。もっと早ければより遠くまで移動でき、時間を有効に使えるので。(女性29歳)
・返却予定時刻より早く返却しても返金されない。(女性53歳)
実際に利用している人の不満の声を解消できるようなサービスなのであれば、それを一番に押し出したCMにするのが良いと思います。
- ガソリンを満タンで返却する必要がない
- 24時間対応
- かかる料金は借りた時間分だけ
というような押し出し方ができると、上記に挙がっている不満を解消できそうですね。
実際にレンタカーサービスを使ったことがある人が感じている不満はずっと記憶に残っているもので、
それを解消できるということが先にわかっていれば「また使ってみようかな」と思ってもらいやすいと思います。
また、そのポイントが競合他社との差別化ポイントにもなるでしょう。
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