CM・広告の仕組み PR

殺虫剤のテレビCMをする時に重視すべきことは?

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。

今回は、殺虫剤のテレビCMについて、考えていきたいと思います。

不特定多数が視聴するテレビ媒体では、殺虫剤のCMというのはなかなか表現が難しいところでもあります。

生活には必要なものですが、虫が苦手な人も多いですから、表現がリアルすぎるとかえってネガティブキャンペーンになりかねません。

殺虫剤を買う時に重視することは、「特定の害虫に効果があること」

殺虫剤人気ランキング2019年夏!殺虫剤の購入に関する実態調査という調査によりますと、

「あなたは購入する殺虫剤を選ぶ際にどんなところを重視していますか?」という設問では、

  1. 特定の害虫に効果があること…57.4%
  2. 価格の安さ…41.9%
  3. 人体に安全であること…36.5%
  4. 持続時間27.1%
  5. メーカー・ブランド…20.3%

という結果が出ていました。

全体の約6割の人が、特定の害虫に効果があること、という点を購入時に重視していることがわかります。

確かに自分が殺虫剤を購入する時のことを考えてみると、

大体特定の虫が先に出て、その対策として殺虫剤を購入することが多いなぁと思いました。

えいぞーさん

虫が出ないうちから殺虫剤を買うのではなく、むしろ虫が出たあとに殺虫剤を買う人の方が多いのではないでしょうか…!

テレビCMをする時は「どの虫に効くのか」ということを押し出した内容にすると、より効果が上がりやすくなるのではないかと思います。

これもリアルな描写すぎるとネガティブなイメージになりやすいので、バランスは難しいですが。

ちなみにテレビCMを放送する時は表現考査といって、テレビCMの内容が誤解を与える表現になっていないかを調べる審査のようなものがテレビ局側であります。

映像が出来上がってから初めてテレビ局に提出、という形だと、「表現がNGなのでここを修正してください」というような指摘が入る可能性もあります。

そのため、広告代理店とも連携して、できれば絵コンテ段階で一度考査にかけるようにしましょう。

もちろん映像が完成してからも考査はもう一度かける必要がありますが、絵コンテ段階でOKが出ている方が、スムーズに進むことが多いです。

関連記事:CM表現で配慮しなくてはいけないことを解説を解説

殺虫剤消費者のやや厳しいコメント

同アンケートでは、「市販の殺虫剤に対して普段思っていること」や「メーカーに対するご意見・ご要望」の記述欄がありました。

その中でもやや厳しいコメントには、

・スプレーした後に床掃除をしなければならないのが面倒

・パッケージが嫌。虫が嫌いなので、パッケージに絵が描いてあるところを触りたくない。

といった意見がありました。

こういったネガティブな意見は逆に商品を改善し、テレビCMで押し出すポイントとして良いかもしれません。

パッケージを極力リアルじゃないものにする、おしゃれな感じにしてみる。

或いは、スプレーしてもベタつかない、サラサラのまま!というような広告にしてみると、興味を持ってもらえるかもしれません。

またメーカーへの意見・要望としては、

・写真付きとかで、どういう虫に効くか分かりやすくして欲しい

・赤ちゃんにも安全なものかきちんと表記して欲しい。

・ペットに対して優しいものを作ってほしい。またペットに対して大丈夫かわかりやすくして欲しい。

という意見がありました。

やはりどの虫に効くのか、ということを気にしている方は多いようですね。

CMの中で虫の写真を入れるというのは難しいと思いますが、例えば「webサイトでどの虫に効くか詳しく解説しています!」というような文言をCMの中に入れてみる、というのは良いかもしれません。

また、赤ちゃんやペットがいる空間でも安心して使えるのか?ということは多くの方が心配されていることのようです。

CMの中で虫に殺虫剤を吹きかけるシーンを入れる時に、ペットや赤ちゃんが居る空間で演出をすると、「そういう家庭で使っても大丈夫な殺虫剤なのだ」ということが表現できるでしょう。

関連記事:CM制作の見積もり!どういうものにお金がかかるの?

面白いCMも多い殺虫剤業界

お笑い芸人さんに虫役をお願いしたり、

CMの表現そのものが面白い内容になっていたりと、

殺虫剤のCMはかなりエンタメ色が強いジャンルになっていると感じます。

えいぞーさん

私も殺虫剤のCMは見ていて思わず笑ってしまったものがあります笑

そういうCMは記憶に残っていますね〜

真面目に効果を説明したり、どんな虫に効くのか、ということを解説するよりは、

そもそもがネガティブなイメージのあるものなので、面白いものに仕上げる、ポジティブな印象に変えられるようなものにする、というのを目標にしてみても良いかもしれません。

ご予算に合わせて制作・放映プランをご提案させていただきますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

関連記事:CM制作をする時にヒアリングさせていただく5W1H

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

弊社ウェブサイト








    15秒30秒のスポットCM広告を出したいタイムCMを出したい見積もりが欲しい広告全般のご相談