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お正月にCMをやる企業の狙いと動向

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お正月は色々な世代の人がテレビを見ているものです。

今回はお正月期間中にテレビCMを行っている企業の狙いとその動向について、広告代理店である弊社ライズアドバートが解説してみたいと思います。

 

2020年お正月、企業別CM本数ランキング

 

ビデオリサーチは2020年1月6日に2020年の正月の三が日に関東地区で放映されたテレビCMの動向を発表しました。

これによると、企業別テレビCMの本数ランキングは以下のようになっています。

ランキング 企業 合計本数・合計秒数
1位 興和 507本・7605秒
2位 ダイハツ工業 342本・5130秒
3位 スズキ 302本・4530秒
4位 本田技研 220本・3465秒
5位 コナミホ-ルディングス 206本・3090秒
6位 東建コーポレーション 195本・2925秒
7位 ハウス食品 173本・2595秒
8位 スクウェア・エニックス 170本・2550秒
9位 小林製薬 153本・2295秒
10位 ハウスウェルネスフ-ズ 138本・2070秒

 

お正月だからこそテレビCMを多めに出向している企業も中には多くなっており、普段見ることがない企業のCMをお正月にたくさん見たという人もいるでしょう。

商品、サービス別のテレビCM放送ランキングは以下のようになっています。

ランキング 商品・サービス名 合計本数・合計秒数
1位 コナミホ-ルディングス (206本・3090秒)
2位 東建コ-ポレ-ション (195本・2925秒)
3位 ダイハツTantoCUSTOM (132本・1980秒)
4位 ダイキン工業 (119本・3570秒)
5位 LilithGames「RiseofKingdoms万国覚醒」 (114本・1710秒)
6位 アマゾンジャパン (109本・1710秒)
7位 オ-プンドアトラベルコ (107本・1605秒)
8位 U-NEXT (104本・1560秒)
9位 スクウェア・エニックス「星のドラゴンクエスト」 (101本・1515秒)
10位 コ-ワ「キュ-ピ-コ-ワゴ-ルドαプラス」 (100本・1500秒)

 

LilithGamesの「RiseofKingdoms万国覚醒」やスクウェア・エニックスの「星のドラゴンクエスト」など、

オンラインゲームサービスのCMが多くなっているのが2020年も目立ちます。

 

オンラインゲームサービスに関してはヒットするかどうかに依存してしまうところも大きいので、サービスが終了する事も多いですが、売上自体は上がっていると言えるでしょう。

関連記事:テレビCM出稿金額ランキング!大手企業はどれくらい出稿してる?

 

お正月にはBtoB企業のCMが多くなる?

 

お正月には実はBtoB企業のCMが多くなっています。

つまりあまり一般的な視聴者には馴染みのない企業名だけれど、その業界ではトップレベルのシェアを誇っているというような企業のCMです。

 

企業名を伝えるだけのCMだったり、イメージCMのようなものになっていたりすることが多く、

あまり馴染みが無い企業名のCMだと「どうしてお正月にわざわざテレビCMを放送しているのか?」と、疑問に思う人も多いのではないでしょうか。

 

実はBtoB企業というのは新規顧客を開拓するためにテレビCMを行っているわけではありません。

 

これらの企業は、BtoB企業ですので同じ業界の企業に対するイメージアップを狙うとともに、社員の士気を高めるためにテレビCMを行っているという要素が強いのです。

 

お正月は多くの人が自分の実家や親戚の家などで時間を過ごすことになるでしょう。

そういった時にテレビCMを放送できれば、社員は身内の席で「これは自分の勤めている会社だ」ということを話すことができます。

 

テレビCMを放送することができる企業ということで、良い印象を持ってもらうことができるでしょう。

 

新規顧客開拓や、採用のためのテレビCMというのは多く見かけますが、

すでにその企業と繋がりを持っている会社やその企業で働いている社員を大切にすることも事業を続けていくことでは大事なことです。

 

こういった理由からBtoB企業はお正月にテレビCMを放送することが多いのです。

視聴者からすると、お正月にテレビCMをしているBtoB企業はホワイト企業だという認識もされやすくなっているようです。

関連記事:BtoBサービスを行う企業がテレビCMをするメリットと戦略

 

お正月は放映料が安い

 

実はお正月というのは企業がCMを放送するのも躊躇するシーズンでもあります。

というのもお正月を含む年末年始の期間というのは企業自体もお休みになることが多く、実際にテレビCMを放送してもその期間中のデータを取ることができないという理由があるのです。

 

前述したようにBtoB企業で、企業のイメージアップや認知度の向上などを目指すのであれば、企業側がデータを取る必要はあまりないのですが

商品やサービスなどを販売するためにテレビCMを放送する場合は、テレビCMの放送によってどれほど効果があったか、データを取れるほうが良いですよね。

 

そのため販促のためのテレビCMは少なくなる傾向にありますのでお正月は実は方へ料金が安くなる傾向にあります。

その年によって変わってくるので広告代理店に問い合わせてみた方が良いですが、実はお正月はテレビCMの放送時期としてはおすすめの時期なのです。

関連記事:企業がテレビCMをする時、放送時期はいつがいい?

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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