テレビ局の面接というのは7次、8次ととてつもない長期戦になることが多いです。
テレビ局を検討している人はご存知の通り、倍率も数百倍から、キー局にいたっては数千倍になることもあります。
そんなテレビ局の面接を受けようと思っている就活生の方へ、
面接で聞かれる質問と、用意しておくべき答えについて書いていきます。
テレビ業界である理由
例えばテレビ業界に入りたい、と思ったきっかけが、「映像を作りたい」「誰かを笑顔にするようなものが作りたい」というものだった場合、
ではなぜ、たくさんあるエンタメ業界の中からテレビ業界を選んだのか?ということは必ず質問されると思った方が良いでしょう。
例えば面白い映像や人を笑顔にする映像を作りたいなら、テレビ業界じゃなくて映画業界でもいい。
制作側じゃなくて出演側でもいい。例えばお笑い芸人さんとか。
なんでテレビ業界なのか、ということに具体的に答えられるようにしておいた方がいいでしょう。
例えば「このテレビ番組に思い入れがある」だとか、そういった自分の体験から話を膨らませてもいいと思います。
関連記事:【就活】テレビ局の志望動機の書き方
番組制作会社ではなくテレビ局である理由
東京キー局の番組のほとんどは番組制作会社が制作していると言っても過言ではありません。
テレビ番組を作りたい!といってテレビ局に就職しようとする人は多いですが、実際にテレビ局に入ってから番組制作に携わることができる人は全体の約1〜2割程度しかいないんですね。
営業職や経理の仕事など、 一般的な会社と同じような仕事もたくさんあるのがテレビ局で、
テレビ局はだいたい技術部とアナウンス部以外は一般職として募集をかけるので、入社後にどの部署に配属になるか、という感じで
必ずしも希望した部署で働けるわけではありません。
だからこそ、「なぜテレビ局なのか」というところに答えられないといけないんです。
番組制作をしたいのであれば番組制作会社に就職した方が確実です。
番組制作会社に就職すれば、必ず番組制作の現場に携わることができますからね。
テレビ局で勤めたい強い理由がないと、面接を突破して行くのは難しいと思います。
関連記事:テレビ局への就職倍率とその採用方法
他のテレビ局じゃない理由
テレビ局の面接を受ける時は、それぞれのテレビ局を志望する理由もしっかりと考えておくと良いでしょう。
テレビ局同士はライバルですので、「他局ではなくなぜうちのテレビ局を受けるのか?」ということを聞きたがると思います。
テレビ局にはカラーがあり、そのテレビ局によって作っているものや掲げている目標も全くことなります。
とにかく最初は、どのテレビ局で放送されているのか、ということを意識しながらテレビ番組を見てみると良いでしょう。
あの番組はどこのテレビ局で、この番組はあのテレビ局…というようにわかるようになれば
おのずと、テレビ局のカラーも少し把握できるようになってくるのではないかと思います。
さらに余力があれば、どの番組をどんなスタッフが作っているのか、ということも見ておくと良いでしょう。
番組の終盤で必ずスタッフロールが流れるので、プロデューサーの名前くらいは見ておくといいかもしれません。
ほかにも色々な役職のスタッフが携わっているので、スタッフロールを見て、知らない単語を調べてみるだけでも勉強になると思います。
こういったことをやっていると、「このプロデューサーの作る番組好きだ!」というような発見もあるかもしれません。
さらに、テレビ局それぞれの公式サイトも参考になると思います。
どんな企業理念があるのか、どういった部署でどういった仕事をしているのか、ということも分析することができます。
関連記事:テレビ局の組織体系はどうなってる?
今後のテレビ業界について
今、テレビ業界は大きく変わりつつあります。
スマートテレビなども普及し始めて、インターネットとテレビの融合がめざましくなってきました。
SNSでの番組の評価をリアルタイムで流しながら作っている番組も増えてきています。
そんな中で、これからのテレビはどのようになっていけばもっと面白くなっていくのか。
そんなことも、面接で話すことができると
テレビ局側からは「これからのビジョンをしっかり見据えることができている」と思ってもらえるでしょう。
自分が将来どんな仕事をしていきたいのか、ということは面接のためだけでなく
自分がこれからやる仕事を充実させていくためにも、考えておくと良いことだと思います。
関連記事:テレビ業界の将来性とは?これから業界に入って大丈夫?
面接を受ける前に
就活の面接を受ける前に、
もしまだ就活までに時間が残されているのであれば、テレビ局でアルバイトをすることもできます。
また公式サイトなどをのぞいてみれば見学の案内が出ていたりすることもあります。
テレビ局の中のことはなかなか想像するのが難しいと思いますので
一度現地を見にいってみて、体験してみる、というのもいいでしょう。
関連記事:番組制作のバイトが学生のうちからできる!?そのメリットとは。
では今日はこのあたりで。