毎日の料理に欠かせない食品用ラップ!
今回はこの食品用ラップのテレビCMをする時に考えたいことをまとめていきたいと思います。
消耗品はなるべく安いものがいい…安いものがいいけど、使い勝手が悪いものだと毎日使うので疲れる…!という葛藤がありますよね。
食品用ラップは商品よってかなり使い勝手が異なる商品だなと思っています。
【サランラップは登録商標】
ちなみに私たちは食品用ラップのことをサランラップと言うことが多いですが、
実はサランラップは登録商標で、サランラップを商品として販売し始めたサラ(Sarah)とアン(Ann)という女性2人の名前からとられています。
よく「®︎」というマークを見かけると思いますが、これは登録商標を表しているアールマークと呼ばれるものです。
サランラップもこのアールマークがつく、商標登録された指定商品なんですね。
そのため一般名称で言うと、「食品用ラップ」が正しくなります。
ちなみに「NEW クレラップ」も登録商標です。
食品用ラップを選ぶ時に重視するポイント
【食品用ラップ選びで重視するポイント】についてアンケート(アウトドアメディア TACKLE NOTE/2023年10月実施/回答者数女性66人、男性34人、計100人)を見てみると、
食品用ラップ選びで重視するポイントは?という設問では以下のような結果が出ていました。
- 価格…25
- 切りやすさ…21
- メーカー・ブランド…17
- 密着性…15
- 破れにくさ…9
- 熱への強さ…4
- サイズ・長さ…4
- 巻き戻りしない…3
- 食器からの剥がしやすさ…1
- 刃の素材…1
回答者の意見としては、やはり消耗品だから安いというのを重視して使いたい、という意見が多かったです。
また、2位にランクインしている「切りやすさ」については、
切れないとストレスに感じるし、うまく切れないとぐちゃぐちゃになってしまい、結局無駄になってしまうことが多い、という意見が多かったですね。
テレビCMをする時は「切りやすい」ということを全面に押し出してCMしてみるといいかもしれません。
また、よく切れることによって、無駄がなくなる、ということをアピールするのもいいかもしれませんね。
安いけど切れないラップよりも、多少高くても切れるラップの方が経済的である、というアピールができると、値段勝負にならなくて良いかもしれません。
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ラップでよく包まれるものは?
行楽弁当と食品用ラップフィルムに関する意識調査の結果(株式会社プラネット)を見てみると、
ラップで保存するのに良い食品として、以下のようなものが挙げられていました。
- ごはん
- 肉
- おにぎり
- 魚
- 野菜
- バナナ
- 果物
- パン
- サンドイッチ
- とうもろこし
一番ラップが使われている食材は圧倒的にごはんだということが分かります。
このため、テレビCMを放送する時も、ごはんを包むようなシーンがあってもいいのかなと思います。
どのようなシーンでどのようにして使うのか、ということが映像表現の中に盛り込まれていることによって、
視聴者は「これを買って、使った時の自分」をイメージしやすくなります。
それをイメージしてもらえると購買に繋がりやすくなりますので、実際にラップを使用しているところを映像で見せるのも一つの選択肢でしょう。
また、食品用だけでなく、ラップの使い方はさまざまです。
例えば、
- 傷の保護目的で使う(傷口にラップをしてお風呂に入る)
- 痩せたい部分にラップを巻いて運動する
- カラートリートメントをする時に色が浸透しやすいようにラップを髪に巻く
- ガスコンロがある壁面のタイルに貼る(汚れたら剥がす)
- キッチンシンクやステンレスなどを磨くとき、丸めたラップに研磨剤をつけて磨くとスポンジよりもきれいになる
- 絵を描くときに使う
- 荷物を送るときの固定用に使う
などなど。
ラップというと食品に使うもの、というイメージが強いですが、意外なことに使えたりするもので、実はそういった食品用以外の使い方をしたことがある人も少なくないと思います。
既存のラップのテレビCMも食品用をイメージするものが多いですので、こういった変化球を考えてみるのもいいかもしれませんね。
視聴者の印象には残りやすくなると思います。
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CM放送エリアは?
食品用ラップの場合はどこでも購入できると思いますので、全国が対象になると思いますが、
テレビCMを初めてやる場合は最初から全国で放送するのはあまりおすすめできません。
というのも、全国CMの場合は数千万円単位で予算が必要になるからです。
できれば最初は地方局など狭いエリアで放送してみて、リアクションを見ながらCM内容をブラッシュアップしたり、放送条件を変えて試行錯誤して見た方が良いです。
ちなみにポリ袋・ラップの1年間の使用金額の都道府県ランキングを見てみると、
- 島根県
- 佐賀県
- 山形県
- 京都府
- 茨城県
- 長野県
- 秋田県
- 千葉県
- 宮崎県
- 沖縄県
といったランキングになっていました。
関東・完済・中京エリアは広域圏と呼ばれる、テレビ放送域が複数の都道府県にまたがるエリアですので、ここもある程度予算が必要なエリアです。
それらを抜かして考えると、佐賀県や秋田県などでまずはCMをしてみるといいかもしれません。
ローカル局は数十万円程度から放送ができるところがたくさんありますので、そういったエリアでまずは試験的にCMを放送してみるといいかと思います。
ご予算やCM目的に合わせてプランをご提案させて頂きますのでぜひお気軽にご相談ください。
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