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朝の情報番組はどうやって制作されている?制作会社が解説!

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弊社ライズプランニングはテレビ局出向型の番組制作会社です。

主に情報・報道番組の制作を担当しており、テレビ局の中の制作現場で働いていただくような形の番組制作会社となっています。

複数の朝の情報番組の制作も担当しておりますが、今回はこの朝の情報番組がどのように作られているのか、ということを解説していきたいと思います。

番組制作には多くの人が関わっている

番組を見ているだけだと出演者として映っているのは十数人程度ですが、朝の情報番組にはたくさんの人が関わっています。

その数は100人以上となる現場も多く、中には200〜300人ほどの人が関わっていることもあります。

情報番組は帯番組とも言われるように、月曜〜金曜まで同じ時間帯で毎日放送されているものが多く、

多くの番組は「月曜担当」「火曜担当」のように曜日ごとでチームが組まれていることが多いです。

朝の情報番組でも、曜日によって出演者の顔ぶれが変わるようなものも多いですよね。

曜日ごとに担当のディレクターやアシスタントディレクターがいますので、同じ番組内でも、カラーが少し違ったりするものなのです。

関連記事:情報番組、報道番組を作る制作会社の特徴

放送直前まで最新の情報を集める

情報番組はその名の通り情報が命の番組です。

ロケ映像が入ることは多いですが、そのロケも旬の映像である必要があります。

例えば「開店したばかりのお店なんです!」というロケ映像を開店から2週間後に流すわけにはいかないですよね。

他にも前日のニュースやスポーツの情報をなどをまとめて、わかりやすく放送する必要があります。

朝の情報番組というのはこれから1日をスタートする人にとって情報を入れるためのツールでもあります。

だからこそ、必要な情報が明確に短時間でわかりやすく入ってくるような番組にしなくてはいけません。

放送自体は朝の時間帯になりますが、そこに間に合わせるために、番組が始まる前の夜中や早朝から仕事を始めるスタッフも大勢います。

VTR制作スタッフはニュースやスポーツなどの素材を編集して、前日の情報をまとめたVを制作します。

さらに朝刊が届いてからは朝刊をチェックして話題のニュースをチェック。

出演者の多い朝の情報番組は、スタイリストがかなり早めに入って、衣装の準備なども行います。

2時〜3時頃にVTRのチェックや台本の作成などの準備が進められ、アナウンサーなどが出勤。

読む原稿が当日出来上がるのでチェックはギリギリまで行います。ニュースは臨時で入ってくることもありますので、直前や本番中に差し替えになることもあります。

多くの方がまだ眠っている時間帯から、朝の情報番組の準備はスタートしているんですね。

関連記事:情報番組のADの仕事!他の番組とはどういうところが違う?

放送中の現場で活躍する人

スタジオにはカメラが複数台あり、基本的には4台程度。

それぞれにカメラマンがつき、事前の打ち合わせの流れで撮影を行います。

朝の情報番組はスタジオからの生放送ですから、編集は入りません。

つまりここでのカメラマンのカメラワークがそのまま撮影に反映されるわけです。

かなり緊張感が漂いますね。

複数台あるカメラはどのカメラが映している映像を使うかということをサブと言われる副調整室で決めて切り替えを行なっています。

ここの仕切りを行っているのはオンエアーディレクターです。

オンエアーディレクターからの指示を受けて実際にカメラの切り替えを行なっているのはスイッチャーと言われる役割の人です。

生放送で進行する情報番組は、進行がとても難しいです。

この時間までにこのニュースをいれて、この時間からはこのVTR、この時間からはお天気で…と段取りは組んであるものの、途中で別のニュースが入ってくることも。

現場では進行に合わせて進められるよう、演者もアナウンサーも必死です。

それらをカンペなどを使って管理していくのがフロアディレクターのお仕事です。

全体の時間の進行を見るのにタイムキーパーという時間を管理する仕事もあります。

タイムキーパーは細かな部分をマネジメントしていく仕事で、女性が担当していることも多いです。

CM中はセットの入れ替えやコーナーの確認などを行います。

このCM中はテレビを見ている人にはわかりませんが、休憩できる時間、というわけではないんですね。

かなりバタバタ動いていることが多いのです。

また情報番組に欠かせない交通情報、お天気情報ですが、

交通情報を調べる専任のスタッフや、お天気カメラを担当する専任スタッフがいます。

関連記事:お天気コーナーってどうやって作ってるの?

朝の情報番組は生放送のものがほとんどですから、制作のスケジュールも見えやすく、おやすみもまたとりやすいというメリットがあります。

未経験で業界に入る場合は、仕事に慣れるまでは情報番組制作で経験を積む、というのがおすすめです。

えいぞーさん

アーティストや芸人さんがスタジオに来てくれることも多いので、色々な経験が積めるというメリットもあります!

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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