【Dインタビュー】ADの時の悲惨なロケ撮影!頂上では電波が通じないのです…
弊社ライズプランニングはテレビ局出向型の番組制作会社です。
主に情報・報道番組の制作に携わっています。
今回は実際に現場で働かれているスタッフさんへ、インタビューをさせて頂きました!
ご本人談をぜひお楽しみください。
AD(アシスタント ディレクター)になりたての頃のこと。
霧と涙の下山、あんな辛かった経験はないです。
罰ゲームで山の頂上に行くことに
まだ駆け出しのアシスタントディレクターの頃の
バラエティ番組のロケ(ロケーション撮影)でのこと。
番組の中の罰ゲームでタレントさんが近くの山の頂上に行って写真を撮ることになりました。

アシスタントディレクターとしての仕事は重い機材を持ち、山頂に着いたらまず下にいるスタッフに電話をかけ、そして映像を撮ってくること。
天気が良ければ40分ほどで登れる山で、そんなに厳しいものではありません。
ただ、運悪く途中から雨が降ってきました。
おそらく天気によってこんなに状況が変わるとはその場の誰も予想できなかったんだと思います。
道はぬかるんで歩きにくいし、重い機材がずっしりとのしかかり、いくら若いとは言え、それはそれはきつかった。
当然ですけどタレントさんもどんどん機嫌が悪くなる…
どろどろになりながら、それでもようやく頂上にたどり着きました。
電波が通じない!
そもそも登るのにも予定の2倍以上の時間がかかっていました。
ところがようやく着いた山の頂上で電話をかけても電波が通じない。
今でこそ山は場所により電波が届かないということが一般的に知られるようになりました。
でもその頃はまさか電話が繋がらないとは誰も思わなかったのです。
仕方なく映像を撮影して下山し始めました。
その間ずっと、タレントさんはやり場のない怒りをぶつけてきます。
下りはさらにひどい状況でした。
雨は強くなるし、霧まで出てきて
霧の怖さを思い知ったのはこの時です。
すぐ先も見えにくく、道も分からない状態。
このまま帰れないのではないかと、涙がボロボロ出てきて、どうしようもなかった。
さすがにタレントさんも危機を感じて、離れないようにしながら必死で一緒に歩いた。
戻ったとたん怒鳴りつけられる
それでもなんとか下山しました。
すると、いるはずのないプロデューサーやら、お偉いさん達までいて
どうしたんだろうと、もうろうとした頭の隅で考える間もなく
「なんで連絡しないんだ!!」といきなり怒鳴りつけられ
死ぬんじゃないかと思った恐怖と、安堵感と、
怒られてわけがわからないのとで、もう気持ちはぐちゃぐちゃだった。
いつまでたっても連絡が無いので、遭難したと思ってレスキュー隊を頼むか、救急車を呼ぶか、下では大変な騒ぎになっていたのです。
涙と泥まみれの私は「電波が通じなくて…」と話しました。
山頂からの映像は美しかった
この経験は10代で学生をやりながら、仕事をしていた時のこと。
こんな辛い思いをしたのになぜ辞めなかったのか、と聞かれました。
実はその時初めて私が撮った映像が放送で使われたんです。
頂上で撮った映像。
それがものすごくきれいだった。

自分が撮影した映像がこうやってテレビを通して流れて多くの人が見るんだ、と感じた瞬間でした。
今でもその時の写真は取ってあって辛い時は時々見ています。
ちなみにその時一緒に下山したタレントさんとは今でも、時々会うと思い切りハグをする仲です。
あの時は本当に辛かった。
あの辛さがあるからずっと頑張れているのかもしれません。
(札幌 情報ディレクター)
素敵なお話をありがとうございました!




