クレンジングのCMをする時はどのようなCMにすればいいのでしょうか?
また、どんな放送方法が効果を上げやすいのでしょうか?
今回はテレビCMをメインに取り扱う広告代理店のライズアドバートが、クレンジングのCMについて考えてみたいと思います。
一般消費者のクレンジングの選び方
「メイク落とし」に関するアンケートによると、メイク落としのこだわりたい点については、
- 保湿力が高い・水分を奪わない…50.8%
- 刺激が少ない…49.0%
- 洗浄力がある…48.3%
- 簡単に落とせる…48.2%
- 価格が安い…39.5%
という順になっていました。
どれも大切なポイントですね〜
自分がメイク落としを選ぶ時は、とにかくクチコミをたくさん見て、肌に優しそうなもの、かつメイクをなるべくしっかり落とせるものを選ぶようにしています…!
テレビCMをする場合は、どのポイントが一番押し出したいポイントなのか、ということを決めて、それをとにかくアピールするCMに仕上げた方が良いでしょう。
商品には良いポイントがたくさんあるとは思うのですが、できれば一番押し出したいポイントを決めて、CMで伝えることは1つに絞った方が良いです。
というのも、テレビCMは15秒か30秒の尺が一般的ですが、
クレンジングのように、どのような用途に使われる商品なのか、ということが一般的に認知されている商品であれば尺は15秒にすることが多いです。(逆に使用するのに説明が必要だったり、企業イメージをストーリーを使ってCMする場合は30秒を選ばれる企業さまが多いです)
15秒の中にも情報は詰められるのですが、あまり情報が多すぎるとかえってわかりにくいCMになってしまい、視聴者にとって「よくわからないCM」になってしまいかねません。
CMを作る時はそのCM1本だけのことを考えて作っていきますが、
視聴者は番組の間のCMがたくさん流れている時間で、たくさん見るCMの中の一つとしてそのCMを見るわけですから、
やはりその中で記憶に残るCMにする、というのはとても難しいことなのです。
なので、CMでは「何を一番に押し出すか」ということを最初に一つに決める、ということをおすすめしています。
関連記事:CMの成功事例を広告代理店が紹介します
メイクをしている人の年代
同アンケートによると、ふだんメイク・お化粧をしているかどうかについて、
している人の割合は、
- 50代…67%
- 30代…66.5%
- 60代…60%
- 40代…59.7%
- 20代以下…58.4%
- 70代以上…57.6%
と、意外にも年齢が上の世代の方が日々メイクをしているということがわかります。
クレンジング商品それぞれでターゲット層はあると思いますが、どの年齢に使われる商品なのか、ということを考えることはテレビCMをする上でもとても重要です。
どのような番組のスポンサーになるか、
またどの時間帯でテレビCMを流すか、というのはターゲット層が決まっていないと決めることができません。
できれば年齢だけでなく、職業や家族構成など、詳細なペルソナを思い浮かべられた方が、よりテレビCMをする時の条件の決定もしやすくなるでしょう。
関連記事:テレビCMをする時のターゲット層の決め方
CMの放送枠について
テレビCMを放送する時は、
- 特定の番組のスポンサーとなって、毎週その番組の中でテレビCMを放送するタイムCM
- 特定の番組のスポンサーにはならずに、時間帯幅を指定して、その時間帯の中で番組問わずランダムにCMを放送するスポットCM
の2種類があります。
例えばターゲット層ががっちりはまっている番組があるのであれば、その番組のスポンサーになれば、
その番組のファンで毎週番組を見ている、という視聴者には繰り返し同じCMを見てもらいやすくなるので、記憶にも残りやすいでしょう。
ただタイムCMの場合は競合他社がすでにスポンサーに入っている場合はスポンサーとして入ることはできないですし、
基本的には2クール(6ヶ月)からの出稿が基本となります。
初めてテレビCMをする場合は、最初はスポットCMでリアクションを見て、
そこから改善できそうなポイントを改善して、タイムCM、という風に段階的にCMをされる企業さまが多いです。
関連記事:テレビCMの目的に合わせてタイムCMかスポットCMかを選ぶ
CM放送エリア
ご予算にもよりますが、最初から全国でテレビCMをする、という企業さまは少なく、
放送エリアに関しても、最初は限定的に放送して、そこから順次エリアを拡大していき、最終的に全国放送にする、というパターンが多いです。
最初にCM放送の試験的エリアとして使われやすいのが
- 北海道
- 宮城
- 静岡
- 福岡
といったエリアです。
これらのエリアは100万円〜150万円程度からテレビCMを放送することができ、
データをとるのにちょうどいいエリアなんですね。(CM素材制作料金は別にかかります)
消費者層からエリアの親和性を考えて、これらのエリアから最初の試験エリアを選んでみるといいかもしれません。
関連記事:テレビCM、100万円あったらどんなことができる?
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