最近は音楽に始まり映像を配信サービスから洋服までサブスクリプション型のサービスが本当に増えてきました。
自動販売機までサブスク型になるかもしれないというニュースを見て驚いたところです。
こういったサブスク型のサービスを提供するにあたってテレビCMを検討している企業様もいらっしゃると思いますが、
サブスク型のサービスをCMする時にはどのような内容にしたら良いのでしょうか?
その広告戦略について広告代理店である弊社ライズアドバートが考えてみました。
なるべく安く見せる
まずは数字的な所のインパクトを狙うと良いかと思います。
サブスク型のCMと言うと、欅坂46が出演していたメチャカリのCMが印象的でした。
サービスに加入すれば最初の3か月は月額39円(税別)というのを打ち出していたんですね。
サブスク型の場合はサービスを継続してもらうことが重要ですから、最初の数ヶ月は料金を抑えたり無料にしているようなサービスも多いと思います。
テレビCMで打ち出す場合は注意書きなどが必要になってくる部分ではありますが、その後基本料金が変わることなどをきちんと説明しているのであれば特に問題なくテレビCMを放送することができますので
なるべく安く見せるための仕掛けというのは行ってもいいのではないかなと思います。
Amazonプライムなんかも年会費は税込で4900円ですが、これも月額にすると400円以下になります。
そういった見せ方をするのもアリでしょう。
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見えないサービスをどう見せるか
サブスク型のサービスというのは目に見えないサービスを提供するものがほとんどだと思います。
そのため伝わりにくいCMになってしまいがちという側面があるでしょう。
なので、そのサービスを使うことによってどのような嬉しいことが起こるのかということを想像しやすいテレビCMないようにするのが良いと思います。
人は消費行動をする時、購入する前にそれが手に入った後の自分のことをイメージするそうです。
そのイメージが具体的であれば具体的であるほど消費につながりやすいと言えるでしょう。
動画配信サービスであればどのようなラインナップが見放題になるのかということを見せたり
そのサービスでしか提供していない独自コンテンツを打ち出しているものが多いですね。
サブスクがお得に見えるような内容にする
サブスク型のサービスというのは定額を払うことによって、サービスが使い放題になるものです。
つまり「普段お金をかけているものがこのサブスク型のサービスに入ればお得になって節約することができるかも」という思考にたどり着くことができれば契約してもらえるでしょう。
そういった部分をなるべく具体的にするようなCMないようになっているといいですよね。
自動販売機のサブスクサービスというのも「毎日そこで飲み物を買っている人」からするととても画期的なサービスだと思います。
普通にいつも通り行なっている消費活動がよりお得になるということがサブスクサービスの目玉になるのではないでしょうか。
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ターゲット層を明確に
サブスク型サービスではターゲット層どこに売っているのかということがある程度明確になっているものが多いかと思います。
テレビCMをすることによって幅広い年齢層にアプローチしたいという意図があるのはどの企業も同じですが、ターゲット層がある程度絞られているのであれば逆にターゲット層を明確にしたテレビCMにしてしまった方が印象には残りやすいと思います。
特にネットで提供することができるサービスに関しては全国が対象となり、対象者が多くなるためテレビCMも抽象的なものになってしまいがちなのですが
ターゲット層が明確なCMの方が逆にそのターゲット層から外れている人の記憶にも残りやすかったりするものです。
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ネットへの誘導もしっかりと
サブスク型のサービスを利用するのは若い世代が多いと思いますが、インターネットに親しみがある世代というのは基本的に興味を持った者に対してはネットで調べてから実際にお金を払います。
なのでテレビCMをする上ではネットの戦略も同時に考えなくてはいけないですよね。
テレビCMの最後に「〇〇で検索!」というような文言を入れてリスティング広告を行う企業が多いです。
様々なサービスを手掛けているのであれば公式サイト以外にランディングページも作っておいた方が良いと思います。
またテレビCMで放送した映像はwebCMとして動画広告を行うのも効果的です。
テレビCM放送期間中の広告効果を高めるためにもインターネット上でどのような戦略を展開するかということもしっかりと考えていきましょう。
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