弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。
今回は電子レンジのテレビCMをする時にどんなCMにしたらいいか、実際のユーザーアンケートを見ながら考えてみたいと思います。
自炊をあまりしない、という方でも電子レンジは絶対に必要な家電ですよね!私も毎日使っています。
電子レンジで使われている機能
【電子レンジの利用 】に関するアンケート調査(第6回)(マイボイスコム株式会社/2022年9月実施/10,186件回答)を見てみると、所有している電子レンジのタイプは「オープン・トースター機能付きのタイプ」が42.9%で最多。
所有している電子レンジに、時間を指定して温める機能以外についている機能は(複数回答)、
- 飲み物を温める
- 生解凍・半解凍
- ちょうどよい温度に自動で温める
という結果になっています。
生解凍・半解答は私もよく使います!
こういった機能の中で目新しい設定がある電子レンジに関しては、
それを押し出したCMにてしみるといいかもしれません。
CMを放送する時は「押し出す内容を一つに絞る」ということがとても大切です。
ついつい商品のポイントをたくさん入れてしまいがちなのですが、アピール内容を一つに絞ることによって、よりシンプルで記憶に残りやすいCMになります。
逆に内容を詰め込みすぎると、煩雑すぎてなかなか覚えられないCMになってしまいがちなんですね。
時間的には通常テレビCMは15秒か30秒なので、詰め込もうと思えば情報は複数詰め込めるのですが、内容はシンプルに、視聴者に覚えてもらいやすいものにするのが鉄則です。
食材調理に電子レンジが使われる理由
同アンケートにおいて、「電子レンジで食材を調理する理由は(複数回答)」という設問では以下のような結果が出ていました。
- 「短時間で調理ができる」81.5%
- 「下ごしらえに便利」41.5%
- 「キッチンコンロと並行での作業ができ効率的」40.1%
- 「手順が簡単」38.3%
- 「鍋を使わずに済む(後片付けが楽)」「火を使わないので安全」29.2%
- 「少量の調理に便利」27.8%
- 「キッチンが暑くならない」21.0%
この結果を見ると、「短時間で調理ができる」という回答が突出していることがわかります。
料理をする時間を短縮できたり、手間がかかる作業をレンジで簡単にできる、というような謳い文句も、電子レンジのCM内容としては良さそうです。
ちなみにこの設問では、女性において
- 「キッチンコンロと並行での作業ができ効率的」
- 「鍋を使わずに済む」
- 「下ごしらえに便利」
- 「少量の調理に便利」
といった意見が多く見られました。
やはり電子レンジを日常的に使う人は自炊をする女性がメインになるかと思います。
ユーザーのボリュームゾーンは自炊をする女性となりますが、
あえて独身男性層を狙ってみたり、高齢者向け、というような商品を出してみるのもいいかもしれません。
CM内容と同様で、ターゲットに関しても絞れば絞るほど印象的なCMにはしやすいです。
関連記事:テレビCMをする時のターゲット層の決め方
電子レンジを選ぶ時の重視点
同アンケートで電子レンジ購入時の重視点(複数回答)を聞いたところ、以下のような結果が出ていました。
- 「価格」68.8%
- 「操作のしやすさ」51.7%
- 「メーカー・ブランド」「本体の大きさ」各4割強
価格に関してはテレビCMではアピールしにくいですが、操作のしやすさや本体の大きさといったところはCMでも押し出しやすいポイントです。
こういったところを全面に押し出したテレビCMにしてみるといいかもしれません。
ちなみに、「本体の大きさ」「操作のしやすさ」「手入れのしやすさ」は女性高年代層、「デザイン・色」は女性若年層で高い傾向となっています。
これらもターゲットに合わせて考えてみるといいかもしれません。
関連記事:CM制作をする時にヒアリングさせていただく5W1H
テレビCM放映予算
テレビCMは高いもの!というイメージをお持ちの方が多いと思いますが、テレビCMにはやり方がいろいろあり、予算に合わせてプランを組んでいくことが可能です。
例えば放送するエリアによって以下のように大きく料金が異なります。
- 関東エリア…2000万円程度〜
- 関西エリア…1000万円程度〜
- 中京エリア…500万円程度〜
- 地方局…50万円程度〜
まずは中京や関西エリアで試してみたり、
静岡や福岡、北海道など、ある程度人口がいて、100万円前後で効果検証できる程度のCMを放送することができるエリアで試される企業さまが多いです。
まずは限定的な地域からCMの放送を始めて、ABテストを行い、内容を少しずつブラッシュアップさせてから全国放送へとステップアップしていけるといいのかなと思います。
ご予算や内容に合わせてプランをご提案させていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。
関連記事:CM予算ごとに、できることを紹介します!