テレビCMを見ていると季節を感じるテレビCMがたくさん流れていることに気づくと思います。
特定の季節を狙ってテレビCMを放送したいという企業様も多いです。
では季節感を大切にしたテレビCMを放送する際にどのような戦略を立てればいいのでしょうか?
またどのようなことに注意すれば良いのでしょうか?
広告代理店である弊社ライズアドバートが解説してみたいと思います。
季節を感じるCMの色々
季節を感じるCMと言うとどのようなCMが思い浮かぶでしょうか?
少しおさらいしてみたいと思います。
虫除け
夏によく見るCMで虫除けのCMは印象に残りやすいのではないでしょうか。
うだるような暑さを表現していたり、蚊の飛ぶ音を効果音として入れているようなCMは表現としてもとてもわかりやすいCMになっていると思います。
ただし虫に関してはあまりにも細かく表現しすぎてしまうと逆に印象が悪くなってしまうものでもありますので、どこまでデフォルメして伝えるか
もしくは蚊の飛ぶ音だけにして虫自体はあまり表現しない、など配慮が必要になってくるかとは思います。
ディズニークリスマス
ディズニーランドのクリスマスシーズンのCMは特に記憶に残りやすいかと思います。
ディズニーランドは季節ごとに催しが変わるので、季節ごとにCMを変えているのですが、特にクリスマスはイルミネーションをメインにしたドラマチックなCMになっていますよね。
どのような年代の人にも楽しんでもらえるように家族が映し出されているものが多いかと思います。
ビール
夏といえばビールのCMが多くなる時期です。
ビールは1月から3月の間が一番売れ行きが悪く、4月から12月にかけて平均的に売り上げが良い商品です。
やはり売り上げが伸びる時期にテレビCMをするのが効果的でしょう。
ただしアルコール依存症の方への配慮などで規制が厳しくなっている分野でもありますので注意が必要ではあります。
関連記事:アルコールのCMで禁止されいている表現や注意するべきこと
三ツ矢サイダー
清涼飲料水のCMも夏は増えますよね。
中でも三ツ矢サイダーは青春っぽさや夏の清々しさを打ち出しているCMで、印象に残っている人も多いと思います。
水滴や気泡などの演出を使うことで、炭酸のしゅわしゅわ感とみずみずしいジュースの味を想起させるCMですよね。
スキー旅行
「ぜんぶ、雪のせいだ」のキャッチコピーでおなじみのJR SKI SKIのCM。
毎年キャッチコピーは帰っているものの「ぜんぶ、雪のせいだ」のキャッチコピーが耳に残っている人が多いのではないでしょうか。
毎回旬の女優や俳優を起用しているのが印象的です。
このように季節を感じるテレビCMというものは思い出してみると意外と多いものです。
「このCMを見るということはもうこの季節なんだなあ」と思ってもらえるようなテレビCMになると、かなり認知度は高いですよね。
関連記事:人気のCMに見る、テレビCMのトレンド
CMのスケジュール
季節を大切にしているテレビCMを放送するのであれば、やはり一番気をつけなくてはいけない部分はCMのスケジュールの部分でしょう。
放送予定期間から逆算して早めに動き出さなくてはいけません。
テレビCMには
- 特定の番組のスポンサーになるタイムCM
- 特定の番組のスポンサーにはならずに時間帯を指定してランダムにテレビCMを投下するスポットCM
の2種類の投下方法があります。
スポットCMであればあまり番組編成には左右されないので、最悪CM放送の一か月前ぐらいから動かし始めればスケジュール的には間に合うでしょう。
ただしCM制作にもあまり時間がかけられないと思った方が良いです。
対してタイムCMの場合は、番組編成に大きく左右されてしまうのでできれば半年以上前から動き出したいところです。
番組は年に2回、番組編成を大きく変える改編時期があります。
またドラマやアニメであれば1クール(3ヶ月)ごとにラインナップが変わってきます。
どの番組にスポンサーに付くのかということを考えてから実際にその番組のスポンサーにつけるまでは数ヶ月単位で時間がかかると考えておいた方が良いでしょう。
またタイムCMの場合は競合排除という考え方がありますので、すでに競合他社がスポンサーとして入っている場合はその番組のスポンサーになることはできません。
そういった調整が必要になるのでタイムCMの場合は時間がかかってしまうのです。
関連記事:CM素材の制作、搬入について。放送基準や搬入スケジュールは?
CMの期間と頻度
次に考えたいのがCMの期間と放送頻度です。
大体テレビCMの場合は1週間、1ヶ月など期間を指定してその中でCMを投下していきます。
だいたい一週間まではコストは変わらないのですが、一週間よりも短い期間の中で指定をするとコストが上がってくる場合があります。
短期決戦の場合は期間を短くして、なるべく投下本数を増やし、厚めにテレビCMをするなどの戦略があります。
同じCMは3回ほど見てもらわないと記憶に残らないとも言われていますので、
1日になるべくたくさんのテレビCMを流すというのは一つの戦略としてはアリだと思います。
しかしあまりにもテレビCMを流しすぎると逆に悪い印象を与える場合もあるので注意が必要です。
関連記事:テレビCMの認知率、何本放送すれば覚えてもらえる?
シリーズものにすると印象に残る
JR SKI SKIのCMなどがわかりやすいかと思いますが、毎年行っているCMというのは印象に残りやすいです。
シリーズものにしたりキャッチコピーを変えたりなど色々な方法はありますが、
「もうこの季節か」とテレビCMを見て感じてもらえたら勝ちでしょう。
関連記事:わかりやすいCMってなんだろう?広告代理店が考えてみた
弊社ライズアドバートは広告代理店ですのでテレビCMを放送したい企業様へ広告プランのご提案をさせて頂いております。
お気軽にご相談ください。