CM・広告の仕組み

テレビCMの認知率、何本放送すれば覚えてもらえる?

テレビCMをしようと思った時に「どれぐらいの本数を打てば認知率が上がるのか」というところが気になるところですよね。

 

実はテレビCMの効果の考え方というのは少し複雑で、単純に何本CMを流したらこれぐらいの効果が表れますというような目安があるわけではありません。

 

今回はテレビCMの認知率と、企業がテレビCMをするときの目安について広告代理店である弊社ライズアドバートが解説してみたいと思います。

 

本数ではなく延べ視聴率で考える

 

テレビCMは本数ではなく延べ視聴率という単位で計算をします。

なぜならテレビCM一本あたりの影響力というのは、どの時間帯でテレビCMをするのかによって変わってきてしまうからです。

 

例えば視聴率20%の時間帯に流すテレビCM一本と、視聴率3%の時間帯に流すテレビCM一本では全く意味合いが異なりますよね。

 

そこで登場する単位が延べ視聴率(GRP)なのです。

 

テレビCMの計算を視聴率を足していくことによって行います。

例えば

  • 視聴率20%の時間帯にテレビCMを2本
  • 視聴率8%の時間帯にテレビCMを10本
  • 視聴率3%のところにテレビCMを20本

というような形でテレビCMを放送したとします。

この場合GRPは

20×2+8×10+3×20=180となります。

 

このようにテレビCMは一本あたりの認知率というのがどの時間帯で放送するのかによって変わってくるため、本数ではなく延べ視聴率で計算をするのが一般的になっています。

関連記事:GRP(延べ視聴率)とCMの関係

 

目標は400GRP

 

では目標とするべき延べ視聴率はどれぐらいなのかと言うと一般的には400GRPと言われています。

 

テレビCMは同じCMを3回見ないと人の記憶に残っていかないと言われており、放送するエリア内で一人当たり3回同じCMを見るという数字が300GRPとなります。

視聴率100%でそのエリアの全員が一回見たという計算ですからね。

 

ただしこれはあくまで概算であって数字にはかなりブレがあるので、目指すべきGRPは400程度ということになっているのです。

関連記事:テレビCMの広告効果とは?実際の事例とGRPの話も含めて解説。

 

400GRPを目指すためにかかるコスト

 

では実際に400GRP分のテレビCMを放送した場合はどれぐらいのコストがかかってくるのでしょうか?

テレビ局には広域圏狭域圏があり、人口の多いところで放送しようとすると広域圏になります。

それぞれのエリアでどれぐらいの料金がかかってくるのかということを大まかにではありますが解説してみたいと思います。

 

広域圏

関東広域圏

広域圏の中でも最大の人口を誇るのが関東広域圏です。

関東広域には以下のテレビ局があります。

  • 日本テレビ(NTV)
  • 東京放送(TBS)
  • フジテレビ(CX)
  • テレビ朝日(EX)
  • テレビ東京(TX)

この中から1局選んで400GRP分流す、となると、大体関東広域圏の1GRPあたりの値段が10万円から15万円前後になりますので

4000万円から6000万円ほどかかるということになります。

近畿広域圏

関東広域圏の次に人口の多い広域圏が近畿広域圏です。

近畿広域圏には以下のテレビ局があります。

  • 読売テレビ(YTV)
  • 毎日放送(MBS)
  • 関西テレビ(KTV)
  • 朝日放送(ABC)
  • テレビ大阪(TVO)

だいたい関西広域圏の1GRPあたりの値段が2万円前後になりますので、

400GRPの場合は800万円から1千万円前後を見ていただくと良いかと思います。

中京広域圏

関東や関西で放送するほどの資金力はまだないという場合に選ばれるのが中京広域圏です。

中京広域圏には以下のテレビ局があります。

  • 中京テレビ(CTV)
  • 中部日本放送(CBC)
  • 東海テレビ(THK)
  • 名古屋テレビ放送(NBN)
  • テレビ愛知(TVA)

中京広域圏の1GRPあたりの値段が1万5000円前後になりますので、400GRPを目指そうとするとだいたい500万円から600万円程度ということになります。

 

狭域圏

 

ここまでの値段を見ていただいてお分かりいただけるかと思いますが1GRPあたりの値段というのは概ね人口に比例すると思っていただいて大丈夫です。

つまり複数県にまたがって放送される広域圏に比べると狭域圏はその県域のみに放送される放送になるので値段がかなり安くなります。

 

狭域圏では1GRPあたりの値段が2000円前後のテレビ局もあるので、400GRPを目指す時も100万円かからない程度です。

 

もちろん最初から400GRP分出稿する必要はないので、

お試しで100GRPから200GRPぐらいを目指して放送するということもよくあることです。

そうなると、ローカル局であれば意外と一般的なイメージよりも安くテレビCMを放送することができると思います。

関連記事:地方でCMをやる場合は予算はいくらくらい?

 

地方集中型が狙い目

 

店舗があるような業態のビジネスだったり

地方でまずは有名になるということが可能なビジネス形態なのであればまずは地方集中型でテレビCMを行ってみると良いかもしれません。

 

でも大きなコストをかけて人口の多い広域圏でテレビCMを流し続けるというのは予算が潤沢にないと難しいですからね。

 

CMの戦略についてはお気軽にご相談下さい。

関連記事:ゴールデンタイムのCMを地方局でやってみるという選択肢

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長倉 さやか
長倉 さやか
テレビの広告代理店「ライズアドバート」の長倉です。テレビでCMを打つ、となると身構えてしまう人がたくさんいると思います。でも実はテレビ広告はやり方によっては手軽に、そして楽しく挑戦してみることのできる広告です。テレビの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆していきます。 番組制作を行うライズプランニングではサポートも行っています。

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