新型コロナウイルスの影響が色々なところにでてきていますが、テレビCM業界はどうなのか?
近々出稿をご検討されている企業さまからコロナウイルスの影響についてもよく質問をいただきます。
やはりこの時期にテレビCMを放送するとなると不安を感じるものだと思います。
そこでテレビCM業界での最近の動向について、広告代理店である弊社ライズアドバートが解説したいと思います。
CMが差し替わっている
すでにかなり落ち着いてきている段階には入っているのですが、「この状況の中で放送するのは好ましくないCM」だったり「今CMをすることで逆にイメージダウンにつながってしまうCM」に関してはACジャパンのCMに順次差し替えられています。
新型コロナウイルスの影響があった2020年3月〜4月にかけては例年の7倍ほどACジャパンのCMへの差し替えが多くなっていたとのことでした。
内容が問題、というよりも視聴者からのクレームが多くなってしまっていたケースもあります。
ACジャパンは公共広告のことを指し、特に2011年3月の東日本大震災の時はかなりの本数がACジャパンに差し替えになっていました。
これによって「ACジャパンのCMが流れすぎて精神的に辛い」といったクレームも当時はあったほどです。
東日本大震災の時ほどではないですが、新型コロナウイルスの影響により、少なからずACジャパンの広告に差し替わるものが増えました。
基本的にはこれらは企業側の依頼によって差し替えられているので、テレビ局や広告代理店側から「差し替えましょう」と企業に持ちかけることはありません。
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CMが差し替わった時の料金は?
CMをACジャパンに差し替えた場合でも、CM料金が返金されることはありません。
基本的にはCMの差し替えは広告主からの依頼であり、CM放送の契約を交わす時も「非常事態においてCMが放送できなくなった場合でも、返金はありません」という旨が書かれています。
また非常事態の場合は番組そのものが緊急速報などに差し替わったりすることもあり、そのせいでCMが流れない場合も返金はありません。
これは全ての企業さまが同条件で留意していただいている部分ではありますので、CMを出稿する時はご理解いただきたいです。
CM閑散期は料金が安い?
一部のテレビ局では年間を通して同じ料金でテレビCMを放送することができる場合もありますが、基本的にはテレビCMの出稿にも閑散期と繁忙期があり、CMを出稿する企業が少ない次期はCM出稿料金が安くなります。
新型コロナウイルスの影響でテレビCMを放送をする企業はやはり普段よりかなり減っていますので、今は料金が安くなっているテレビ局が多いです。
一般的な閑散期の料金よりも安くなっているところもあり、特別料金や特別サービスを提供しているテレビ局もあるので、コストの交渉もしやすいかと思います。
直接テレビ局とやり取りをするのは広告代理店になりますが、代理店を通じてコストの交渉ができないか戦略を練ってみると良いでしょう。
いつまでこのような状況が続くかはわかりませんが、しばらくは外出を促すようなCMや、人を集めるためのテレビCMというのは出来ないと思います。
そのため今後もCM出稿量は例年よりは少なくなるのではないかと思います。
新型コロナウイルスの影響を受けにくい商品やサービスなのであれば、この時期にテレビCMをすると費用対効果が高くなると言えるでしょう。
CM素材がなくてもCM放送ができます
テレビCMを放送する場合はテレビCM素材と呼ばれる実際にCMとして放送する動画が必要になります。
基本的には15秒か30秒の映像が一般的ですが、この新型コロナウイルスの影響で映像を新しく撮り下ろして制作するのが難しいという企業様もいらっしゃると思います。
人を大勢集めて映像制作するというのがなかなかできない状況ですからね。
そんな中でテレビCM素材がなくてもテレビCMを放送することができます。
例えばホームページを制作する時に撮影した会社の写真、サービスの内容を説明するイラストなど、そういった素材があれば素材を組み合わせてナレーションもつけることでCM素材動画を作ることができます。
この場合は制作費用をかなり抑えることができるので、15万円から20万円前後で制作をすることができます。
こちらは弊社ライズアドバートのグループ会社で承っています。
もしこの時期にタイトなスケジュール感でテレビCMを放送したいというご要望がありましたらお問い合わせください。
CM制作から広告枠獲得までをワンストップサービスで行うため、余計なマージンがかからず、費用を抑えてテレビCMを放送していただけます。
