今回は英会話教室について、どのようなCMをすればいいのか、またどんな人をターゲットにすればいいのか、放送の仕方はどのようなやり方があるのか、ということを広告代理店が考え、紹介してみたいと思います。
日本は島国ですから、どうしても国境というものが厚い壁になっており、
海外諸国に比べると英語教育もなかなか進みません。
しかしこのグローバル社会では必ず必要になってくるものですし、仕事をする上で学びたい、という人もますます増えていくでしょう。
英会話教室のターゲット層を明確に
選ぶ時に重視した点は?英会話スクール事情という記事に書かれているアンケートでは、
英会話スクールに通った目的が上から順に、
- 趣味
- 海外旅行
- ビジネス英会話
- 受験・テスト対策
- 資格対策
- 留学・ホームステイ
となっていました。
多くの人が趣味や海外旅行など、どちらかというと仕事よりプライベートを充実させるために英会話スクールに通っている、ということがわかったんですね。
また、年齢別で目的を見てみると、一番の目的は年代によっても違います。
- 20代…海外旅行
- 30代…趣味
- 40代…趣味
- 50代…趣味
また、ビジネス英会話のためにスクールに通う人が30代〜40代に一気に増える傾向がありました。
英会話教室にもそれぞれ他の英会話教室との差別化のために、目玉となるレッスンが用意してあると思います。
それに合わせて、よりターゲット層を明確にする、ということがまず大切でしょう。
テレビCMは広く多くの人に認知を拡大させることができる方法ではありますが、
あまりターゲット層を広くイメージしすぎると、内容が曖昧になり、逆に印象に残らないCMになってしまう、ということがしばしばあります。
ターゲットはより具体的に、CMも狙い撃ちできるような内容に尖らせていく方がおすすめです。
関連記事:CMターゲット別に出稿企業と出稿例を広告代理店が解説します
英会話スクールを選ぶ時に重視した点
同アンケートによると、スクール選びで重要視される点は以下の通りです。
- 立地
- 費用
- 知名度
- 実績
- 口コミ
- 講師の質
- スクールの雰囲気
となっていました。
やはり通うことが前提の英会話教室だと、立地が一番気になるところなんですね。
最近は新型コロナウイルスの影響もあり、オンラインで受講できる英会話教室も増えたと思います。
その場合は、次項目である費用が気になる点となってくるのではないかと思います。
こういった項目を全面に押し出したCM内容にしてみるのも良いかもしれません。
関連記事:CMの内容はどんなものにしたらいい?どういうタイプのものがあるか解説!
どのエリアで放送すればいいのか?
都道府県別統計とランキングで見る県民性というサイトの都道府県別外国語会話教室数では、全国都道府県別だと教室数が、
- 愛知県
- 岐阜県
- 兵庫県
- 滋賀県
- 京都府
- 三重県
- 栃木県
- 静岡県
- 福井県
- 大阪府
となっていました。
これは人口あたりの教室数です。
総数で言えばもちろん東京が一番おおいのですが 、人口あたりの教室数で見てみると愛知県の方が多いんですね。
どちらかというと中部エリア、近畿エリアで英会話教室が多いことがわかります。
これだけ教室が多い、ということは、もちろんそれだけ通う人も多いということでしょう。
テレビCMは初めから全国放送となるとどうしても金額が数千万円単位になってしまいますので、まずはこういった地域で限定的にテレビCMを放送してみてはどうかと思います。
地方局や独立局を使ったCMであれば50万円程度から出稿が可能なエリアも多いです。(CM制作費は別です。)
オンライン英会話教室の場合は、全国どこでも対象となると思いますが、
こういった場合も、まずは地域限定でCMをしてみると良いでしょう。
いくつか都道府県をピックアップして、同条件でCMをしてみて、リアクションの良いところで継続してCMを放送する、インターネット広告など別の媒体での広告も行ってみる、などのABテストをしてみるのも良いと思います。
関連記事:テレビCMは効果ない?しっかり検証するためにおすすめなABテスト
スポットかタイムか
CMには、
- 特定の番組のスポンサーとなって、その番組の中で毎週CMを放送するタイムCM
- 特定の番組のスポンサーとはならずに、時間帯を指定して、その中でランダムにCMを流すスポットCM
の2種類があります。
初めてテレビCMをする場合は、スポットCMを選ばれる企業が多いです。
というのも、タイムCMに比べるとスポットCMの方が番組のスポンサーになるわけではないので融通がききやすいんですね。
番組編成の影響も受けませんし、競合がスポンサーにすでに入っていないか、などの確認が必要ありません。
ただ、英会話教室の場合は、朝の情報番組や、ビジネス番組などと相性が良いように思います。
「ちゃんとしてるところ」というイメージを持ってもらった方が良いでしょうから、特定の番組のスポンサーになる、というのも良いかもしれません。
関連記事:テレビCMの目的に合わせてタイムCMかスポットCMかを選ぶ
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