テレビCMを放送するときにまずはCM制作をしなくてはいけないわけですが、どのような内容のCMにしようか悩む企業の方は多いと思います。
CMの内容としてどのようなものがあるのか、よくあるパターンを今回は紹介してみたいと思います。
商品・サービスを使って紹介するCM
まず一番典型的なのが、商品やサービスそのものを使って紹介するCMです。
PRしたい商品やサービスがあるのであればこの内容にする企業が多いです。
消費者は商品やサービスを自分が使ったらどのような良いことがあるのかということを想像して消費行動へ移ります。
つまり商品やサービスを使うとどうなるのかということを具体的に想像できるCMであればあるほど訴求効果が高くなります。
こういった内容のCMの時に注意するべきことは情報を詰め込みすぎないということです。
テレビCMは基本的に15秒か30秒になるので、短い時間の中で情報を伝えなくてはいけません。
最近よくYouTubeでよく見かける早口言葉のようなCMも情報を詰め込むという意味では良いのですが、あまりにも情報を詰め込みすぎてしまうと受け取り手に優しくありません。
短い時間で印象に残るためには情報を精査してシンプルにまとめることが大切です。
もし短い時間の中で伝え切ることができないというのであれば長い尺のCMも検討してみると良いでしょう。
関連記事:60秒のCMをやるメリットとデメリット、注意点を解説
イメージCM
商品やサービスなどを具体的に紹介するのではなく映像や音楽のイメージで感覚的に内容を伝えるタイプのCMです。
ブランド力を高めたいという場合や企業の名前を知ってほしいというような目的でCMをする場合はこういったイメージCMにすることが多いです。
- 映像
- 音楽
- キャッチコピー
のバランスがとても重要だと言えるでしょう。
イメージをしっかりと制作会社に伝えてプランニングしてもらうことが大切です。
タレントイメージ依存のCM
有名なタレントを起用することによってタレントのイメージに依存するタイプのCMです。
すでにタレントのイメージがありますから、そのタレントのイメージに乗っかるような形でCMを行うことができます。
ただし有名なタレントを起用する場合はタレント起用費用が大きくかかってくるということと、映像をする利用する期間に制限がつく可能性が高いので、かなり制約は多くなります。
またどうしてもタレントのイメージに引っ張られてしまうので、しっかりとイメージに合ったタレントを起用することが必要です。
タレントイメージ依存のCMにする場合は、有名なタレントを起用するデメリットも理解した上で起用をするようにしましょう。
ドキュメンタリーCM
タレントイメージ依存のCMとは正反対で、素人や実際の社員さん、社長さんなどが出演してストーリーを持たせるのがドキュメンタリーCMです。
よりリアルなイメージを持ってもらうことができるので、会社のブランドイメージを高めたり採用を目的としたCMをする場合におすすめの内容です。
関連記事:社員にCM出演してもらうのに向いている内容とそのメリット
キャラクターイメージ依存のCM
商品や企業の名前を覚えてもらうために印象的なキャラクターを作りそのキャラクターありきでのCMをするやり方です。
すでにキャラクターがいる場合はこういったCMの方がやりやすいかもしれません。
アニメーションの場合は少し予算がかかってしまいますが、予算を抑えたい場合はイラストなどで制作することも可能です。
アニメーションに比べるとイラストCMを制作すれば予算をかなり抑えることができます。
印象的なトリッキーCM
ギャグやお笑いなどを取り入れて印象的なトリッキーなCMにするという方法もあります。
名前を何かにかけてみたり、お笑い芸人さんに出演してもらうというようなやり方もあります。
視聴者に笑ってもらうことができるCMになれば印象にも残りやすくなるでしょう。
関連記事:印象的なCMの特徴とは
CMソングで印象をつけるCM
商品の名前や企業名などを取り入れてCMソングを作るというやり方です。
何度も放送されるCMの場合は音楽が頭に残りやすくなります。
企業名もすんなりと覚えてもらうことができるので、オリジナルのCMソングを作るというのも良いでしょう。
関連記事:頭に残るCMのキャッチコピーとその共通点を広告代理店が解説
口コミ型CM
商品を使った消費者の口コミや体験談などを語ってもらうCMです。
通販風の内容をになるので、ユーザーに興味を持ってもらいやすくなります。
ただしこういった口コミや体験談を広告の中に使用する場合は表現が制限される場合があります。
視聴者に誤解を与えるような内容になっていないかどうかは考査されますので、広告代理店と相談しながら内容を進めていく必要があります。
関連記事:効果的なCM用体験談の聞き方
