弊社ライズプランニングはテレビ局出向型の番組制作会社です。
今回はテレビ番組を見ているとよくある街頭インタビューについて。
弊社が主に制作に携わっているのは情報・報道番組になります。
情報・報道番組でも
〇〇というニュースについて、街の人の声は…
というようなナレーションとともに、街頭インタビューの映像が流れることが度々あります。
あれらはもちろん毎回番組制作スタッフが現地に赴き、一生懸命街頭インタビューを行って集めてきた声です。
テレビ業界では街録(がいろく)と呼ばれることも多いのですが、
実はインタビューに答えてくれる人は多いわけではなく、連続して断られることもしばしば…
ある程度のボリュームを録るために、同じ場所で何時間も粘る、ということもあり、結構な体力仕事なのです。
あの街頭インタビューは、ある程度撮影する場所がパターン化しています。
街頭インタビューでよく使われる場所を紹介してみたいと思います。
新橋駅 西口広場(SL広場)
実は弊社の最も近くにある街頭インタビューポイントです笑
会社帰りに新橋駅付近にいると街頭インタビューを受けている人が結構います!笑
夜の新橋駅前は少しお酒が入ったサラリーマンがたくさんいて、「サラリーマン」にお話しを聞きたい場合によく使われる場所です。
少しお酒が入っていることでテンションが上がっている人も多く、ぽろっと面白いお話をしてくださる方も多いです。
このように、それぞれの場所ではターゲットとなる人がいます。
アシスタントディレクターになって街録に行くことになったら、
「この企画でのインタビューはこういうものが撮りたいはずだから、ならどこどこに行こう」
という感じで、企画に合わせて街録場所を選ぶことになります。
それぞれの場所の特徴も理解しておくと良いですね。
渋谷駅ハチ公前広場
若者の街、渋谷!
ハチ公前は待ち合わせをしている人が多いので、その時間でインタビューをさせてもらえないか、交渉しやすいというのもあります。
ターゲットは「10代〜20代の若い人」たち。
「今流行っているもの」などを聞く時はこういった場所が一番適しています。
私も渋谷駅のハチ公前にいたらインタビュー協力をお願いされたことが何度かあります笑
1人で歩いている人よりも、友達同士でいる人たちの方がインタビューに応じてくれる人が多いです。
なんとなく、「この人なら答えてくれそうだ!」と直感で思う人にどんどん声をかけていきます。
新宿駅 東南口広場
同じく若い人たちに話を聞くなら新宿駅の東南口広場。
新宿駅は乗り換え駅としてもよく使われる駅なので、色々なジャンルの人に出会いやすいというのもあります。
ちなみに一日で一番利用者が多い駅ランキング1位も新宿駅です。
なんと一日で新宿駅を利用する人は約270万人となっています。
街頭インタビューをする時は、「こういう人に」「こういう内容で」話してもらえるといいな〜という構想をあらかじめ持っておくと良いです。
もちろんヤラセはできませんので、思った通りに喋ってもらえることはなかなかありません。
ただイメージがあるだけで、どの場所に行けばいいか、どんな人に声をかければいいか、ということが判断しやすくなります。
銀座(中央通り)
「家族連れ」や「夫婦」に話を聞きたいなら銀座の中央通りがおすすめ。
年齢的には30代以上。
日本に遊びに来ている外国人の方がたくさんいる場所でもありますので、「訪日外国人」にインタビューしたい場合もこの場所は重宝します。
銀座はハイブランドのお店が軒を連ねる場所でもありますので、お金関係の話題でもよく使われます。
近いところで、有楽町駅の駅前広場もよく使われる場所です。
巣鴨地蔵通り商店街
「高齢者」にお話を聞きたい場合はここ!
おばあちゃんの原宿こと、巣鴨の地蔵通り商店街です。
おばあちゃんの活動時間はやはり昼間なので、日中インタビューに行くのがおすすめ。
街頭インタビューに行く際は、ターゲット層が活発に活動をしているであろう時間帯を考えることも大切ですね。
今回は街頭インタビューでよく使われる場所を紹介してみました。
こうやって考えると、ターゲット層と欲しい発言をイメージして時間や場所を選んで撮影をすることは、なんだかマーケティング的な考え方に通ずるものがあるように思います。
こういった場所や時間の選び方もセンスですので、既存の番組をぜひそういう視点で研究しながら楽しんでください!