CM・広告の仕組み PR

IT企業のCM内容はどんなものがいい?広告戦略は?

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今回はIT企業がテレビCMをやるときにどのようなCMないようにしたらいいのか、広告戦略としてどのようなことを考えたらいいのかということについて広告代理店である弊社ライズアドバートが解説してみたいと思います。

 

IT企業の前提条件

 

IT企業といっても色々なサービスがありますよね。

最近はアプリゲームのCMが多いですが、それ以外にもEコマースやSNSなどのサービスを扱っているところもあります。

 

これらIT企業が提供するサービスに共通する前提条件とは何でしょうか?

 

対象が全国

 

ほとんどのIT企業が提供しているサービスは対象が全国的であるということが前提条件として共通していることです。

 

これはインターネットが普及してから世の中が大きく変わった部分だと思います。

今までは店舗を構えたり、実地でサービスを提供するということしかできなかったものがインターネットを使うことによって簡単に全国に届けられるようになりました。

 

商品の販売も実際に店舗を構える必要性もなくなり、インターネットで注文をするだけで自宅まで商品が届くようになっています。

 

アプリゲームなんかはダウンロードするだけですぐにゲームを始めることができますから、すでにユーザーがハードを持っているというのはすごいことですよね。

 

しかしこれによって必然的にテレビCMをやるエリア選定が難しくなってしまいました。

店舗があるのであればその店舗がある地域でテレビCMをやれば良かったものの、対象が全国になることによって選択肢の幅が広がってしまったのです。

 

目に見えないサービスの提供

 

IT企業が提供するサービスは目に見えないサービスであることが多いです。

アプリゲームなんかはゲームをしている画面そのものを見せることでどのようなゲームなのかということを伝えることができますが、

例えばFacebookやTwitter、TikTokなどのSNSサービスは、具体的に目に見える商品を提供するものではありません。

 

実物として商品が存在するわけではないので、そのサービスを使ってどのようなことをできるのかということを見せるのがとても難しいのがIT企業が提供するサービスだと言えるのではないでしょうか。

 

「繋がる」が売り

 

インターネットで共通することといえば簡単に「繋がる」ことができるということだと思います。

 

  • 例えば簡単に友達や家族と連絡を取るために繋がることができるサービス
  • お店に行かなくてもお店の商品を見ることができるような、簡単にお店とつながることができるサービス
  • 簡単に自分が出品者として商品を販売することができ、それを購入してくれるお客さんとつながることができるサービス
  • 自分の口座やクレジットカードと繋がって家計の管理をすることができるサービス

などなど、やはりIT企業が提供するサービスはインターネットの特性を活かして提供しているサービスなので

ほとんどのサービスにおいて「繋がる」ということが売りになっていると思います。

 

では、これらの前提条件を踏まえた上でどのような広告戦略を考えていけばいいのかということについて書いていきたいと思います。

関連記事:ネット販売などEC事業を行う会社が売上を上げるためのテレビCM

 

エリア選定の仕方

 

対象が全国になっているIT企業が提供するサービスにおいては、初めから全国CMをしたいという要望がとても多くなっています。

しかし全国CMとなるとそれなりに予算が必要になります。

基本的には数千万円から億単位で予算がないと全国でテレビCMをするのが難しいと思った方が良いでしょう。

 

ゆくゆくは全国を視野に入れた上で、最初は地方都市からテレビCMの投下を始めるというのが一番スタンダードなやり方になります。

 

テレビCMのコストはエリア人口にある程度比例するので、地方都市であれば大都市圏でテレビCMをするよりもコストを抑えることができます。

 

例えばテレビCMのバージョンを幾つか作ったり、時間帯やエリアを変えたりして地方都市でABテストをしてみて

一番反響が良かったパターンを大都市圏で試してみるという手法をとる企業もあり、これは一番効率的なテレビCMの投下の仕方だと思います。

 

一番最初から全国のCMをして予算をたくさん使ってしまうのではなく、反響を見ながらテレビCMをマイナーチェンジしていくというのはとても大切なことです。

そのためにローカル局を使ってみるというのはおすすめの選択肢でもあります。

関連記事:CM放送地域はどのような段階を踏んで進めていったらいい?

 

サービスの可視化

 

前提条件でお話しした通りIT企業が提供するサービスは目に見えるサービスの方が少ないですよね。

いかにして視聴者にどのようなサービスであるのかということを伝えるかが勝負になってきます。

 

そのサービスを使うとどのようなことができるようになるのか、ということがわかりやすくイメージできるCM内容にすると良いでしょう。

関連記事:CM制作の基本知識!流れや費用などについて紹介

 

CMの目的を定める

 

何のためにテレビCMをするのかということは最初に決めておいた方が良い事だと思います。

  • ユーザー数を増やしたいのか
  • 会社名を覚えてもらいたいのか
  • サービスの内容を浸透させたいのか

これだけでもテレビCMの作り方が大きく変わってきます。

 

ユーザー数を増やしたいのであれば今ユーザー登録をするとどのような良い事があるのかということを前面に押し出したテレビCMにした方が良いでしょうし

とにかく会社名を覚えてもらってブランド力をつけたいのであれば、サービス名や会社名を連呼するようなテレビCMにした方が良いでしょう。

 

またサービスの内容を浸透させたいのであれば、そのサービスがどのようなサービスなのかということを解説するような説明的なCMになると思います。

 

テレビCMをやる時はたくさんの目的を考えてしまいがちなのですが、

出来れば目的は一つに絞った方がABテストもしやすくなると思います。

関連記事:わかりやすいCMってなんだろう?広告代理店が考えてみた

 

有名タレント起用の是非

 

有名タレントを起用しているIT企業のCMは多いです。

ただし有名タレントを起用することによってCMの使用期限がついてしまったり、起用するためのキャスティング費用が多くかかってしまったりしてきます。

 

イメージをつけたいと言うのであれば有名タレントを起用するのは良いと思いますが、

逆にサービス内容を解説するようなシンプルなCMであれば無理に有名タレントを起用する必要はないのではないかと感じます。

関連記事:CMに有名タレントを起用するメリットとデメリット

 

テレビCMとネット

 

テレビCMの効果測定の方法ですが、やはりIT企業のサービスであればサービス名の検索がどれだけ増えたか、や

公式サイトへの流入やクリック数などを見て頂くのが一番わかりやすいかと思います。

 

その際どのような検索ワードが伸びているのかということを調べればリスティング広告なども出していけるでしょうし、

その文言を使って違うバージョンのテレビCMも作ってみるのもいいかもしれません。

 

とにかく一回でどうこうしようというよりは、地道な効果測定を行いつつより良い戦略を考えてCMを打っていった方が良いと思っていただいたければと思います。

関連記事:テレビ広告の効果測定と、数値から読み取れること

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長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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