弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。
今回は、かゆみ止め・虫刺されの薬のテレビCMをする時にどんな内容にするべきなのか、どんなCM施策を考えれば良いのか、ということを考えてみたいと思います。
夏場は特に、かゆみ止めや虫刺され薬は必須アイテムですよね…!
テレビCMをするのであれば、商品の需要が高くなる少し前あたりから放送を始めたいところです。
一般的な虫に刺された時の対処法は?
【虫刺され薬に関するアンケート調査】を見てみると、ここ2〜3年で刺されたことがある虫は、
- 蚊…92.5%
- ダニ…15.4%
- ブヨ…8.2%
- 毛虫…2.6%
- ハチ…2.1%
- ノミ…2.0%
- ムカデ…1.0%
- その他…1.6%
- ここ2〜3年ではさされていない…5.2%
- 無回答…0.5%
という結果になっていました。
さらに、蚊に刺された時の対処法としては、
- 市販の薬を使う…70.8%
- 水で洗い流す…10.6%
- 石鹸で洗う…4.5%
- 病院で処方された薬を使う…4.1%
- 冷却シート、保冷剤などで冷やす…3.5%
- 絆創膏を貼る…2.0%
- ウェットティッシュでふく…1.7%
- 温める…0.4%
- その他…2.4%
- 特になにもしない…22.9%
- 無回答…0.8%
多くの方が市販の薬を買う、という回答になっていますね。
虫刺され薬は、興味を持ってくれる人は「店頭で見かけたら買ってみよう」と思ってくれるはずです。
そのため、テレビCMを放送する時は、販路をまず確保した状態でないといけません。
せっかく興味を持ってくれる人がいても、近くにあるスーパーやドラッグストアなどで購入することができなければ商品は売れません。
簡単に手を伸ばしてもらいやすいように、販路を確保した上でCMを放送するようにしましょう。
高級路線のもの、女性向けのものはECショップのみの展開、というのもよく見かけます。
そこでしか買えないものとしてプレミア感が出るものであれば、そういった販路の作り方もありですが、
なかなかかゆみ止め・虫刺され薬に関してはそういったブランドの作り方は難しいでしょう。
虫に刺されて症状が出てきてしまったので薬を買いに行く、という人も多いですから、「必要な時にすぐに欲しいもの」なんですよね。
関連記事:CMターゲットを具体的にすることで戦略が変わる、事例とともにご紹介
ユーザーが虫刺され薬を選ぶ時の基準
同アンケートで、虫に刺された時に利用する市販薬の重視点を聞いたところ、
- 効き目の強さ…59.8%
- 即効性…47.8%
- 効果の持続性…28.7%
- 価格…27.1%
- 使い慣れている…23.0%
- スーッとするかどうか(メントール)…17.5%
- メーカー・ブランド…10.1%
- 成分…8.0%
- 人体への影響の少なさ…7.6%
- におい…7.4%
という結果になっていました。
この結果からテレビCMの内容を練ってみると良いと思います。
効き目の強さや即効性は重要視されることが分かっていますので、そういったポイントを全面にアピールするのも良いでしょう。
また、スーッとするかどうか、というのも暑い夏では重要視されやすいかと思います。
CM映像は15秒か30秒の長さが一般的です。
ドラマ性のあるものや、一般的に使用の仕方が広く浸透していないものなどに関しては30秒で作られることが多いです。
ただ、かゆみ止めや虫刺され薬に関しては、どういったものなのか、ということが一般的に広く認知されているものだと思いますので、尺は15秒で良いと思います。
どうしても30秒CMの方が放送コストは高くなるので、15秒のCMでなるべく本数を多く放送できた方が良いでしょう。
虫刺されに対する不満から考える
また同アンケートでは、虫刺され時に利用する市販薬の不満点について以下のような回答者コメントが紹介されていました。
・基本的に気休め程度に塗る。実際の腫れが治まるまでの期間は塗っても塗らなくても変わらない気がする。(男性28歳)
(抜粋して引用)
・使い切れずに、翌年に持ち越していいのか?使いきりタイプを出して欲しい。(男性37歳)
・スポンジで塗るタイプだと自分以外が使うときに衛生面で気になる。(男性48歳)
・ステロイドが入っているかどうか、もっと大きく書いてほしい。(女性41歳)
使用期限や衛生面のことを気にしている人も多いので、例えば「これくらいの目安で捨てましょう」的な内容をCMの中に盛り込んでみるのも良いかもしれませんね。
ステロイドが入っているかどうか、ということを気にする人も少なからずいると思うので、
成分に関する内容をメインにしてみるのも良いかもしれません。
関連記事:CM制作をする時にヒアリングさせていただく5W1H
医薬品に関しては広告で使える表現は限られています。
基本的には医療広告ガイドラインに沿った内容でなくてはいけません。
弊社では医療広告ガイドラインに沿ったCM制作も承っております。
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