「持ち込み番組の形で広告を出せないでしょうか」というお問い合わせをよくいただけます。
弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店ですが、今回は持ち込み番組について、
実際にご出稿いただいた事例とともに、そのやり方について解説してみたいと思います。
持ち込み番組とは
持ち込み番組とは、広告を出したい企業が番組放送枠を買い取り、企画や制作も行って、番組として放送を行うテレビ広告の手法です。
通常テレビCMというのは、テレビ番組が放送されている間に挟まれて放送されるものです。
番組のスポンサーとなって、その番組の放送時間の間のCM放送枠に放送をするような形になり、番組を制作するのはテレビ局側となります。（テレビ局が制作している番組と制作会社が制作している番組がありますが）
番組の制作には基本的にスポンサー企業はタッチしないわけですが、
持ち込み番組の場合は、企画や制作も出稿企業側で行い、テレビ局は放送枠を提供するのみ、ということですね。
もちろん広告出稿を行う企業自身でテレビ番組の企画や制作は行えませんから、
制作会社に依頼して、番組を制作します。
弊社ライズアドバートはグループ会社で制作も承っております。
制作を担当するのは30年以上番組制作に携わってきたプロのチームです。
主にドキュメンタリー番組の制作を得意としており、CM制作はもちろん、持ち込み番組の制作も承れます。
今回ご紹介する事例では、制作も弊社で担当させていただきました。
関連記事：CM制作の見積もり！どういうものにお金がかかるの？
放送枠はBS放送で1時間
今回の放送に関しては「1時間の番組にしたい」とご要望をいただいておりました。
持ち込み番組で1時間の枠、となるとどうしても東京キー局での放送は枠が取れませんので難しいです。
地方局や独立局を利用するにしても、1時間番組というのはなかなかなくて、それよりは30分番組だったり、180秒などの長尺のCMにする、といった方法の方が良いでしょう。
今回は1時間番組というのと、ご予算的にも合致するということで、BS放送での持ち込み番組が決まりました。
BS放送は地上波に比べると視聴率は低く見えてしまいますが、それでも費用を抑えて全国に放送ができますのでおすすめです。
どの局にするかにもよりますが、1時間番組での放送枠だとBSの場合は約500万円〜になります。
地上波で全国放送をするとなると数千万円単位で予算が必要になりますので、これはかなり安い方だと思います。
関連記事：全国でCMをやる場合、料金はいくらくらいかかるのか
ご相談をいただいてから放送まで5ヶ月、制作には3ヶ月
ご相談をいただいてからご提案を行い、さらに番組を制作、納品して放送までに全体でかかった期間は5ヶ月ほどです。
企画段階から色々とフィードバックをいただいて内容をブラッシュアップし制作に入りますし、制作が始まってからも編集時に都度クライアントさまにはご確認をお願いします。
そのため、やはり期間的には5ヶ月ほどかかるものです。
今回はクライアントさまが放送をされたい時期が決まっていましたので、それに合わせていく形でできる限りのことをさせていただきましたが、
スケジュールに余裕があった方が色々修正はしやすい部分がありますので、できれば半年以上はスケジュールを見ていただいてお問い合わせいただいた方が良いです。
実際撮影に入ってから納品までは3ヶ月ほど。
例えば医療分野など、テレビ局の考査（審査）が厳しくなるような分野に関しては、さらに時間がかかります。
通常の倍ほどはスケジュールを見ていただいた方が良いでしょう。
関連記事：テレビCMの納品スケジュールについて広告代理店が解説！
企画のご提案、制作へ
ご希望の内容をうかがった上で、今回は企画書を制作し、ご提案させていただきました。
そこから内容をブラッシュアップし、撮影まで約2ヶ月。
1時間番組の制作と放送枠の獲得で合計約1500万円で承らせていただきました。
放送枠に関してはテレビ局によって金額が異なり、なかなかその値段から動かすことは難しいのですが、
制作に関してはご予算を先にお伝えいただければ、ご予算に合わせてどのようなことをできるか、プランニングさせていただきます。
制作はプラスマイナスがしやすいので、どうしてもご予算が少ない、という場合でも、その中で出来得る限りのことをやる、ということがしやすいのです。
出来上がった映像素材の納品まで全て弊社ライズアドバートの方で行いますので、基本的に出稿企業さまにはテレビ局側とやりとりをしていただく必要はございません。
お問い合わせの際は、
- おおまかな全体ご予算
- 持ち込み番組の希望内容
- ご希望の放送時間帯と放送エリア
- ターゲット層
をお伝えいただけると、より具体的なご提案をさせていただけます。
ご相談段階からでも構いませんのでお気軽にお問い合わせください。
関連記事：スポンサーの持ち込み番組とは
