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広告を新聞に掲載することは効果的なのだろうか?

広告を新聞で出す
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広告代理店ライズアドバートの立花です。

商品広告や自社の広告を出そうと思った時に「新聞に広告を掲載してみるのはどうだろう」と考える方もいらっしゃると思います。

 

しかし、これだけ広告に溢れている現代で、新聞に広告を出稿することは果たして本当に効果的なものだと言えるのでしょうか?

また、新聞の広告というのはどれくらいの効果が見込めて、どういうターゲット層にリーチしやすいのでしょうか?

 

今回は新聞広告について、詳しく考えていきたいと思います。

 

新聞の種類

 

新聞にはいろんな種類があります。

 

一般紙でいうと、

  • 地方紙
  • 全国紙

がありますが、

その中でも

  • 経済紙
  • スポーツ紙
  • 競馬新聞
  • 日本証券新聞
  • 株式新聞

など、そのジャンルも様々です。

 

地方新聞で有名なものだと発行部数が数十万ほど。

全国紙だと読売新聞が発行部数が多く、1,000万部近くと圧倒的です。

 

もし新聞広告を出稿するなら、これらの新聞の特性もきちんと考えて、どんな人にリーチさせたいのか、ということと合っている新聞を選ぶようにしましょう。

 

普段どんな人がその新聞を読んでいるのか、ということが

広告を出したいものとうまくマッチしていれば、より高い広告効果が期待できます。

関連記事:広告を出したいと思った時にまず考えるべき4つのこと

 

新聞のユーザー層

 

とにかく全国紙に広告を掲載したい、という場合は、新聞というコンテンツのユーザー層を改めて把握しておく必要があります。

 

新聞を読んでいるのは中高年層で、若い世代はほとんど新聞を読んでいません。

家には新聞が届く、という家庭もあるかもしれませんが、新聞を読んでいる若者はあまりいないのです。

若年層はスマホでニュースを見るのが当たり前の環境で育っていますからね。

 

中年層のサラリーマンは新聞を読んでいる人が多いのですが、サラリーマンは時間がありません。

朝刊を読むにしても、端から端まで読んでいる人は少ないでしょう。

そして一度読んだ新聞を二度、三度と読み返す人はあまりいません。

 

朝電車の中で読んだ新聞をそのまま網棚に置いていってしまう人がとても多いです。

 

定年退職後の高齢者層は新聞をじっくり読んでいる方が多いです。

読み終わった新聞も綺麗にとっている方が多いですが、それでも新聞を読み返す、という人はあまりいないですね。

 

つまりこれからわかることは、もしターゲットユーザーが中年層なら、一瞬で目に留まり、さらに情報が入っていくような新聞広告を出さなくてはいけない、ということです。

 

またターゲットユーザーが高齢者層なら、じっくりは読んでもらえるけれど、そこからどうやって消費行動、あるいは成約にもっていくか、ということを考えなくてはいけません。

関連記事:効果的な宣伝方法はどうやって考えたらいいのか

 

新聞広告の料金目安

 

地方新聞で広告を出稿する場合は一番安価な突き出しや記事中の広告ででだいたい数万円から10万円以内、

15段で数百万円程度です。

 

また全国紙の場合は突き出し、記事中で約50万円前後、

15段で約2,000万円〜3,000万円前後です。

 

新聞なら紙媒体だから安価で広告が出せそう、と考えている方もいらっしゃるかと思いますが、新聞もテレビやラジオ、雑誌と並んで4マス広告と言われている媒体で広告コストもそれなりにかかってきます。

関連記事:広告の種類とそれぞれの強み

 

新聞広告の問題点

 

新聞広告にはいくつかの問題点があります。

もし新聞での広告を考えているようなら、新聞広告を出す上での問題点をきちんと把握した上で広告を出すことをおすすめします。

 

ユーザーが広告に慣れている

 

新聞はとても歴史の長い媒体で、ユーザー層もどの位置に広告があるのか、ということがわかってしまっています。

どうしても「広告枠」という認識がすでにあると広告の内容そのものが読者に入って行きづらくなってしまっているのが現状です。

 

ユーザーが広告枠の位置になれてしまっていて、最初からそれを情報として認識しなくなってきているのが一番の問題だと思っています。

 

一紙で一度しか目に入らない

 

先述したように、新聞を読み返す人というのはなかなかいません。

広告を掲載した新聞は一度しか読んでもらうことができないのです。

 

その点テレビCMなんかは例えば番組提供に入れば一つの番組を見ている人に何度も繰り返しCM広告を見せることができます。

テレビCMは3回見ないと覚えてもらえない、と言われていますが、どの広告でも同じようなことが言えて、

やはり何度も目に入ってくるものというものは印象に残るものです。

関連記事:テレビ番組でよく見る提供クレジットの意味とは

 

特に忙しいサラリーマンが通勤で読む新聞の場合は広告枠をわざわざ読むような人はいないでしょう。

 

効果がわかりにくい

 

新聞に割引券などを付ければ効果もわかりやすくなるかもしれませんが、新聞の広告効果を測るというのはとても難しいことです。

 

例えば費用対効果の高いインターネット広告なんかだと、ユーザーがどういったプロフィールで、どういった経緯で消費行動へと移ったのか、ということがわかるのですが

新聞広告ではそうもいきません。

関連記事:ネットでCMをやるメリット

 

効果を測定できない、ということは広告を改善するのも難しい、ということです。

 

広告媒体を吟味する

 

広告媒体にはそれぞれに特に多いユーザー層があります。

 

どんな人たちに広告を届けたいのか、というのを軸に、どの広告を選ぶのか、ということをしっかりとプランニングすることで、より良い効果が得られるでしょう。

 

逆に言えば、そういったプランニングを怠ったまま広告を出してしまうと、何も成果が得られない、ということも有り得るということです。

広告は出せばいい、というものではないのです。

関連記事:CMプランナーが考えていること

 

ちなみに、新聞広告の場合はそれなりに費用がかかってきますが、実はテレビCMはやり方によっては安価で試すことができ、

成果が得られれば順次拡大していく、ということも可能です。

関連記事:CMのお試しをしてみませんか?

 

どんな広告を出すにせよ、PDCAを回すことが一番大事でしょう。

一度だけの広告で高い効果が得られる広告、というのはあまりありません。

 

弊社ライズアドバートではテレビ広告を中心に広告全般のご相談を承っております。

ご質問などございましたら下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。

 

では今日はこのあたりで。

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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