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車内ビジョン広告は実はかなり視聴率が高い

車内広告
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電車内の広告は昔からありますが、最近よく見かけるようになった電車の車内ビジョン広告。

デジタルサイネージとも言われますが、あの車内広告は実はかなり視聴率が高いんです。

 

今回は電車の車内ビジョン広告の視聴率が高い理由と、どんな宣伝に向いているか、というお話をしてみたいと思います。

 

電車内ビジョン広告とは

 

そもそも電車内のビジョン広告というのは交通広告の中でも扉上や座席上に設置されたデジタルサイネージ枠のことを指します。

 

2002年に初めて車内ビジョン広告を導入したのがJR東日本で、「トレインチャンネル」という名称がついています。

他にも

  • 東京メトロの「Tokyo Metro Vision」
  • 東京急行電鉄の「TOQビジョン」
  • 西武鉄道の「西武スマイルビジョン」
  • JR西日本の「WESTビジョン」

などがあります。

 

東京以外にも大阪などの主要都市で導入が始まっているのが車内ビジョン広告なのです。

 

車内ビジョン広告の視聴率が高い理由

 

広告にはいろいろ種類があって、広告を大きく分けると

  • マス広告
  • ネット広告
  • SP(セールスプロモーション)広告

の3つがあります。

交通広告はこのうちのSP広告に該当します。

関連記事:広告の種類とそれぞれの強み

 

現状強いメディアはやはりマス広告のテレビ広告とネット広告のWEB広告ですが、それに次いで車内ビジョン広告は視聴率が高いと言われています。

車内ビジョン広告の視聴率が高い理由はいくつかあります。

 

電車内で動きのある広告

 

電車のデジタルサイネージ広告は有効なのか?という記事でもお話しましたが、一番人間の目が行きやすいのはカラーの動画です。

 

電車内の広告には

  • 中吊り広告
  • ドアステッカー広告
  • ドア横ポスター
  • 窓上ポスター

などがありますが、すべて静的な広告なので、車内ビジョン広告は車内の中で唯一動的な広告であると言えます。

 

人間は動くものに注目する傾向があるので自然と車内で一番視聴率が高いのが車内ビジョン広告、というわけですね。

 

ちょうどいい位置にある

 

車内ビジョン広告はドアの上や、車両によっては窓上に設置されていることが多く、

多くの人が見やすい位置に設置されています。

 

また、満員電車などでは自然と上を向く人が多く、手元でスマホを操作できないような状態の時に目がいくような位置になっています。

 

座った時もちょっと上の位置にあることによってどの席からも見えやすいようになっているのが車内のビジョン広告なんです。

 

毎日見る

 

電車は日常的に使う人がとても多いです。

同じ時間帯に同じ電車に乗る人が一定数います。

なので、同じ広告を同じ人に何度も見てもらうことが可能なんですね。

 

テレビCMは通常同じものを3回見てもらえないと印象には残らないと言われています。

関連記事:印象的なCMの特徴とは

 

しかしテレビは毎日同じ時間帯にCMを流すのは難しいですし、そもそも毎日同じ時間帯にテレビを見ている人も少ないんですね。

なので、番組提供に入って1時間番組の中で同じCMを何度も流す、という方法があります。

関連記事:テレビ番組でよく見る提供クレジットの意味とは

 

これと同じ方法が車内ビジョン広告だとできる、ということなんです。

 

必要な情報の間に挟まれる広告

 

多くの車内ビジョンでは駅の名前、路線図が表示されています。

そのほかにも

  • 天気
  • ニュース

が流れている車内ビジョンもあります。

 

つまり、それらはその電車を利用するにも、日々の生活にも必要な情報なんですね。

 

特に駅名や路線図なんかは、電車に乗っていたら必ずと言ってもいいほど見るものです。

 

そしてそういった必ず必要な情報の間に広告が挟まれることによって、必ず必要な情報を見ている人に広告をリーチさせることが可能なんです。

これが車内ビジョン広告の視聴率が高い一番の理由とも言えるでしょう。

関連記事:CMの撮影ってどんな流れ?どうやって、どれくらいの期間でするの?

車内ビジョン広告はどんな宣伝に向いてる?

 

車内ビジョン広告にはどんな宣伝が向いているのか、ということを考えるにはまず、電車を使っている人がどんな人なのか、ということを考えましょう。

 

毎日同じ電車に乗って同じ場所に通う人はサラリーマンとして働いている中年層、

それから学校に通っている若年層です。

 

中年層には女性に比べると男性のほうが多いでしょう。

 

また、電車を使う時間帯にも注目しましょう。

一番視聴率が高いのはやはり朝の通勤ラッシュ、帰りの帰宅ラッシュ時かと思います。

 

この時間帯にマッチしやすいのはやはり食品系かなと思います。

若年層向けなら、行楽地の宣伝もいいかもしれません。

 

とにかくユーザーを先に考えてから自社の宣伝したいものとマッチするか、ということを考えましょう。

関連記事:CMプランナーが考えていること

 

動画素材の流用性

 

デジタルサイネージ広告をやる場合は必ず放映するための動画素材が必要になりますが、それを用意してしまえば

その動画素材はWEBでのCM動画素材としても使うことができます。

 

もちろん有名タレントを起用したりする場合はその動画素材を流す媒体や期間に制限がつきますが。

関連記事:CMに有名タレントを起用するメリットとデメリット

 

一度動画素材を作ってしまえば他にも流用することができる、と考えるとお試しでやってみるにはもってこいの広告かもしれませんね。

 

ただ、あまり知られていませんがお試しでのCMはテレビ広告でもできるようになっています。

地域を限定してみたり、時間帯を調整することによって、お試しでテレビCMを放映する、ということが可能なんですね。

関連記事:CMのお試しをしてみませんか?

 

メディア広告が初めて、という方は特に、お気軽にご相談ください。

弊社ライズアドバートではテレビ広告を中心に広告主様の広告出稿のお手伝いをさせていただいております。

 

では今日はこのあたりで。

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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