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電車のデジタルサイネージ広告は有効なのか?

電車のデジタルサイネージ広告
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最近街中を歩いていて、デジタルサイネージ広告が目立つようになってきました。

駅の支柱だったり、電車の中の交通広告だったり、飲食店の中にもデジタルサイネージで広告を出しているところがあったりします。

 

しかしデジタルサイネージでやはり一番目立つ場所は電車の中の交通広告なのかな、と感じています。

 

電車の中でのデジタルサイネージによる広告は有効なのでしょうか?

今日はそんなことについて話してみたいと思います。

 

そもそもデジタルサイネージとは

 

デジタルサイネージという言葉をよく耳にするようになったものの、具体的にどういったものなのかいまいちわからない、という人もいるでしょう。

 

デジタルサイネージとはそもそもどういったものと定義されているのでしょうか?

 

 

デジタル・サイネージ(電子看板)とは、表示と通信にデジタル技術を活用して平面ディスプレイやプロジェクタなどによって映像や情報を表示する広告媒体である。

内蔵記憶装置に多数の表示情報を保持することで必要ならば秒単位で表示内容を切り替えたり動画表示を行うなど、多様な映像広告を展開できる。

ネットワーク対応機の場合は、デジタル通信で表示内容をいつでも受信可能である。

(wikipediaより)

 

wikipediaにはこのように書かれています。

 

特に電車の中の交通広告に限っていえば、今までは紙媒体、つまり静止画での広告が主流だったものが、

このデジタルサイネージを取り入れることによって動く広告へと進化したということです。

関連記事:広告の種類とそれぞれの強み

 

デジタルサイネージ広告が目を引く理由

 

デジタルサイネージ広告が台頭してきたのにはそれなりの理由があると思います。

私自身、やはり街中を歩いていてついついデジタルサイネージの広告に目がいってしまっている自分に気づくことがよくあります。

 

ではなぜ、今までの広告に比べて、よりデジタルサイネージ広告の方が注目を集めやすいのでしょうか?

 

動いている

 

デジタルサイネージの広告に目がいってしまう一番の理由は、デジタルサイネージの広告が人間の動物的本能に訴えかけるからだと思います。

 

デジタルサイネージはスライドのように静止画を数秒単位で動かしたり、あるいはそのまま動画を流したりできる広告媒体です。

 

つまり、いままでの広告と大きく違う点は「動いている広告である」ということなんです。

 

広告的観点から言うと、人間の脳は

  1. カラー動画
  2. 白黒動画
  3. カラー画像
  4. 白黒画像
  5. カラー文字
  6. 白黒文字

の順番で反応すると言われています。

つまりカラーの動画というのは一番最初に目がいくように、本能的に成っているのです。

 

これは人間が昔狩猟民族であったことからも裏付けることができるかもしれません。

 

狩猟民族時代は、動くもの=動物=食べ物=生きて行くのに必要なもの、という考えがあったはずですから、動くものに敏感に反応するようにできているのだと思います。

関連記事:車内ビジョン広告は実はかなり視聴率が高い

 

商品の説明が伝わりやすい

 

特にデジタルサイネージの広告で食べ物の広告が出ていた時に感じたことですが、

やはり電車の中吊り広告(静止画)に比べると、デジタルサイネージ広告(動画)で紹介されている食べ物の方がより美味しそうに見えるんですね。

 

私が見たのはステーキのお店の広告でしたが、お肉を切った時の肉汁の出方などが、やはり動画は素晴らしいなと感じました。

 

お肉から湯気が出ているのも良かったです。

 

食品の見せ方は動画には動画のコツがありますからね。

関連記事:プロが語る撮影のコツ【人物・食品】

 

テレビに近い

 

デジタルサイネージは動画であり、さらにずっと人の目に止まる広告です。

それは少しテレビの特徴とも似ているような気がします。

 

というのも、テレビは点けた時に流れている番組が選択権なく、テレビの前にいる人の目に入ってきてしまう装置です。

 

一種の暴力性を孕んでいるところがあって、どんな内容か、どんな人が出ているのか、ということがわからないままにそれが目に飛び込んできてしまうんですね。

 

それがテレビのパブリシティを考えなくてはいけない難しさにもつながります。

 

暴力シーンなどの年齢制限が必要なものや、公序良俗に反するものをテレビでは流すことができない理由です。

それによってテレビの番組制作が平均化されてしまい、テレビがつまらなくなっている要因にもなってしまっているのか、という話は今のテレビはつまらない?その理由は?という記事でもお話ししました。

 

ただ、これは広告的な観点からお話しするととても都合のよいことなのです。

 

見る気がない人に向けて発信することのできるテレビやデジタルサイネージ広告は、新規顧客を獲得したい場合にもってこいの広告媒体なんですね。

 

全く興味がなかった人に向けて、宣伝したい商材に興味を持ってもらうよう誘導することが可能になるということなのです。

関連記事:テレビCMの広告効果にはどんなものがあるのか

 

電車のデジタルサイネージ広告の特徴

 

デジタルサイネージの広告の中でも一番目につくのはやはり電車の中のデジタルサイネージ広告だと思います。

その理由をいくつかお話します。

 

満員電車、という環境

 

都心になればなるほど朝は通勤ラッシュ、夜は帰宅ラッシュというものがありますよね。

 

私もよく満員電車に乗りますが、その時が一番デジタルサイネージ広告に目が行く時間だと思います。

 

電車に乗っている時間はスマホをいじる人も多いかと思いますが、それはパーソナルスペースがある程度確保できないと操作できないものだと思うのです。

 

過度の満員電車に乗ると、スマホを取り出すだけでも人に迷惑がかかるし、いざスマホを手にとってもそのスマホが人の首や頭、背中などに当たってしまう体勢になってしまうこともしばしばあるかと思うのです。

そうした時、見るのはどこでしょう?

 

私は上でした。

 

人がたくさんいる中で、下を向くよりも上を向いた方がよりマシな空気を吸えるように思うからだと思います。

そしてその目線で目に入ってくるのがデジタルサイネージの広告だったのです。

 

  • スマホをいじれない
  • 息苦しくて上を見る

この2つの条件がそろった上でデジタルサイネージの広告が出てきたら、とても有効だと思いませんか?

 

通勤ラッシュや帰宅ラッシュを狙ってその時間帯に広告を見ている人が欲しているものが電車内のデジタルサイネージ広告で流れたら、かなり効果があるだろうなと感じました。

私が以前みたステーキの広告も、帰宅ラッシュ時に見たもので、とてもお腹が空いている時間帯に見たものだから忘れられなかったんだと思います。

関連記事:CMを作る時に整理しておくべき事

 

疲れている電車内

 

東京で生活をしていると特に電車内にいる人がみんな疲れているな、と感じることが多々あります。

疲れていると何もしたくないですよね。

 

私も電車内で読書をしたり、スマホをいじったりできるのは、体力的に余力がある時だけです。

 

そうすると電車の中でぼーっとしている人って結構いるんですね。

その時間は自宅でテレビを見ている時と酷似していると思います。

 

テレビCMをやるのと同じように電車の中のデジタルサイネージ広告を使ってCMができてしまう、ということなのではないでしょうか。

もちろんテレビとはターゲット層が全く異なってくるとは思いますが。

関連記事:売れるCMを作るためにはターゲットの設定が重要

 

乗車時間が短時間

 

電車に乗る時間は短時間であることが多いですよね。

 

山手線で1駅だったら2分程度だと思います。

その中で完結させることができるのがデジタルサイネージの広告なのです。

 

短時間の勝負をたくさん仕掛けることができ、さらにターゲット層の回転率もいい。

これは電車で広告を打つメリットだと言えると思います。

 

だからこそ、短時間でどれだけ印象に残ることができるか、というのは課題担ってくると思いますが。

テレビと違って電車のデジタルサイネージ広告には音がありませんから、テレビCMに比べるとそういった点では不利になるところもあると思います。

関連記事:印象的なcmの特徴とは

 

まとめ

 

主に電車内のデジタルサイネージ広告について話してみました。

 

これからどんどん広告は動画に移行していくのではないかと思いますが、今まだデジタルサイネージが目新しく、注目されやすい広告であるのは間違いないと思います。

今のうちにデジタルサイネージを有効活用してみるのはいい広告手段だと思います。

 

弊社ライズアドバートでは動画制作も行っております。

ご予算に合わせて制作をいたしますので、まずはお気軽に下記フォームよりお問い合わせください。

関連記事:CM制作費の相場はいくらか

 

では今日はこのあたりで。

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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