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レトルトカレーのCM、何を重視して作ればいい?

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弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。

今回はレトルトカレーのテレビCMをする時に、どのようなことを考えて制作をすればいいか、放映の時にどんな条件にすればいいか、ということを考えてみたいと思います。

えいぞーさん

サッと簡単に作れて美味しいカレーが食べられるのは本当に嬉しいですよね!

男性一人暮らしがボリュームゾーン

「レトルトカレー」に関するアンケートというものを参考にしてみると、

レトルトカレーを食べる頻度が月1回以上の人は38.9%。

男女別で見ると、男性で月1回以上食べる人の割合は44.7%で、女性は32.6%となっており、女性に比べると男性の方がレトルトカレーをよく食べていることが分かります。

また、ひとり暮らしでは月1回以上食べる人の割合が52.7%と5割を超えています。

また2人以上世帯では37.6%となっており、ひとり暮らし世帯の方が圧倒的にレトルトカレーを食べていることが分かりますね。

ボリュームゾーンとしては、男性のひとり暮らし世帯、ということになるかと思います。

レトルトカレーは安価でおやつ代わりにもなりますので、学生などの若年層を狙ってみるのもいいかもしれません。

いずれにせよ、テレビCMを放送する時は、必ずターゲットとなる人物像を具体的に設定するようにします。

ターゲットが具体的であればあるほど、どのような内容のCMにすべきか、どのような条件で放送するべきか、ということを決めやすくなります。

幅広く、なるべく多くの人に、と考える方も多いのですが、

そうすると逆にぼやけた内容になってしまい、印象に残りにくいCMになってしまいます。

関連記事:テレビCM放映に向けたペルソナの設定の仕方

購入する時に重視されるポイントは?

同アンケートにおいて、「あなたがレトルトカレーを食べる理由はなんですか。(複数回答)」という設問では、以下のような結果が出ていました。

  1. 簡単・便利だから…64.9%
  2. 調理の手間がかからないから…44.2%
  3. 食べたいときにすぐに食べられるから…41.0%
  4. 家に食べるものが無いときに助かるから…26.1%
  5. 時短になるから…20.8%
  6. 好きな味のものがあるから…18.1%
  7. 備蓄として保管しているものを消費するため…16.7%
  8. 鍋などがよごれなくて済むから…12.7%
  9. 経済的だから…12.0%
  10. 量がちょうどいいから…9.8%

※10位以上を抜粋

これらを見ていると、やはり短時間で簡単に美味しいものが食べられる、ということがレトルトカレーの魅力だということが分かりますね。

さらに、「レトルトカレーを選ぶ際に、重視していることはなんですか。(複数回答)」という設問では、

  1. 価格
  2. 辛さの度合い
  3. カレーの種類(横風、タイカレー等)
  4. 肉の種類
  5. 容量

※5位以上を抜粋

中でも注目したいのは、「辛さの度合い」に関しては女性の方が票数が多く、また価格に関してもお金をかけているのは女性というのがわかっています。

つまり女性の方が、こだわりを持って商品を選んでいる人が多い、ということですね。

一般的なカレーよりもこだわったカレーや価格の高い商品の場合は、女性をメインターゲットとしてテレビCM制作をする良いかもしれません。

関連記事:男性脳と女性脳を考慮したCMの作り方

レトルトカレーに足りないものは?

同アンケートにおいて、「レトルトカレーで食事を済ませるということについて」聞いてみたところ、「良くない」と回答する人ももちろん少なからずいました。

では「良くない」と回答した人は何故そう思ったのか。

「あなたは、なぜ良くないと思うのですか。(複数回答)」という設問で、以下のような結果が出ています。

  1. 野菜が足りないなど、栄養が偏っていると思うから…54.9%
  2. 手抜き感があるから…31.8%
  3. 保存料などが気になるから…27.6%
  4. 手作りの方がおいしいから…16.3%
  5. 手料理ではないから…13.4%

※5位以上を抜粋

これを見ると、圧倒的に栄養バランスが偏っている、と思っている人が多いことがわかります。

つまり、栄養バランスの問題を片付けることができれば、食事をレトルトカレーだけで済ませてもいい、と思っている人が多い、ということでもありますよね。

この層ヘ向けて、「1日分の食物繊維が摂れる」だとか「完全栄養食」といったような打ち出し方でレトルトカレーのCMをしてみるのも良いかもしれません。

ただし、こういった表記に関しては映像制作の時に表現の仕方に注意が必要です。

関連記事:健康食品の広告を出す時に注意したい健康増進法について

テレビCM放映エリア

都道府県別カレールウ消費量という記事を見てみると、カレー好きなのは、

  1. 鳥取県
  2. 新潟県
  3. 青森県
  4. 岡山県
  5. 富山県
  6. 福島県
  7. 埼玉県
  8. 山形県
  9. 北海道
  10. 石川県

といった順番になっていました。

最初から全国テレビCMとなると数千万円〜億単位で予算が必要になりますので、

新潟県、北海道あたりでまずはテレビCMをしてみるのが良いのではないかなと思います。

地方のローカル局だと、50万円〜100万円程度からテレビCMを放送することができるところも多いです。

そういったところからまずはCMを放送してみて、リアクションをみつつブラッシュアップしていき、そこから放送エリアを徐々に拡大させていくと良いのではないでしょうか。

関連記事:テレビの放送エリアってどうなってるの?

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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