弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。
テレビCMというと15秒や30秒の尺のものが一般的になります。
本数としては30秒CMよりも15秒CMの方がちょうど倍くらいの本数になりますので、時間でいうと、大体同じくらいの時間量放送されている、ということになります。
それよりも長い尺で放送するとなると60秒や90秒といった長尺CMがあります。
こういった長い尺のテレビCMの放送というのは、どういう場合に向いているのでしょうか?
ドラマを見せたい時
長い尺のCMが使われやすいのはドラマを見せたいCMの時です。
15秒や30秒といった長さだとどうしても物語を見せるには短い尺なので、物語調で壮大な内容だったり、心にグッとくるような内容のものは長いCMとして作られることが多いです。
こちらはSNSなどで話題になった東京ガスのCM。
お母さんが韓流スターにハマって推し活に励みだし、それを見守る娘、という物語で展開されています。
短尺のものもテレビCMでは流れていましたが、元は90秒のかなり長いCM動画です。
こちらもSNSで話題になっていたマルコメのCM。
家族の絆がテーマとなっているアニメーションCMです。
見ていてほっこりするような、感動して少し涙ぐんでしまうようなCMになっており、こちらも元の尺は90秒尺となっていますね。
こちらはAmazonプライムのCM。
亡くなったおじいちゃんと一緒にバイクに乗っていたことを知った孫が、アマゾンプライムでヘルメットを注文し、おばあちゃんと一緒にバイクに乗るというストーリーになっています。
上記の動画で60秒。
実際にテレビCMで流れているのも見ましたが、泣きそうになりました笑
このように物語を見せたい、商品やサービスにこんな想いが込められているんだ、ということを説明したい、という時は長い尺のテレビCMはとても効果的です。
紹介した動画はどの企業もすでに認知度の高い企業ですが、認知されているからこそ、そこに新たな付加価値をつけるという意味で長尺CMがとてもうまくはまった例なのではないかなと思います。
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認知度の低い商品やサービスのCM
認知度があまり高くない商品やサービスで、特に「これまでなかった、どのように使えば良いのかわからないもの」に関しては、
「こうやって使います」という説明が必要になるので、長尺のCMが向いています。
実際に使っているところがイメージできないと視聴者には「自分も使ってみたい」と思ってもらえません。
今までにないものに関しては、テレビCMだけでなく、公式ホームページなどでも詳細を説明する動画があると良いでしょう。
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イベント的なCM
1回きりだけ、周年記念を迎えるので社内イベントの中でみんなでテレビCMを見たい、というご要望をいただき、
イベントのために60秒のCMを放送した企業さまもいらっしゃいました。
また、季節に合わせて年に1回だけ長尺のテレビCMを放送している企業さまもいらっしゃいます。
このように、イベント的に放送するCMというので長尺の動画制作をしてみるのもいいかもしれません。
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番組風にCMをしたい時
最近多いのは、「テレビショッピングをやりたい」というご要望です。
テレビショッピングだと30分や10分といった枠で放送することが多いですが、
これが流れるのが1回きりだとか、再放送含めて3回、だとかとても少なくてもったいないんですよね。
なので60秒の素材を作って、それを何度も流す、とした方がコスパが良いです。
このやり方だと何度も流すことができますし、60秒だとテレビショッピング風の内容にも仕上げることが可能です。
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長尺CMのデメリット
長尺のCMになるとどうしても「枠取り」が難しくなります。
テレビCMは15秒や30秒の尺が一般的なので、60秒や90秒という枠を取るのが難しいのです。
さらにテレビCMは放送尺が長くなるほど金額も高くなります。
関東エリアなど、視聴率が高く、スポンサーも多いエリアで長尺のCMを何度も流すのは料金も高くなりますし、枠が見つかるかどうか、というところも問題になってきます。
逆に地方局や独立局だと金額も抑えやすいですし、枠も取りやすいのでおすすめです。
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目的やご予算に合わせてプランをご提案させていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。