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スポットCMをする時間は全日か逆L字どちらがいいのか

スポットCMの時間帯
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テレビのCMには大きく分けて番組提供型のタイムCMとそうではないスポットCMに分かれます。

 

番組提供型のタイムCMは、提供に入っている番組内でCMが流れますが、

スポットCMの場合、予算・期間のほか、1日の中でどの時間帯にCMを流すのかという事も広告主が決めなくてはいけません。

 

では時間帯はどのように決めるのがいいのか、そもそもどんな決め方があるのでしょうか。

 

大きく分けると

  • 時間帯を指定しない
  • 時間帯を指定する

のどちらかになります。

 

前者のCMが流れる時間帯を指定しないという方を「全日」と呼んでいて、

1日のいろんな時間帯に、比較的万遍なくCMが流れます。

 

そして後者の時間帯を指定するというやり方の中には、さらに細かく分かれていて、時間帯の選択により

  • 逆L字
  • コの字
  • ヨの字

などと分かれて呼ばれています。

 

今日は指定する中で典型的とも言える逆L字型と、指定しない全日型を比較してみたいと思います。

 

スポットCMの時間帯指定はどうやって決めればいいのか

 

そもそもCMを流す時間を指定しない全日型にするのかそれとも指定するのかは、何を基準に決めればいいのかというと

それはCMのターゲットと密接な関係があるでしょう。

 

ターゲットとはCMを見てもらいたい層のことです。

 

大まかに言うと、

  • 若い人なのか
  • サラリーマン層なのか
  • 主婦なのか
  • 高齢者なのか

というようなことです。

 

テレビを見る場所で最も多いのが自宅のリビングで、

テレビを見る人の約90%以上の人が自宅のリビングでテレビを見ているといいます。

 

ちなみに次に多いのが自宅の自室、という回答。

一家に2台以上テレビがある家庭も多いようですね。

 

最近ではお風呂にテレビがあるという人もいますが、これはさすがに少数派のようです。

 

そこでCMを打つ場合リビングでテレビを見ているのは誰かという事を考えるわけですね。

 

働いている男性の多くは夜家に帰ってからテレビを見るか、土日の休日に見る人が多いのに対し、

高齢者は時間があるので、朝早くから昼間も見ている可能性が高くなります。

 

CMの商品がサラリーマン向けのものなら夜か土日、

CMの商品が高齢者向けなら、平日も土日も朝から夜までどこでも

という具合にターゲット層がテレビを見ている時間帯を考えるのが効率の良いCMの打ち方と言えます。

 

そのため、時間帯を決めるときはターゲットが誰なのかが重要になってくるわけです。

関連記事:売れるCMを作るためにはターゲットの設定が重要

 

スポットCMの全日型

 

全日型は予算と期間は指定しますが、時間帯は指定しないやり方です。

 

このやり方の特徴は最も単価が安いので、本数も多く流れています。

全日型を図にするとこんな感じです。

 

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日 日曜日
             
             
             
             
             
             

 

全部青くなっています。つまりいろんな時間帯に流れるという事になります。

 

全日型が向いているターゲット層

 

上述したように、高齢者は時間があるので、最も多くの時間テレビを見ていると言われます。

 

高齢者は比較的朝が早いので、早い時間から夜までテレビを見ている人が多くいますよね。

 

テレビでスポットCMをする際の、知ってもらいたいターゲット、または商品を売りたいターゲットが高齢者であるなら、

スポットCMは一日中いろんなところにCMを打つという全日型が向いています。

 

また、家庭の主婦も家にいる時間が長いので、比較的いろんな時間にテレビを見ていると言われます。

 

家庭の主婦がターゲットの場合も全日型が向いているでしょう。

関連記事:女性向けの宣伝広告を出す時に注意したいこと

 

全日型が向いている広告

 

では全日型が向いているスポットCMとはどんなCMでしょうか。

 

高齢者をターゲットにする商品はいろいろありますが、

よくあるのはサプリメントなどの健康食品や、健康関連のグッズなどの商品でしょう。

 

また全日型は家庭の主婦にも向いていますので、CMとしては、

  • 食料品
  • 家庭用の洗剤
  • 化粧品

そのほか主婦は子供の物も買いますから、子供向けの商品などのCMもいいと思います。

関連記事:企業がCMをする前に決めておくべきこと

 

ターゲットが把握しづらいときも全日型

 

売る側の意向と、実際に買う人が必ずしも一致するとは限りません。

 

若い人向けに作ってみたけど、中高年に人気が出た、

子供向けに作ったけど買っているのは大人だった

という場合も多々あります。

 

新商品の場合は特に把握できないときもあるのではないでしょうか。

 

こういった、ターゲットがあまり具体的に決まっていないような場合は、まずは全日型でスポットCMを打ってみるのをおすすめします。

 

最初から時間帯を絞ると、予算もかかりますし、ターゲットを逃す可能性もあるからです。

関連記事:タイムCMとスポットCMの違い。どちらを選べばいいの?

 

スポットCMの逆L型

 

逆L型は時間帯を指定する典型的なやり方でしょう。

 

図にするとこんな感じです。

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日 日曜日
             
             
             
             
             
             

 

青いところがLを逆にした形になっていますね。

平日の夜と土日の終日にスポットCMが流れると言うものです。

 

逆L型が向いているターゲット層

 

主に成人男性とOLがターゲット層と言えます。

 

成人男性の多くは昼間働いて、夜家に帰ってきます。

OLも同じです。

 

朝もテレビをつける人が多いと思いますが、時計代わりにつけていると言われる人も多く、

用意をしながら、朝食を食べながら、という具合に真剣にテレビを見ているわけではありません。

 

テレビを見るのは帰宅してからの平日の夜、そして仕事がない休日の土日というわけです。

 

スポットCMのターゲットが働く男性やOLであれば、逆L型にCMを打つのが効果的と言えます。

 

時間帯が狭くなるほど金額は高くなりますが、ターゲットがはっきりしているなら効率的かもしれません。

関連記事:テレビのスポットCMを打つ意味

 

逆L型が向いている広告

 

では逆L型が向いているスポットCMはどんな広告かというと、実はほとんどの商品に向いていると言えます。

 

と言うのも、平日の夜は1日で最もテレビが見られる時間帯で、老若男女全ての層がテレビを見ているので、大抵の商品ターゲットと合致するわけです。

特に働く成人男性やOLに見てもらいたいCMの場合は平日の夜や土日は外せない時間帯です。

 

車やパソコン、コスメなどのスポットCMは典型的な逆Lが向いているCMでしょう。

 

ただ、見ている人が多い分、スポットCMを出したい企業が多くいますから、値段も高くなるのは否めません。

 

そのほか、逆Lに朝の時間帯を足したコの字型や、さらに昼の時間帯を足したヨの字型などもあります。

関連記事:広告代理店が解説するテレビCM放映のやり方

 

テレビCMをやるなら

 

今回はスポットCMを放映する時間帯のお話、

特に全日と逆Lについて詳しくお話してみました。

 

テレビCMはターゲットから逆算して組んでいく事がとても重要です。

 

弊社ライズアドバートは広告代理店ですので、CMを放映したい、という方のご要望に合わせて

広告プランのご提案をさせていただいております。

 

ご興味、ご質問等ございましたら、下記フォーム、またはチャットよりお気軽にお問い合わせください。

関連記事:テレビCMの価格はどうやって決まるのか

 

 

では今日はこのあたりで。

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