テレビ業界の裏話 PR

テレビ業界への就職において就活生が不安に思うこと

テレビ業界に就職する時の不安
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毎年、初々しいリクルート姿で訪れる就職活動をされている学生さんたち。髪も黒くして、きりりとしています。

 

就職活動の時期になると、就職もそうですがその先のこともいろいろなことも考えるようで

弊社(ライズプランニング)の就職面接でも学生さんから様々なことを質問されます

 

テレビ業界への就職は本人がやる気があっても親御さんや友人から反対されることがあるようで、気持ちが揺らいでいる学生さんが多く見受けられるんですね。

今回はテレビ業界への就職を考えている学生さんたちの不安にどういうものがあるのか、ということを取り上げます。

 

テレビ業界はこれからどうなっていくのか

 

「自分はテレビが好きだからテレビ業界に就職したいけれど、これからテレビ業界はどうなるんでしょうか?」

 

この質問は、とても多いです。
新聞や雑誌、ネットニュースでもテレビ業界のこれからは取り上げられることが多々ありますね。

 

テレビがどうなっていくのかということは誰にも分りません。

ですので、私個人の考えですが、と前置きをしてご説明したいと思います。

 

テレビの視聴率

 

ネットがテレビ業界を追い上げてきており、テレビが以前に比べてあまり見られなくなった、という話をよく聞きますね。

 

ただそれはテレビという媒体で見なくなっただけで、テレビ番組、つまりコンテンツそのものはパソコンやスマホなどといった媒体で見られています。

ですのでテレビの視聴率が下がったと言われてはいても、実際のところはテレビという媒体で見る視聴率ということで、パーソナルな見方についての視聴率はとれていません。

関連記事:変わるべき視聴率計測方法

 

また、視聴率が大きく下がっているのか?というとそうでもありません。
関東地方で視聴率10%というのは、数万世帯ということです。

 

テレビ業界には放送法というのがあり、テレビの事業は国からの免許事業でもあります。

ちょっとやそっとのことでは国はテレビ局をなくさないでしょう。

 

時代とともにテレビの在り方も変わるはず

 

テレビという媒体は変化していくはずなのです。

ネットとの融合や双方向コミュニケーションが活発になるでしょうし、カメラやテレビの
性能も上がっていきます。

可能性はどんどん広がると思います。

 

現に今でも、テレビを見ながらSNSなどで視聴者同士がコミュニケーションをとっている、なんて現象がたくさん起きていますよね。

人気がある番組が放送中の時はTwitterのトレンドに番組名を見ることもよくあります。

朝の情報番組だと、「ノンストップ!」等でツイッターのハッシュタグを活用して、番組に生かしていますよね。

関連記事:テレビとsnsの可能性

 

不安というのは何か明確にあるものではなくて、漠然としたものに沸き起こる感情だと思います。

よくわからないことに対して「不安」と感じるのか、「ワクワク」と感じるのかは人それぞれだと思いますが少しでも正しい情報を知ることで、「不安」が「ワクワク」に変化すると思います。

 

それにテレビという公共性のあるメディア業界に就職して経験を積んでいけば、

いずれテレビがなくなり、テレビに代わる映像メディアができたとしても、その感性や感覚を持つ人が必ず重宝されると思います。

 

テレビ取材というのは、マニュアルがあるものではありません。

経験を積まないと身に付きません。

真面目に仕事に取組み、学んでいけば仕事はなくならないのです。

 

突然テレビがなくなることはない

 

ある日突然テレビがなくなるということはないでしょう。

何か予兆があり、徐々に移行していくものだと思います。
でないとテレビに慣れ親しんだ人は困りますよね。

また、何万人もの人がテレビ業界で働いているわけですから、いきなりそれだけの人が職を失うということは考えられません。

 

テレビはなくなる、かもしれない。
なくならない、かもしれない。

 

でもテレビというメディアで生きてきた人は、その感性を欲している媒体に必ず需要があると思うんです。

関連記事:【テレビの変化】テレビはなくなるのか

 

結婚してもテレビ業界を続けられるのか

 

「お給料が少ないのは理解しています。それでも、テレビ業界に就職したい。でも、家族を持った時に、やっていけるでしょうか?」

 

この質問もよくある質問です。

 

テレビ業界の仕事と家族

 

家族を持ってもテレビ業界の仕事はやっていけます。

みんな普通に生活してますよ。

家族もいます。

普通に結婚して、子育てしてますよ、とお答えしています。

 

テレビ業界の制作会社はほとんど中小企業ですから、お給料はやはり大企業には及びません。

賞与や退職金が出ない、というところも多々あります。

 

かつてはアシスタントディレクターは、修行の身であり半人前、見習いとみなされて、十分なお給料が出ませんでした。

ですが今は、そういう会社はごくごくまれだと思います。

 

かつては、AD希望の若い人が本当にたくさんいました。

殴られ足蹴にされても、しがみついてへこたれずふんばってきた人だけがディレクターになれました。

今はADやりたいという人はずいぶん減っています。ADがいない現場も多いです。

 

ですがADのいる番組は、きちんと仕事を教えてくれます。

テレビ業界未経験の若手でも、仕事を丁寧に教えてくれるようになりました。

 

長時間労働にならないように周囲が気配りしてくれますし、休日も取らせてくれます。

 

ただテレビというのは突発的な出来事に対応しなくてはなりませんので、

有事のときには長時間にもなるし何日も帰れないこともあるし休みもない、ということはあります。

 

ここのところの理解はやはり必要です。

 

ただ仕事には、緩急があります。

テレビ業界に就職したからといって何日も何日も緊迫した状況が続く、というのは今の世の中ではまれです。

 

アシスタントディレクターの時代は、お給料も高いとは言えないですが、

ディレクターになれば自分の経験を積みたいのかそれとも扶養の必要性でギャラがいいところがいいのか、などで仕事を選択できるようになります。

 

仕事の在り方、夫婦の在り方

 

ディレクターになったら、フリーランスになって、作品を掛け持ちするという選択肢もあります。

自分で経験を積みながら稼ぐ、ということも可能です。

 

ただ作品の掛け持ちは心身をすり減らしていきますから、覚悟が必要です。

毎日毎日なにがなにやらわからない、状況に振り回されっぱなし、という時期も若いうちだったらできるかもしれません。適応能力がありますからね。体力もあります。

そういう時期もあとからすれば貴重な体験でしょう。

 

結婚を考えている異性がいるわけではないのに、就職を考えるとき家庭についても考えちゃうようです。

 

今の20代の子たちは収入も家事も子育ても家族でシェアするというのがスタンダードなのではないでしょうか。

 

ここを訪れる男の子は「自分が稼がねば」と考えてるようですが、結婚を視野にいれてお付き合いするときに、お互いの考え方や生き方に賛同できる方に出会えればいいですよね。

 

私の周辺では、ディレクターとカメラマン、ディレクターと看護師というカップルが多いですね。

専業主婦(主夫)というのは、お子さんが多い家庭が多いですね。

関連記事:テレビ業界の効果的な新人研修!ライズプランニングも研修を行っています

就職の不安は大体解決できる

 

就職の面接で就活生からよく受けるテレビ業界への質問をまとめてみましたがいかがだったでしょうか?

 

テレビ業界への就職には不安がつきものなのかもしれません。

ただ、その不安はきっとテレビ業界の情報があまり出回っていない、とういうところからくるものなのだと思います。

 

テレビ業界はかなり内輪感の強い業界で、業界関連の書生やサイトもあまり調べても出てこないことが多いと思います。

仕事として関わろうと能動的にしない限りあまり触れられる業界ではありませんしね。

 

実際のところはテレビ業界で働いている人は普通の生活を送っています。

みんなテレビが大好き、というところを除けば、普通に一生懸命働いている人たちです。

家庭もあるし、子育てもしてます。最近は女性のスタッフも物凄く増えています。

関連記事:女性のディレクターが増えてきたわけ

 

あまり知られていない業界だからこそ不安も生まれやすいのでしょうが、実は思っているよりも特殊ではないのではないかなと思うんです。

 

テレビ業界に興味がある方、業界に就職したいという方、ご連絡お待ちしています。

わからないことや相談してみたいことがあれば下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。

 

では今日はこのあたりで。

関連記事:新人ADへ現役ディレクターから仕事を円滑にするためのアドバイス!

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imacharin
テレビ制作歴25年。テレビの業界の内側と、テレビ番組の裏側をわかりやすく発信していきます。


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