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テレビCM効果を高めるために複数パターンの素材を制作する

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テレビCMを放送するときに、より効果を高めるために複数の素材(実際にテレビCMとして放送する映像素材)を制作する企業が少なからずあります。

 

複数素材を制作して放送することでテレビCM効果にどのような影響をもたらすのか?

また複数パターンの素材を作るにはどのようなやり方があるのか?

効果的な放送の仕方まで、広告代理店である弊社ライズアドバートが詳しく解説してみたいと思います。

 

CM素材を複数作ることで得られるCM効果

 

テレビを見ていると「あれ、このCMさっきも同じ会社がやっていたな」と思うことがあります。

1日あたりのCM接触回数の平均は約200回となっており、毎日非常に沢山のテレビCMを無意識に視聴者は見ていることになりますので、CMを見ながらCMに対して意識を持ってもらうということはとても難しいことです。

だからこそ「同じ会社が別のCMをやっている」という認識を持ってもらうことでCMを意識してもらうというのはとても効果的なやり方なのです。

 

どうしてもCMの好感度を上げるだとか、話題になるCMを作るというのは難しいものです。

誰もが狙ってヒットを出せるわけではありません。

CMの内容や放送の時間帯などいろいろなところに仕掛けを打たなくてはいけないです。

 

しかしCMを複数パターン作ってもそうするというだけで簡単に視聴者の注意を引くことができますので、これはおすすめの方法なのです。

関連記事:企業CMの作り方!印象的な内容になるパターンと放映まで

 

複数パターンを作るやり方

 

CMを複数パターン作る時にどのような作り方があるのか、紹介してみたいと思います。

尺を変えてみる

 

まずは尺が違うCMを複数パターン作るというやり方。

これは王道なパターンで、15秒のものと30秒のものを作っておく、というのが一般的です。

 

30秒と15秒を混ぜてCM放送することもできますし、15秒バージョンをテレビCMで流して30秒のものはWEBCMで使うもしくは公式ホームページで配信するといった使い方をする企業さまもあります。

 

実はCM制作をというのは撮影をする部分にほとんどのお金がかかるので、15秒バージョンのCMを作るのも30秒バージョンのCMを作るのも手間的にはあまり大きく変わりません。

なのでせっかくCM制作をするのであれば、15秒CMを作った上で30秒CMもあわせて制作した方がお得に2パターンのCMを作ることができます。

 

WEBであれば尺を気にせずCMを配信することもできますので、長めの尺の物を作っておくのも良いでしょう。

関連記事:テレビCMを制作してWEBでも配信したい時に気をつけたい権利の話

地域ごとに地域名を差し替える

 

放送する地域に合わせて地域名を差し替えたCMをパターンで作るというやり方もよくあるやり方です。

こちらもナレーションやCM素材の一部分のみテキストを差し替えれば良いのでそこまで大きな手間にはなりません。制作費もパターンごとに大きくかさんでしまうというわけではないのでやりやすい複数パターンの作り方です。

 

東京生まれ東京育ちの方だとあまりピンとこないかもしれませんが、地方に住んでいる方は地元地域の名前が呼ばれると反応してしまうという方が多いです。

テレビCMの場合は地方局はその県域にのみテレビ番組が放送されますので、その地域のための素材を作るというのも一つのやり方です。

シリーズにする

 

ストーリー性を持たせたテレビCMをシリーズ化して放送するというやり方もあります。

近年だとauのCMなどが代表的になるでしょう。

 

ストーリーがあることによってCMを認知してもらいやすくなります。

長期的な展開を考えている場合はこういった仕掛けをしてみるのも面白いと思います。

関連記事:CMの内容はどんなものにしたらいい?どういうタイプのものがあるか解説!

同内容を実写とイラストで

 

同じ内容のCMを実写バージョンとイラストバージョンで2パターン作るという方法もあります。

実写とイラストだと伝わる雰囲気もまた変わるため、面白いアプローチになると思います。

関連記事:テレビCMをイラストで制作するのが流行り?そのメリットを紹介

 

複数素材あるときの効果的な放送の仕方

 

複数パターンのCMを制作したら放送の仕方も効果検証しやすくしてみたり、効果はなるべく得られる放送の仕方にしてみましょう。

例えば段積みと言って同じ会社が2回続けてCMを放送するというやり方があります。

同じ内容を実写版とイラスト版で作ったCMなどはこういった段積みの効果が出やすいです。

 

また、AパターンとBパターンそれぞれ全く違うものを作った場合は、人口などがある程度同じ県域で、Aパターンのみを流す地域とBパターンのみを流す地域、二つ同時に放送して反応が多い方はどちらか検証してみる、などの方法があります。

こういったランニングは広告代理店でも一緒に考えられますので、お気軽にご相談ください。

関連記事:テレビCMは効果ない?しっかり検証するためにおすすめなABテスト

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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