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テレビ局の現場を見てみたい?テレビ業界が舞台のドラマと映画を見てみよう

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ディレクターやプロデューサーになりたいけど、具体的にはどんなことをするの?

タレントを支える仕事をしてみたいけど、マネジャーってどんな仕事?

テレビ局の内部ってどうなってるの?スタジオセットや美術の仕事ってできるの?

テレビ業界で働きたいけど、どんな仕事なのか、どんなところなのか、は想像しがたいところがあります。

テレビマンたちのブログや書籍もありますが、テレビ局が舞台のドラマや映画あります。

実際のテレビ局内で撮影されているシーンもたくさんでてきますので、参考にしてみてはどうでしょうか。

見逃しても、再放送したり、動画配信されていたり、DVDになっているものもあります。

  • 2010年10月末から放送中のドラマ テレビ東京「共演NG」
  • 過去に放送されたドラマ 「チャンネルはそのまま」
  • 過去に放送されたドラマ 「トットテレビ」
  • ドキュメンタリー映画 「さよならテレビ」
  • 2021年1月スタートのドラマ 「書けないッ!?」

などなど。見どころを踏まえてご紹介したいと思います。

テレビ東京 「共演NG」(月曜日 22時~)

企画・原作 秋元康 キャスト中井貴一、鈴木京香、リリー・フランキー、齊藤工

2020年10月26日からスタートしたテレビ東京系で放送されているドラマです。

ドラマのキャスティングは一筋縄ではいかないもので、共演NGとされている俳優さんがいるものです。

共演NGの2人が共演したら、どんな喜劇になるのか…?

元恋人のふたりが25年ぶりに共演。NGだったのに、なぜ共演するのか、は第1回目の放送で描かれました。

それぞれの所属事務所のマネージャーの謀、プロデューサーの計算、ドラマに疎いのにドラマ制作部に異動になった現場プロデューサーのやる気のなさ、PR会社のSNS戦略、テレビ局とスポンサーの関係が、大げさだけど、ギリギリの線で描かれているのは、実体験に基づく秋元さんならではのさじ加減。

ホームぺージには、最新情報やオリジナル記事で制作秘話が小出しにされています。

ドラマならではの制作工程の本読みやリハーサル、スタジオセットでの撮影などの段取りや雰囲気はリアルです。

さて、実際に共演NGはあるのでしょうか?

秋元さんも書かれていますが、まあ、あるようです。

かつて恋人だったり、結婚していたが破局した、パートナーを取り合った、そりがあわない、などなど。

ドラマ作りに興味のある人、タレント事務所に興味がある人はぜひ見てみましょう。

ドラマのプロデューサーって説明しづらい雑多な仕事があるのですが、そういう部分も描かれています。

関連記事:ドラマのロケ地ってどうやって探しているの?制作スタッフが解説!

Netflixs「チャンネルはそのまま」

2019年北海道テレビ放送で制作された北海道テレビ放送50周年記念&新社屋移転記念ドラマです。

主演は芳根京子さん、大泉洋さん、安田顕さんほかTEAM NACS。

監督は本広克行さん(踊る大捜査線シリーズ など)この作品は、2019年日本民間放送連盟賞でグランプリをとりました。

舞台は札幌にあるローカルテレビ局。

芳根さんが演じる主人公は、原稿はまともに読めない、原稿は誤字脱字だらけ、取材に行ってもトラブルを引き起こす、新人アナウンサーの雪丸花子。

芳根さんは真面目で可憐なイメージがありましたが、このドラマでは、おっちょこちょいでドジな役。

原作は佐々木倫子さんのマンガですが、佐々木さんはこの作品を北海道テレビ放送を取材して描いています。

なので、舞台になっている放送局内部はとってもリアル!

ドラマでは実際の北海道テレビ放送の旧社屋をそのまま使い、そして新社屋はライバル局という設定で撮影されました。

局内のシーンや情報番組のスタジオのシーン、デパートでの生放送のシーンなどは、実際の番組制作スタッフがエキストラとして登場しています。

役者さんたちと現場のリアルなスタッフたちとが混じってますので、より、現場に近い仕事風景が感じられます。

コメディではありますが、報道番組と情報番組の違いや、制作局と営業局、制作サイドとアナウンサーなど、ライバル局とのせめぎ合い、視聴率がいかに番組に反映されているのかなど、表舞台には出てこない裏側が、分かりやすく描かれています。

北海道テレビ放送で放送したあと、全国の独立局やネットワーク局で順次放送し、最後にテレビ朝日でも放送されました。

ネットフリックスでの動画配信されているのと、DVDにもなっているようです。どうしても見られない!場合は、マンガでご覧ください。

関連記事:情報ワイド番組からバラエティ番組に異動したADに、仕事の違いを聞いてみた

NHK 「トットてれび」

NHKの土曜テレビ枠で2016年4月30日から7回にわたって放送されました。黒柳徹子さんの自伝「トットチャンネル」が原作です。

テレビ界の生きる伝説、黒柳徹子さんがNHKの専属女優第1号としてデビューしてから、坂本九さん、渥美清さん、脚本家の向田邦子さん、森繁久彌さんなど、昭和の大スターたちとのエピソードをドラマ化。

黒柳徹子さん役は満島ひかるさんです。テレビの草創期からの歴史がたどれます。

テレビ局開局時は、ほとんどが生放送で、ドラマも歌番組も生放送でその舞台裏たるや、何が起きるかわからない想定外続きでした。

テレビの面白さは、生放送で想定していないことが起きるハプニング性にあります。

テレビの「今」ではありませんが、テレビの裏側は今も昭和もさほど変わらない普遍性にあることが感じられるかもしれません。

こちらのドラマは、DVD化されています。「チャンネルはそのまま」はフィクションですが、主人公の雪丸花子は、トットちゃんをモデルにしたのでは?と思わせます。

何ごとにも真面目で一生懸命、つい没頭してしまうから、周りを巻き込み、何かを引き起こす。人としての魅力は型にはまらないところにうまれるのですね。テレビは人の魅力が輝く場所でもあるのです。

関連記事:新卒でADになって半年!仕事はどう?インタビューしてみました!

映画 「さよならテレビ」

これはドラマではなくて、ドキュメンタリー映画です。

全国の独立単館系の映画館で上映され、今もどこかの映画館で上映されています。制作は、名古屋の東海テレビ放送。

2018年に東海テレビ放送が開局60周年記念番組として放送されたドキュメンタリー番組を再構成、再編集して公開された映画です。

60周年記念という華々しい舞台なのに、「さよならテレビ」と自虐的。

そもそも東海テレビ放送は、数々のドキュメンタリー番組を世に放ち、毎回、話題をさらってきました。この「さよならテレビ」はテレビ局を舞台にして、世の映像制作者をざわつかせました。

舞台は、東海テレビの夕方の報道番組。主要な登場人物は、報道番組の看板アナウンサー、営業マターを淡々とこなす番組ディレクター、そして、制作会社から派遣されてきた新人のディレクターです。

リアルなテレビ局内での撮影、報道番組のフロア、働くスタッフ、取材方法、報道番組で起こりがちなミステイク、テレビ業界での働き方改革、派遣という働き方、取材する側とされる側の関係性、そもそもテレビってどういうメディアなのか、が見てとれます。

「書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~」

最後に紹介するのは、これから放送されるドラマです。

テレビ朝日で新しく始まるドラマ枠オシドラサタデー枠(毎週土曜日夜23時30分から24時放送)の第一弾。

「書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~」主演は生田斗真さん、吉瀬美智子さん

売れない脚本家で主夫の生田さん、その妻で売れっ子の小説家が吉瀬さんという役どころ。

ゴールデンタイムのドラマ枠でシナリオ執筆することになった生田さんが、無茶ぶりするプロデューサー、ディレクター、出演者に振り回されながら執筆に家事に育児をこなしていく、というストーリー。

ドラマ制作の裏側は少なからず、曲者と無茶ぶりはありますし、原作者の実体験エピソードも仕込まれていそうです。こちらも配信されそうですね。

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テレビ制作歴25年。テレビの業界の内側と、テレビ番組の裏側をわかりやすく発信していきます。

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