日々テレビを見ていると様々なもののテレビCMが放送されていますが、占いのCMというのはあまり見かけないと思いませんか?
実は占いのCMというのは基本的にはテレビですることができません。
今回は占いの広告の打ち方について、なぜテレビCMでは放送することができないのかということともに広告代理店である弊社ライズアドバートが解説してみたいと思います。
非科学的なものは考査でNGになる
テレビCMの放送というのはどんな企業でもできるわけではありません。
実はテレビCMを放送する前に「考査(こうさ)」と呼ばれる審査のようなものがあって、この考査を無事通過することができないと企業はテレビCMを放送できない仕組みになっています。
テレビというのは不特定多数に一斉に情報を伝達することができるメディア媒体であり、特に災害時や緊急時などに信頼できる情報をなるべく迅速に届けることが指名です。
つまり「なんでも放送していいもの」ではないんですね。
視聴者にきちんと信頼してもらえるような情報を放送できるよう、日々テレビ局も努力しているわけです。
そのために設けられているのが考査であり、考査には
の二つの考査があります。
業態考査は「その企業がきちんと存在していて、信頼に足る企業か」ということを審査するもので、
表現考査は「CMの内容に誤解を与えるような表現が含まれていないか」ということを審査するものです。
占いのテレビCMを基本的に放送することができないのは、後者の表現考査に引っかかってきてしまうからです。
占いだけに限らず、表現考査のレギュレーションとして、「科学的根拠がないもの」は基本的にNGとなっています。
例えば商品の効能などを紹介するようなCMも、きちんと科学的根拠が取れているもので、そういった資料をテレビ局に考査時に提出しており、考査受理となったものだけが放送されているというわけですね。
関連記事:広告を出す時に注意したい、考査について
テレビ番組として放送する方法
考査基準ですが、実はテレビ局によって異なります。
「あのテレビ局では大丈夫だった表現が、このテレビ局では引っかかってしまった」ということもあるんですね。
NG要素に合わせて素材を修正すれば放送できるので、「このテレビ局では絶対に放送できない」みたいなことにはならないとは思います。
考査基準はキー局が一番厳しく、その次が地方局、独立局・ケーブルテレビ、と
視聴人口に比例して基準が高くなると思っておけば良いかと思います。
つまり地方局や独立局なら、考査が緩め、ということです。
CMという形は難しいのですが、こういったテレビ局なら「テレビ番組」という形で宣伝をすることが可能な場合があります。
既にある例としては、仮想通貨のCMをしたい企業が、仮想通貨関連の知識を身に着けるための教養番組のような形で番組制作をしたケースがありました。
特定の仮想通貨をテレビCMとして放送する、というのはなかなか難しいのですが、仮想通貨の知識を深めるための番組を制作して、その番組のスポンサーという形で宣伝をする方法だったわけです。
他にも宗教などもこういったやり方ができる場合があります。
もちろんテレビCMに比べると番組制作をしていかなくてはいけないので相当な資金力が必要な方法にはなってしまいます。
ただ占いに関しても、番組という形ではいくつか存在しているものがあるので、テレビ局によっては相談して形にしていくことができるかもしれません。
関連記事:独立局でテレビCMをやるメリットを広告代理店が解説!
その他の広告方法
番組制作となるとかなり資金力が必要になってしまうので、
その他の方法で、もう少し予算を抑えてできる広告の方法についても解説します。
動画制作
テレビメディアの電波で放送するのは難しいですが、動画を制作して公開するのは動画プラットフォームの規約さえ守っていれば可能です。
動画プラットフォームの規約というのは「著作権に違反していない」というようなものですね。
なので、占いを紹介する動画を制作して、公式サイトなどで配信するのはある程度自由にできるかと思います。
テレビで扱うのは難しいですが、テレビ風の動画を作ってみるのは面白いでしょう。
インターネット広告
アフィリエイトなどでは占いの広告案件が多数出稿されています。
アフィリエイトとは端的に言うとブロガーやインフルエンサーにネット上で紹介してもらえる広告手段です。
テレビメディアに比べるとそこまでレギュレーションが厳しくないので、ASPに相談してみて、広告を出稿してみる、なども良いのではないでしょうか。
関連記事:動画制作の料金はどのようにして決まるのか。その予算の立て方。
ご紹介した方法の中で、弊社ライズアドバートでは主に
- テレビ番組制作、放映
- 動画制作
において、お話を承ることが可能です。
内容やエリア、テレビ局によっては承ることができない場合もありますが、まずはお気軽にご相談ください。