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テレビCM費用に1億かけたら何ができるの?

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テレビCMの放送をする時に、どれくらいの費用をかけたらどんなことができるのか、というのはまず最初に知っておきたいことですね。

今回はテレビCMの予算に1億円を使った時、どのようなことができるのか、広告代理店である弊社ライズアドバートがモデル案を考えてみました。

 

1億という予算を使う前に知っておきたいこと

 

テレビCMの放送方法には

  • スポットCM
  • タイムCM

の2種類の放送方法があります。

スポットCMというのは特定の番組のスポンサーになるのではなくある程度時間帯を指定してその時間帯の中でテレビCMをランダムに投下していく方法です。

それに対してタイムCMというのは特定の番組のスポンサーとなり毎週同じ番組の中でテレビCMを放送する方法になります。

 

テレビ局や番組によって基準となる料金は変わるのですが基本的には視聴可能人口に比例して料金が変わってくると考えていただければ良いと思います。

 

つまり全国のテレビ局の中で一番値段が高いのが東京キー局のテレビ局になります。

東京キー局は以下の5つのテレビ局です。

  • 日本テレビ
  • テレビ朝日
  • フジテレビ
  • TBS
  • テレビ東京

東京キー局は広域圏と呼ばれるテレビ局となっており、東京都だけでなく関東全域にテレビ番組が放送されています。

東京や神奈川でピンポイントにテレビCMをするということは基本的にはできなくて、

  • 群馬
  • 栃木
  • 茨城
  • 埼玉
  • 千葉
  • 東京
  • 神奈川

の全域にテレビ番組が放送される形となります。

これが関東ローカルと呼ばれるエリアです。

(もうすこしピンポイントで放送したい場合は独立局を使うという方法があります。)

 

東京キー局の場合はこの関東ローカルと呼ばれるエリアだけでなく全国ネットという放送の仕方もあります。

番組や時間帯によって異なったりするのですが、ここまでは全国放送でここからはローカル放送というような分け方を実はされています。

テレビを見ているだけではなかなか気づかない部分ですよね。

 

例えば朝の情報番組なんかは途中までは全国ネットの放送だけど、途中からそれぞれのローカル地域の放送に切り替わる、というような放送の仕方をしていることもあります。

 

人気のバラエティ番組は全国ネットで放送されている一方で、深夜帯の番組は関東ローカルのみで放送されているというような、番組ごとで放送範囲が違うケースもあります。

関連記事:広域圏ってなに?CMをする時に知っておきたいテレビ局の放送地域について

 

ネットタイムの番組でスポンサーになれる

 

テレビCMに1億円かけることができる場合は全国ネット番組でタイムCMを放送することができます。

これをネットタイムCMと呼びますが、タイムCMの場合は、テレビCMの尺が基本的に30秒からになります。

さらに最低2クール(6ヶ月)から放送という形になることが多いです。

 

これはテレビ局の大きな番組編成の改変が毎年4月と10月にあり、タイムCMの場合は番組のスポンサーなのでこの改変期に合わせるような形でスポンサーに入るからです。

4月か10月にスタートさせることが多いので、時期によっては「すぐCMを放送したい」と思っても入れる番組がなかったりすることもあります。

東京キー局で放送しているネットタイムの番組の場合は2クールスポンサーになるのにだいたい数千万円後半くらいの値段がかかりますので、

1億円を予算として投じることができるのであれば、全国ネットの番組でスポンサーになることができるということです。

その場合は全国ネットで放送されているテレビ番組の中で6ヶ月の間毎週テレビCMが流れます。

また番組の中の「この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りします」というアナウンスが流れる部分で提供会社の中に社名が記載されます。

関連記事:タイムCMはどんな時におすすめ?ケースごとに広告代理店が紹介します!

 

キー局全局でスポットCMを放送

 

タイムCMとはやり方の違うCM方法でスポットCMという放送の仕方があります。

これは特定の番組の中で放送するのではなく時間帯を決めてその中でCMを放送する方法で、タイムCMとは使って15秒で放送することができます。

 

またタイムCMのように番組編成に大きな影響を受けませんので2週間から1ヶ月というような短い期間で放送をすることが可能です。

東京キー局の場合は2000万円前後から放送する企業が多く、全てのキー局でスポットCMを2000万円ずつ放送をする、というやり方をするとちょうど1億円になります。

 

同じ期間に同じ予算をかけて複数のテレビ局で放送をし、効果検証をするというやり方はよく使われるやり方です。

チャンネルを変えても他のテレビ局でもテレビCMが放送されているということで視聴者により印象を強く持ってもらうという効果も期待できます。

関連記事:東京キー局でテレビCMを放送するのに料金はいくらかかる?

 

テレビCMにかける予算の幅

今回はテレビCMに対して1億円の予算をかけた時にどれくらいのことができるかというモデルケースを紹介しましたが、

テレビCMにかける予算の幅というのはかなり広いです。

 

例えば独立局や地方局を使うのであれば数十万円単位からCMを放送することができます。

 

初めからキー局で大きな予算をかけずに地方局からだんだんステップアップさせていくというやり方をする企業も多いです。

やりながら改善点が見つかって行ったりするものですからね。

 

そういった戦略も広告代理店と一緒に考えながらテレビCMを有効活用していただければと思います。

関連記事:CMの出稿金額目安を地域別に紹介します

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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