海外旅行のテレビCMをする時はどんなことを考えればいいのか
今回は海外旅行のCMについて書いてみたいと思います。
日本における海外旅行事情について、どんな人がどれくらい行くのか、どの世代が行くのかや、どんな方法で海外旅行を探すのかなどをもとに
いつどのようにCMを流していくのが有効なのかについて書いてみます。
海外旅行に行く人
日本ではどれくらいの人が海外旅行に行っているのかについて
今までに海外旅行に行ったことがある人はどれくらいいるかというと、ある調査によると
- 1回行ったことがある…約36%
- 2回行ったことがある…約18%
- 3回行ったことがある…約13%
- 10回以上行ったことがある…約6%
のようになっています。
10回以上海外旅行に行ったことがあるという人は40代以上の人が多く、年を重ねるほど多くなるのは当然の流れかと思います。
海外旅行に行く層としては子育ての一段落や退職を機に行くという高齢者世代が多く、これらの世代は70歳前にピークが終わり少なくなると言われます。
原因は体力的なこと、旅行を組み立てるわずらわしさなどが原因で
一般的に68歳から海外旅行を控える人が多くなると言います。
団塊の世代のアンケートでは約20%が海外旅行を減らしたい、約20%が行かない、など半数以上の人がすでにいかない選択をしていると言います。
高齢者の海外旅行は今後少し減っていくという予想もあるというわけです。
一方で海外旅行に行きたいという意思が強いのは若い層に多く
20歳前後の半数以上が「行きたい」「これから行きたい」と思っているという結果も出ています。
副業を認める企業が増え、仕事の種類も多様化しているので、これからの海外旅行をけん引するのは若い世代であると言えるのではないでしょうか。
そのため海外旅行CMのターゲット層についても変わりつつあるのではないかと思っています。
日本の海外旅行の変遷
そもそも日本人はいつごろから海外旅行に行き始めたのでしょうか。
日本人が海外旅行に行き始めたのは戦後間もなくから増え、
1950年ごろには約1万人だったのが
10年後の1960年には約10倍の10万人になりました。
その後海外旅行者は増え続け1980年には約400万人
2000年には約1800万人とピークをむかえました。
ただしその後は下がってきている傾向があります。
理由としては高齢者については、体力的に自信が無くなってきていることや、計画を立てることが面倒になっていることがありますが、
2000年以降に減ってきた理由の一つに若い世代が離れてきたということがあります。
若い世代については海外旅行自体が目新しくなくなってきたこと、
10代や20代の中には海外旅行としてではなく、授業の一環や留学として短期で行く人も増えてきたようです…
その他の理由としてはに
- 金銭的に行けない
- 時間的に余裕がない
というのも大きな理由になっているようです。
海外旅行はどこに行くのか
では海外旅行はどこが人気なのかについてですが
- ハワイ
- 韓国
- グアム・サイパン
というのが長らく人気の地域です。
全世代に人気なのがハワイなのですが、10代、20代の女性については1位が韓国という状況がしばらく続いています。
CMをする際に韓国地域を売り出したい場合は若い女性受けするCMというのを心がけると良いのではないでしょうか。
なお、上記3か国に次ぐのはアメリカ本土や香港、シンガポール、台湾など。
広い世代に受けるようなCMや広告をと考える場合は、アジアとアメリカを見せることが無難な選択ともいえます。
関連記事:男性脳と女性脳を考慮したCMの作り方
海外旅行の地域差について
海外旅行に行く人については地域差もあります。
日本の中で最も海外旅行に行っているのは
- 東京在住の人で約70%
- 南関東在住の人は約65%
- 北陸 〃 約60%
- 北関東 〃 約50%
- 北海道 〃 約40%
のようになっており、海外旅行に行くには国際ターミナルがある飛行場が近いことがとても影響しているのがわかります。
海外旅行のCMをするなら効果的なのはやはり関東一帯だということですね。
ただし、上を見てわかるように北陸と北海道在住の人もかなり海外旅行に興味があるということがわかります。
北陸と北海道もCMの重要なターゲット地域であると言えるでしょう。
関連記事:関東でテレビCMを流したい!予算はいくらくらい?どんな流し方があるの?
海外旅行のCMをするなら
現在は海外旅行をどのように選んでいるのかというと、やはりネットが主流になっています。
いつでも見ることができる、他と比較することができるというのが大きな理由です。
高齢者については直接旅行代理店に足を運んですべてお任せという選択もいまだにあるようですが、
団塊の世代が行かなくなって昨今ではほぼネットに移行していくのが必須でしょう。
最近旅行サイトのCMを見かけるようになったのもそのせいだと思います。
現在の旅行サイトの人気は
- JALの旅行サイト
- ANAの旅行サイト
- 旅工房
- クラブツーリズム
- 近畿日本ツーリスト
- 楽天
- HIS
等が名前を連ねていますが、もっともSEO対策に費用がかかるともいわれるのが旅行サイトで、広告には多大な費用がかかる業界です。
今後もせめぎあいはネット同様テレビCMの世界も競争になると思います。
トラベルコちゃんのような比較サイトも最近はCMを始めていますね。
これら全般をみて、今後海外旅行のCMをする際の注意点としては以下のようなことが言えるのではないでしょうか。
- 若い世代、特に女性の場合はアジア特に韓国が人気なのでそれを押し出す
- エリアは関東中心が効果的だが、北海道、北陸もねらい目
- 海外旅行は2ヵ月から3か月前に申込むケースが多いので、繁忙期から逆算してCMをする。
- 若い世代には単なる旅行ではなく留学や、今後のスキルアップなど別の意味をCMに載せるのも効果的
- 高齢者に対しては自宅からの荷物の持ち運び、空港からの送り迎えの楽さなどわずらわしさを回避するPRをさらに盛り込む
などPRしたい内容によってCMコンテンツをターゲット層にあう内容にすること。
CMを流す時間帯もターゲット層に合った時間帯を意識することが大事だと思います。
関連記事:テレビCMやネット広告はどの時間に見られる?時間帯ターゲティングの方法



