弊社ライズプランニングはテレビ局出向型の番組制作会社です。
主に情報・報道番組の制作に携わっています。
今回は報道番組を制作する時に考えられている番組の構成について、解説してみたいと思います。
報道番組の定義
報道番組はニュース番組のことであり、テレビ局が報道やニュースに特化して作っている番組のことを指します。
弊社では情報番組と報道番組をメインで制作していますが、情報番組と報道番組は似ていて違いが一般的には分かりにくいかと思います。
ですが、厳密に言うと、情報番組と報道番組は違う番組なんですよね。
情報番組でもニュースを扱っていますが、情報番組は情報局と呼ばれるテレビ局の中の部署で作られています。
それに対して報道番組を作っているのは報道局です。(テレビ局によって、部署名が異なることがあります)
番組内容も、情報番組はエンタメ的なコーナーが多くなっているのに対し、報道番組は政治や経済の内容も多く、エンタメ的なコーナーはあまりありません。
また、放送尺に関しても、情報番組は2時間〜3時間ほど放送しているものが多いですが、
報道番組に関しては、短めの尺のものが多いです。
弊社では大学生アルバイトの方にも、報道番組の制作のお仕事をお願いしています。
インタビュー記事がございますのでぜひご覧ください!
報道番組の主な構成
ではここからは報道番組の主な構成について解説したいと思います。
その日の新鮮なニュースを扱う
まずなんと言っても大切なのはニュースの鮮度。
その日に飛び込んできた新鮮なニュースを扱うのが報道番組です。
扱いも一番大きく、スタジオではアナウンサーが原稿を読みますが、
現場を取材した記者のリポートや、専門家のインタビュー、さらにそれまでの経緯を振り返るインサートVTRなどで内容に厚みを持たせ、全体の3分の1以上をの時間を割くこともあります。
現場では1分1秒を争う仕事が常にあり、「間に合わなくてもいいけど、できれば放送に間に合うといいな」というような仕事も結構あります。
そういった仕事を間に合わせられるようになると、大きな達成感を感じる、というスタッフは多いです。
報道番組は毎日放送しているものも多いので、新人でアシスタントディレクターとして現場に入ったスタッフが、早いうちからインタビュー取材やリポートなどの経験を積めることが多いです。
とにかく経験を早く積みたい、という方にも情報・報道番組の制作はおすすめなのです。
関連記事:テレビADの現場リポートの仕方とは?
防災、医療、教育などの決められた枠
「防災」「医療」「教育」など、ニュース番組内で決まっているテーマについて、記者が担当制でネタを探して取材を行い、放送をする枠があります。
基本的には固定された企画枠なので、それに沿って制作をする、新人でもチャレンジしやすい枠となっています。
これらのテーマは番組が始まる時に決められ、番組改編時に変更されることもあれば、何年も続けて同じテーマとなることもあります。
たとえば防災現場や医療現場の取材だったり、「中小企業を盛り上げよう」というような企画で企業様にインタビューにうかがうこともあります。
普段は服装も自由、出社時間が明確には決まっていない、というような現場も多いのがテレビ業界ですが、
一般企業様にお邪魔することもありますので、ビジネスマナーについては一通り身につけておきたいものです。
関連記事:テレビ業界でも新人研修ではビジネスマナーを教えます!
自由企画枠
制作スタッフが提案書を書き、企画会議をして、そこで通ったものが制作・放送される自由企画枠です。
こういった企画枠も、新人にチャンスがあるのが報道・情報番組の良いところです。
実際に弊社のスタッフでも、1年目や2年目のアシスタントディレクターさんが企画を出して決まっていたり、自身がリポーターとしてテレビに出る、ということがよくあります。
普段から「もしかしたらこれ、良いネタになるかも!?」とアンテナを張り巡らせて生活をしている人が多いですね。
何かを見たり体験したりする時に、「お仕事に活かすことはできないか?」と考えられると良いと思います。
関連記事:テレビ番組の企画は誰が出して、どうやって決まるの?
ライズプランニングでは新人研修があります
弊社ライズプランニングでは、新人アシスタントディレクターさんのために、実際にプロが現場で使うカメラを使った新人研修「STEP UPコース」があります。
実際にリポートをする時やインタビューをする時の想定をしてロールプレイングを行い、実践にスムーズに移行できるスキルを身につけます。
情報・報道番組で制作に携わりたい、という方からのエントリーをお待ちしております。
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