弊社ライズプランニング[広告部]はテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。
今回は不景気の時のテレビCMについて考えてみたいと思います。
円安がひどく進んでいたり、日経平均が歴史的に下がったり、といったニュースが連日流れています。
これから大不況が来るのではないか?という不安を抱えている人も多いでしょう。
不景気というのは「ここから不景気です」とスタート宣言があるものではなく、後から考えた時に「あのあたりが不景気の始まりだったんだろうな」と結果論的にわかるものなので、
もしかしたらもう不景気が始まっているのかもしれません。
そんな不景気の時は、テレビCMというのはどういう動きになるのでしょうか?
広告代理店が解説してみたいと思います。
テレビCMの出稿は少なくなる
予算がある程度余った企業が、その使い道として広告を選ぶことは多く、
逆を言えば、お金が余らないと広告には手が回らないことがほとんどです。
そのため、テレビCMを出稿したいという企業は不景気の時は少なくなります。
すると、需要と供給のバランスが崩れ、テレビCMの放送枠はどんどん安くなっていきます。
不景気でもある程度売り上げが見込める企業であれば、逆にそういった時期はテレビCMを安く放送するチャンスでもあるのです。
テレビCMを放送することができる枠には限りがありますので、
CMを放送したいという企業が多い時期にはCM放送枠は高くなりますし、
逆にCMを放送したいという企業が少ない時期にはCM放送枠は安くなるんですね。
年末年始なんかは企業自体がお休みのことが多いので、視聴率は比較的高いのですが、料金は安いことが多いです。
不景気だからこそ、あえてテレビCMを出稿する、という企業もあります。
コロナ禍で増えたテレビCM
最近で言うとコロナ禍はやはりCM業界は特殊な動きをしていました。
社会の経済活動の流れが変わったことにより、テレビCM業界も大きな影響を受けたのです。
全体的にテレビCMの出稿数は減っていましたので、放送料金は通常時に比べると安くなっていました。
そしてその中で、増えたCMというのがあります。
パスタやパスタソース、冷凍食品
巣ごもり需要が高まったのと、会社や学校がお休みになったというのもあり、
いつも家にいないはずの時間帯に在宅している、という状況が増えました。
その影響か、パスタやパスタソース、冷凍食品などの需要が高まり、それと同時にテレビCMも少し増えた印象です。
こういった食品系は不景気の時にも伸ばしやすいジャンルかもしれません。
どのようなニーズがあるのか、ということを的確に掴むことができれば、一気に商品の認知度を上げることができそうです。
オンラインサービス
コロナで外出できなくなってしまったという背景があり、
オンラインサービス関連のテレビCMもとても増えました。
新しいサービスも次々に登場していましたね。
CM自体も撮影をするのが難しい状況がありましたので、イラストやCGなどでサービスを紹介するものが多かったです。
ワクチンや検診に関するCM
コロナがある程度収束してきた頃、ワクチンや検診に関するCM、
それから健康関連商品のCMも増えました。
この流れは未だに続いており、今年も引き続き健康関連商品のCMが多いです。
多くの人の関心が健康や安心・安全に向いていると言えるでしょう。
関連記事:健康に関するテレビCMがトレンド!放送するのに気をつけたいこと
不景気の時に増えるCM
一般的に不景気の時に増えるCMとしては以下のようなものが挙げられます。
- 消費者金融系
- 医療系
- 防災商品系
社会不安が高まるにつれて、金融関係のCMは増えていきますね。
消費者金融だけでなく、質屋やモノの売買サービス、買取サービスなどのCMも増えます。
人々が抱える不安をリサーチ
不景気の時は、人々がどんな不安を抱えているのか、ということをリサーチし、
共感してもらえるようなCMを作ることが大切です。
日々の生活の中で、何が不足しているのか、何に不安を感じているのか、ということをリサーチし、それを解決することができる商品やサービスが売れると言えるでしょう。
特に不景気の時はCMが通常よりも安く放送できることが多いので、そういう時こそCM出稿してみると良いのではないでしょうか。
1本からCMを放送することも可能ですので、「CMを放送したことがある」という実績づくりのためにCM出稿をしてみるのも良いと思います。
弊社ではCM制作からCM放送までを、ワンストップサービスで提供しています。
ぜひお気軽にご相談ください。
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