弊社ライズアドバートは、テレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。
今回は移住促進のためのテレビCMについて解説してみたいと思います。
最近移住促進のテレビCMをよく見かけるようになりましたね!
実際にテレビCMを放送している地方自治体は、どんなCM内容を放送しているのでしょうか?
また、その他のプロモーションの取り組みについても、研究してみたいと思います。
宇都宮市
2022年12月より移住定住プロモーションをしている宇都宮市。
テレビCMもたくさん流れています。
CMの内容を見てみると、主に謳っているのは以下のような文言。
- 東京から新幹線で48分
- 次世代型路面電車システムLRT、駅前の交流広場OPEN
- 子育てしやすい、6年連続待機児童なし
やはり人口の多い東京からの移住をメインターゲットとしていることがわかります。
また、移住を検討する人としては「子育て」をこれからする人が多いのでしょう。
子育てしやすいというのは強みになりますよね。
最終的に「宇都宮という選択」という検索窓を出して、公式サイトへ誘導するようにCMが作られています。
テレビCMは以下のような条件で行っています。
東京圏をはじめ1都6県の幅広い層に本市の魅力や強みをPRするため,最も視聴者の多いテレビCMを活用
「宇都宮という選択」 宇都宮ブランド・移住定住プロモーション スタート!より引用
ア 放映時期:令和5年1月11日(水)~31日(火)
イ 放 送 局 :日本テレビ,TBS,フジテレビ
ウ 放送回数:約120回(約6回/1日)
⇒のべ約1億3,700万人の視聴を想定(関東圏在住 約4,300万人)
関東エリアは広域圏であり、東京キー局で放送することで網羅できますので、キー局のうち3局を利用しての放送としていますね。
またテレビCM以外に、
- インターネット広告
- 交通広告
- 公式YouTubeでの配信
- 市有施設等のデジタルサイネージ
- 各種イベントなどでの放映
といった施策を行っています。
インターネット広告と交通広告の条件は以下の通りです。
② インターネット広告
移住関心層に集中的に訴求するため,効果的な広告素材を用いるとともに,ターゲットの視聴傾向が高いインターネットやSNSを活用
ア 実 施 時 期:令和4年12月22日(木)~令和5年3月上旬
イ ターゲット:東京圏在住の30歳代子育て世帯,20~30歳代単身世帯
ウ 配信媒体等:ディスプレイ広告(Google),SNS広告(Instagram),検索連動型広告(Google,Yahoo!),
動画広告(YouTube),テレビ番組の見逃し配信(TVer)
エ 配 信 回 数:合計 約1400万回
③ 交通広告
特に東京圏に在住・通勤する人に他の広告と併せ,繰り返し訴求するため,山手線等の車両内ビジョンや東京圏の主要駅構内ビジョンを活用
ア 放映時期:令和5年1月9日(月)~29日(日)
イ 放映場所等: 山手線,横須賀・総武快速線 車両内ビジョン
(ビジョン数:18面/1車両,放 映 回 数:約60回/1日・1面 ※理論上の最大値)
東京駅,品川駅など東京圏内主要18駅の構内ビジョン
(ビジョン数:全229面,放映回数 :約190回/1日・1面)
このように、複数のメディアを使って広告を行うことをメディアミックス(クロスメディア)と言います。
さまざまな媒体でアプローチを行うことによって、印象に強く残る効果が期待できます。
北海道三笠市
こちらは実際に三笠市に住んでいる子供たちが出演!
メインで謳っているのは、「紙おむつ代を1年間補助してくれる」ということです。
やはり宇都宮市同様、ターゲットとなるのは子育て世代。
放映期間や放映エリアなどの情報は残っていませんでしたが、
北海道は広いので、北海道エリア内だけでCMをするのでもかなりの効果が得られるかと思います。
また北海道は地方ローカル局のため、
100万円程度でも相当の本数を放映することができますので、予算がそこまでたくさんなくてもテレビCMを放送してみるという選択肢を考えやすいかと思います。
関連記事:CM予算ごとに、できることを紹介します!
テレビCMで移住PR
テレビCMは高いもの、と思われている方が多いですが、
地方ローカル局であれば数十万円程度から放送ができるテレビ局もたくさんあります。
また人口の多い関東エリアであれば、独立局を利用するという選択肢もあります。

ご予算やターゲットに合わせてCMプランをご提案させて頂きます。
もちろん全国のテレビ局での放送を承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
関連記事:CMの成功事例を広告代理店が紹介します
