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缶コーヒーのCM、どんな特徴がある?何を考えて放送すればいい?

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今回は缶コーヒーのCMについて。

テレビCMを見ていると缶コーヒーのCMはよく見かけますが、一般消費者はどのようにコーヒーを選ぶのかどんなことを考えてCMを放送すれば良いのか、ということを広告代理店のライズアドバートが解説していきたいと思います。

自動販売機でも一番売れるのはコーヒー

街中に設置してある自動販売機のラインナップを見てみるとわかるのですが、圧倒的にコーヒーの本数が多いです。

自動販売機は多くがリース契約となっていますが、リース企業の方とお話しした時も、

とにかく一番売れるのはコーヒーなので、3列あるラインナップのうち、1列ほとんどコーヒー、というような品揃えにすることが多いのだそうです。

私も缶コーヒーを買うことがありますが、やはりコーヒーとなると「休憩」の意味合いが強く、

長い時間をかけて飲むよりも「ちょっと一息するために飲む」ので、短時間で飲めるサイズである缶が人気なのでしょう。

関連記事:CMを流す時間帯は何時ごろが良い?内容・ターゲットからの決め方

ユーザー層の変化

昔は缶コーヒーというと男性の方が飲むイメージが強かったと思います。

タバコ休憩と一緒に缶コーヒーというイメージもあるでしょう。「眠気覚まし」的な意味でのコーヒーの飲まれ方も多かったように思います。

ただ、近年はかなりユーザー層も多様化してきているようです。

コーヒーの中でのトレンドも変化していて、苦味や甘みを控えてまろやかな味にしている商品や、パッケージが可愛らしいレトロなパッケージになっている商品が売れてきていて。

なんと40代50代男性がユーザー層の中心だったところから、最近は20代女性女子高生なんかもパッケージが可愛い、というような理由で缶コーヒーを飲むのだとか。

ミルク多め、甘味の強いカフェラテ系は女性にも支持されているようですね。

コーヒーのユーザー層に多様化が見られる今、ターゲットをより絞り込んで、ピンポイントでCMを打ち出していくのが良いかもしれません。

それこそ若い女性をターゲットにした缶コーヒーなんかは、CMとしても新しい感じがします。

テレビCMは15秒か30秒のものが基本となりますが、缶コーヒーに関しては「どういうものなのか」ということは広く認知されているものになりますので、15秒のCMで充分だと思います。

30秒CMのものは伝えたいことが多くあったり、あまり世間一般に商品の内容が広く認知されていないものがおすすめで、

もちろん15秒のCMよりも30秒のCMの方がコストが高くなりますので、同じ予算なら15秒で放送した方が本数は多く流せます。

缶コーヒーなら、とにかく推したいキャッチコピーや内容を一つにまとめて、それを大々的に15秒でPRする、というCM戦略の方が良いでしょう。

15秒でも詰め込もうと思えば色々な情報を詰め込むことはできるのですが、あまり情報が多いCMだと逆に視聴者にとっては印象の薄いもの、覚えにくいものになってしまいます。

打ち出したい内容は1つに絞るのがおすすめです。

関連記事:F1層がターゲットの時のテレビ広告戦略

コーヒーの消費量が多い地域

都道府県別統計とランキングで見る県民性の都道府県別コーヒー消費量を見てみると、

コーヒー消費量の多い都道府県のランキングは以下のようになっていました。

  1. 京都府
  2. 広島県
  3. 鳥取県
  4. 滋賀県
  5. 奈良県
  6. 石川県
  7. 島根県
  8. 北海道
  9. 富山県
  10. 岡山県

缶コーヒーの場合は全国販売であることも多いかとは思いますが、予算が限られる場合は、まずは地方局でコーヒーの消費量が多い地域にCMを放送してみる、というのも良いと思います。

  • 関東
  • 関西
  • 中部

上記3つのエリアは広域圏といって、複数の都道府県に放送域がまたがっています。

そのため視聴可能人口が多く、コストも高いのですが、それ以外の地域でしたら1都道府県に対応する形でテレビ局がありますので、コストも安く、30〜50万円程度から放送をできるところも多いです。(CM映像制作費用は別です)

例えば、

  • 広島県
  • 石川県
  • 北海道

などは数値をとるために最初にCMを放送してみるのに良い地域でしょう。

関連記事:北海道でテレビCMをするなら予算はどれくらい?向いてる商材は?

缶コーヒーが売れるのは冬

缶コーヒーが売れる季節は圧倒的に冬です。

気温が低い方が売れやすいという特徴のある商品なので、そういった意味でも上記でお話しした中で北海道は特に試験エリアとして最適かもしれませんね。

CM放送は最低でも放送の2〜3ヶ月ほど前から準備を始めたいところです。

特定の番組のスポンサーとなって、毎週その番組の中で放送をするタイムCMの場合は番組編成の影響を受けますので、放送実施のもっと前から準備が必要です。(半年以上前から動くイメージです)

CM制作もどのような内容にするかによるのですが、きちんと新規で撮影をして制作をするのであれば費用も100万円以上はかかりますし、

タレントさんを起用するのであれば、出演料がそれとは別にかかります。

ご予算に合わせてプランをご提案させていただくことも可能ですので、お気軽にご相談ください。

関連記事:関東でテレビCMを流したい!予算はいくらくらい?どんな流し方があるの?

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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