生コマーシャルとは?昔は全部生放送だった!?
弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。
今回は生コマーシャルについて、その歴史を深掘りしつつ解説してみたいと思います。
生コマーシャルとは
生コマーシャルとは民間放送におけるCMのうち、生放送形式で放送されるものを指します。
生CM、生コマと呼ばれることもあります。
みなさんが一般的に「テレビCM」と聞いてイメージするのは、テレビ番組を見ている間に差し込まれる、編集されたCM動画でしょう。
あれらは基本15秒、あるいは30秒の動画で、
撮影をした映像を編集し、15秒か30秒に編集したものを放送しています。
たまに60秒や90秒といった長尺のCMもありますが、基本的には15秒か30秒です。
ちなみに「民間放送における」と先述しましたが、
公共放送であるNHKは受信料を集金して放送の運営を行っているので、CMという概念がありません。
番組の宣伝が入ることはありますが、民間企業のCMが挟まれることはないんですね。
なので、生コマーシャルももちろんNHKにはありません。
今回お話しする話はあくまで民放のお話になります。
生CMとはどんなCM?
最近目にする生CMは朝〜お昼の時間帯にかけて放送されている情報番組の中でそのままCMに突入するようなものが多いように思います。
スタジオにて、出演されているタレントさんが決められた時間枠の中で、商品に関する情報をアナウンスしたり、実際に商品を使ってみたり、といったことをしています。
番組に出演されているタレントさんがそのまま生コマーシャルに出演されたりするので、本編のつながり的に視聴される方が多く、
また生放送で制作する分、制作費が削減できるのもあり、
実際に「食べてみて欲しい」「使ってみて欲しい」「生の声が欲しい」という企業さまには最適な方法ではないかと思います。
昔は全部生コマーシャルだった!?
今では考えられないかもしれませんが、実はテレビ放送が始まった頃はテレビ番組もテレビCMもほとんどが生放送でした。
映像記録手段がフィルムしかなかった時代では、テレビカメラに映したものを直接テレビで放送した方が速く、画質も綺麗だったので、テレビCMも生放送が多かったんですね。
この頃は番組の出演者にそのままCMを演じてもらうという構成になっているテレビCMが多く、
生テレビドラマ『日真名氏飛び出す』(三共)では登場人物が毎回スポンサー企業の商品を必ず用いるというやり方を行っていました。
今でこそ一つの番組に複数のスポンサー企業がついている方式が当たり前になりましたが、
実は昔は番組1本につき1社のスポンサーがつく一社提供番組が主流だったため、こういったことがやりやすかった、という背景もあります。
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生CMでもCMだと分かるようにしなければならない
テレビ番組本編に出演されているタレントさんがそのまま生コマーシャルに出演されるパターンが多く、そのまま視聴してもらいやすいというお話をしましたが、
こういった手法を取る場合でも。「※これはCMです」というように、CMであることが分かるような表記をしなくてはいけない、というルールがあります。
これは民放連放送基準92条に定められていることで、
全てのコマーシャルは視聴者が「コマーシャルである」という認識を持って見られるようにしなくてはならない、とういうような内容が定められているのです。
スポンサー企業さまからしてみると、「番組本編の続きのように見て欲しい」という気持ちがあると思いますが、
テレビメディアは多くの人に公平公正な情報を届けるため、このようにルールを作ってブランド価値を守っています。
「テレビでやってる内容なら大丈夫」と思ってもらえるよう、テレビ局も努力をしているんですね。
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テレビCMのおまけ「パブリシティ」
ではこういった生コマーシャルはどのように出稿するのか、というと、
基本的にはこういった枠はこういった枠のみを単体で販売していることはなく、番組のスポンサーになったり、テレビCMをある程度出稿することが条件となっていて、それに付随するおまけ枠、業界用語ではパブリシティという枠になっていることが多いです。
関東エリアの場合はしっかり番組のスポンサーになってかなりの出稿をしないとパブリシティ枠をもらうことができませんが、
地方局であれば100万円〜200万円くらいのテレビCMの出稿でパブリシティをつけてもらえることが多いです。
情報番組の中で取り上げてもらったりすると、かなり反響があったりもしますので、こういった枠を試してみるのはいかがでしょうか。
局によって提供しているパブリシティ枠は異なりますので、詳しくは広告代理店にお気軽にお問い合わせください。
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