弊社ライズプランニングはテレビ局出向型の番組制作会社です。
情報・報道番組の制作に主に携わっており、弊社所属スタッフはテレビ局内でアシスタントディレクターやディレクターとして働いています。
今回は、ニュース番組を作る時にどんなことを意識しているのか、スタッフ側が考えていることについてご紹介してみたいと思います。
旬のニュースをできるだけ速く伝える
ニュース番組を作る時には、番組で扱うネタは新聞から持ってくることが多いです。
情報番組を見ていて、新聞の切り抜きに赤線を引き、それを番組司会者が紹介して、スタジオのメンバーで議論をする、という構図になっている番組も結構ありますよね。
実は新聞というのは、朝刊の場合、前日の23時〜当日の午前3時くらいの間で早刷りと呼ばれる第一版が刷られます。
朝のニュース番組を作っているスタッフはこれくらいの時間帯に出勤して、まずは新聞をチェックするところから仕事がスタートします。
番組ごとに基準が異なりますが「こういったジャンル・こういった話題はピックアップしてください」という基準があり、それに従って記事を選定・ピックアップしていきます。
実はこういった作業は大学生のアルバイトが関わることもあります。
局や番組によっても異なりますが、弊社では学生アルバイトの方も多く在籍しており、学生のうちからテレビ局で働いてみたいという方も募集しておりますので、ご興味があればぜひご応募ください。
実際に学生アルバイトとして働いて頂いている方のインタビューもあります!
早刷りの新聞は各社から届けられますので、その中から番組で扱うネタを決め、迅速に・正確に放送できるよう努めます。
視聴率を上げるために
ニュース番組はもしかしたらみなさん、「毎朝この番組を見る」というのが決まっているかもしれませんね。
そういったファンを獲得するためにも、各テレビ局はニュース番組で個性を出せるように頑張っています。
バラエティ番組やドラマであれば、コンテンツが違いますので、面白いかどうか、が基準になって視聴率も影響が出てくると思いますが、
ニュース番組は他の局と大体同じ内容を放送することになりますので、他の部分で差別化をしていく必要があります。
たとえば、スタジオで話すメンバーはどんなメンバーがいいか。
真面目に話してくれる人がいいのか、それともお笑い芸人さんにきてもらって、もう少しポップな内容にするのか。
経営者目線で話してくれる人がいいのか、それとも子育てをする主婦目線で話せるタレントさんがいいのか。
番組のカラーやターゲットを考えてキャスティングをしたり、セットを作ったりして、ブランドを作っていきます。
もしこれから報道・情報番組に携わりたいと思われているのであれば、
同じ時間帯にやっている各局の情報番組が、どのように他局と差別化しているか、ということをぜひ研究してみてください。
それぞれの局が色を出すために頑張っています。
このように他局と差別化して独自性を出そうとするのはやはり視聴率を意識してのことです。
朝の情報番組は特にそのテレビ局の顔にもなりますので、視聴率をとることもとても大事です。
視聴率が高ければ、それだけスポンサーがつきやすくなり、番組制作費を上げることができます。
利益を出すためにも、視聴率というのはどんなジャンルの番組でも意識されることなんですね。
公平公正であること
ニュースだけでなく、テレビ番組を作る時にはどんなジャンルでも意識しなくてはいけないことが公平公正である、ということです。
テレビ番組は多くの人に見られることを意識し、どんな人が見てもわかりやすい内容であるか、誰かを傷つける内容になっていないか、ということを考えなくてはいけません。
また、影響力が大きいメディアでもありますので、正しい内容を放送する、ということも大切です。
ニュース番組で扱うネタは、裏付けされている内容か、きちんと科学的根拠があって説明ができるものなのか、ということもしっかりと下調べしなくてはいけません。
間違ったことを放送してしまわないように、細心の注意が払われています。
関連記事:番組リサーチの仕事の流れを具体的に解説
弊社ライズプランニングでは、情報・報道番組で一緒に働いてくださる方を募集しています。
実際に就業される方のほとんどが未経験です。
また、学生のうちから現場で働くことができるアルバイトの募集も行っています。