テレビ業界の裏話 PR

スポーツ中継やスポーツ番組の制作に携わるには

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テレビ番組の歴史の中でずっと人気のある分野は何だと思いますか?

 

実は「スポーツ」がその一つに挙げられます。

 

スポーツ番組やスポーツ中継、あるいはスポーツの小さなコーナーなど

スポーツ関係の枠は意外に多いのです。

 

過去の視聴率ランキングを見ても紅白歌合戦や連続ドラマ「おしん」の50%越えとまではなかなかいかないにしても、

ドラマは視聴率30%を超えると超ヒット作といわれる中で

野球やワールドカップさらにオリンピックは30%を超えることは意外に珍しくないことです。

 

今回はスポーツについて、スポーツ好きな人はテレビ業界にも向いているかもしれない、そんなことについて書いてみます。

 

スポーツ系の番組ってどんなものがあるの?

 

スポーツ系の番組というと大きくは

  • スポーツの中継
  • スポーツの番組

の二種類に分かれます。

 

中継は名前の通り、スポーツの生中継をする番組で、代表的なのは野球の中継やサッカーの中継など。

 

そしてスポーツ番組というのはニュースの後半にあるスポーツコーナーや情報番組の中にあるスポーツコーナーが代表的です。

 

たまに一つのスポーツやスポーツに携わる人物に密着したスポーツドキュメンタリー番組などもありますね。

関連記事:ニュースと情報番組の違いとは?制作会社が解説!

 

スポーツの中継ってどんな感じ

 

スポーツの中継って、テレビを見ている人にとっては試合を生で映すだけなので簡単に思えるかもしれません。

ところがこれが意外にそうでもないのです。

 

例えば野球の場合ならどの角度でプレーを取るか、何台のカメラを置くか、

ピッチャーだけでもセンターからのカメラで撮った映像や、バックグラウンドから撮った映像など一種類ではないですよね。

 

ピッチャーを映して即バッターも映しているのはそれぞれ複数台のカメラが設置してるからなのです。

 

サッカーであれば選手が動き回りますから、どの選手を中心的にカメラで追うことにするかというのをあらかじめ決めていて

複数台のカメラで追い、ゲームに合わせてどのカメラの映像を映し出すかを決めているわけです。

 

また、ゴルフの中継なら通常は1ホールにつき最低3台以上のカメラを置くといわれます。

 

Tショットを映すカメラ、グリーンを映すカメラ、ボールを追う中間のカメラなどです。

 

しかもカメラが一緒に移動するのは限度があるので、最低3ホール程度はあらかじめカメラが待ち構えていて、終わったホールのカメラが移動して次のホールへ、

という感じで複数台のカメラが移動しつつ活躍しているわけですね。

 

つまりスポーツ中継というのはかなり技術系の仕事に重きが置かれているといって良いと思います。

 

通称「技打ち」といわれる技術打ち合わせは、スポーツ中継の場合とても重要だということです。

 

そして複数台のカメラに移された映像を一度に見ているのがディレクターとかスイッチャーさん達です。

 

スイッチャーさんというのは映像の切り替えをする人のこと。

 

ゲームの進行に合わせて、今どのカメラの映像を流せば最も効果的でおもしろく、視聴者が楽しめる映像になるかというのを

即座に判断・決定してスイッチャーさんに指示したり、ディレクターが自分で操作したりしているわけです。

 

もし定点カメラでただ撮っている映像を見たら、それはとてもつまらないものにみえるはず。

 

私たちは実は、いくつものカメラで撮っているわかりやすい映像を見ているからこそスポーツ中継がおもしろいといっても過言ではないと思います。

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スポーツ番組の制作ってどんな感じ

 

スポーツ中継が生の映像を届けているのに対し、スポーツ番組というのは基本的に編集が入り、どちらかというと普通の番組に近いといえます。

 

中継で撮影した映像をコンパクトにしたり、部分的に使用したりして、ニュースのスポーツコーナーでトピックスとして放送したりというのが多いですね。

 

または選手の試合前の様子や試合後の様子を編集して映すというのもよくあります。

 

主に情報番組やニュースの中の一部だったり、スポーツダイジェスト番組だったりと

スポーツの場合は新しい情報をすぐに流すことが多いので、比較的生番組が多く

スタジオにMCやコメンテーターがいて番組が進行するケースが多いと思います。

 

場合によっては特に知名度がある選手について短いスポーツドキュメンタリーを作ったり、スポーツの特別番組を作ったりすることもありますね。

 

日本は特にストーリー性を好むので、選手の生い立ちであったり、家族の支えや苦労話などはスポーツ番組として取り上げられることが多いように思います。

関連記事:構成作家と脚本家になるにはどんな方法がある?その違いは?

 

オリンピックに向けて

 

2020年のオリンピックに向けて

スポーツ番組のコーナーや話題が多くなってきたと感じている人も多いのではないでしょうか。

 

特に今回は日本での開催とあって数年前からテレビ局でもいろんな試みをしているようです。

 

一昨年あたりからスポーツコーナーを増やしたいという声はあちこちで聞かれましたし、

弊社ライズプランニングのようにスタッフを派遣している会社にもスポーツをやりたいスタッフがいたら教えてほしいとか

スポーツ好きな人がいたらぜひ教えてなどという声がよくかかるようになりました。

 

また上にも書いたようにスポーツ番組は生放送が主となるので、タイムキーパーの存在も必須となります。

 

タイムキーパーというのは生放送の場合に時間を管理計算してくれるスタッフで、主に女性が多いのですが、

一朝一夕でできるようになる仕事ではなく、失敗が許されない緊張感のある仕事です。

 

オリンピックに向けてタイムキーパーの育成が間に合うかというような話も出ていましたね。

 

オリンピックに伴い、スポーツ関係の番組はますますこれから多くなってくると思います。

 

仕事でオリンピックにかかわる一つの手段としてテレビの仕事というのも大いにありじゃないかと思います。

 

通常では行けないような場所に行けたり、選手にあえたりするかもしれませんしね。

関連記事:趣味を仕事にできるテレビ業界

 

スポーツ好きならテレビの仕事もいい

 

オリンピックに限らず、スポーツというのはテレビが始まった時からずっと人気の分野なので、

実はテレビのスタッフでスポーツ好きという人は多いのではないかと思います。

 

というのも、もともとスポーツが好きでテレビをやりたかったという人も結構いますし、

仕事としてスポーツを身近に見ることで好きになるということもあるようなのです。

 

キー局の場合規模が大きいのでスポーツ専門の部署を設けていることが多いですが、

地方局の場合はスポーツ部署をわざわざ設けていないところも多いです。

 

いずれにしてもスポーツの需要は各テレビ局とも必ずあるので、面接のときにスポーツ好きというはかなりメリットとなっていると感じるときもしばしばあります。

 

実際弊社のスタッフの一人ももともと野球が大好きで自分もやっているし、シーズン中は頻繁に試合を見に行くという野球好きでした。

 

選手と身近に会えるスポーツ番組の制作の仕事をしたいという希望があったのですが、

実際にシーズンオフのキャンプの取材の仕事とかはあるんですよね。

 

そういうのはとても楽しいようです。

 

彼は「野球が好きだったけど他のスポーツをやっている人とも接する機会が増え、そのスポーツの勉強をした結果

別のスポーツもすごく好きになったし、選手の努力を見たり聞いたりして見方が変わってきておもしろい」と言っていました。

 

もしスポーツが好きなら、スポーツに身近に触れることができるスポーツ番組などのテレビ制作の仕事もいいんじゃないかと思いますね。

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