タイムCMの料金はスポットに比べて割高なの?その理由は?
テレビCMには大きく分けて
- タイムCM
- スポットCM
があります。
タイムCMは番組のスポンサーになることで、決められた番組にCMが流れるのですが、
このタイムCMは比較的大きな企業がスポンサーになっている傾向があります。
その理由の一つはタイムCMがスポットCMに比べると割高という理由があると思います。
タイムCMとは
タイムCMというのは決まった番組のスポンサーになるということです。
スポンサーとして番組制作費を担う一方、番組でCMを流す権利があるというCMのやり方、
というのが元々の意味だと思いますが、実際のところはスポンサーになった番組には他のスポンサーも複数ついていますし、スポットCMも入ってきます。
また、番組を制作すると言っても実際に制作するのはテレビ局が主体で、
スポンサーがこんな番組を作りたいと企画してそれをもとに番組が作られていくわけではなく(そういう持ち込み企画のケースもありますが)、
企業側は、テレビ局が作った番組編成の中からスポンサーになりたい番組を選んでそこにタイムCMを流す、というのが実際のやり方になっているんですね。
またタイムCMでスポンサーになると、CM出稿費は番組制作費と電波料に分かれているのが通常ですが、
きっちりその金額が番組制作にあてがわれているかというと、そういうわけでは無いです。
実際にはテレビ局がグロスで入ってくる収入を振り分けているので、番組制作費と電波料に分かれているのは、形式的なことと言ってもいいかもしれません。
ではタイムCMはスポットCMと何が違うのかというと、スポンサー側から見ると
流したい番組でCMを流すことができる、ということが一番大きいと思います。
スポットCMの場合ピンポイントでこの番組に流したいと、指定することはできませんから
番組を選びたい時はやはりタイムCMになってしまうということですね。
(ただし独立局の場合はまた少し異なります)
関連記事:タイムCMとスポットCMの違い。どちらを選べばいいの?
タイムCMが割高な理由
テレビCMには大きく分けてスポットとタイムがあります。
大きめのテレビ局の場合は営業の担当もスポット担当、タイム担当と分かれています。
さて、初めてテレビCMをする企業の多くはスポットCMをしています。
その理由は、スポットの方が予算やCMを流す時期を自由に決められるということが大きいと思いますが、それに加えて金額的なこともあると思います。
というのもタイムCMの方がどうしてもスポットCMより割高感があるからです。
例えばある地域で仮に100万円を投入すると、スポットCM(15秒)なら十数本以上のCMを流すことができるのに、
タイムCMだと100万円は1ヶ月の金額で、
しかも1ヶ月に流れるCMは30秒CMが4本だけ、さらに通常は2クール(6ヶ月)続けるのが基本となったりするのです。
かなり割高に感じるのではないでしょうか。
さらに6ヶ月続けると600万になりますから、ちょっとテレビCMをやってみようかなと思うような金額ではなくなってしまいます。
そのため通常はスポットCMからはじめて、そのうちにタイムの方もやってみるというケースが多いのです。
ではなぜタイムCMが割高なのかというと
番組を特定してCMを打つことができることが大きいのですが、
スポンサーになると同じ番組のスポンサーには同業他社が入ることができないということもあります。
たとえばある番組にロッテチョコレートがスポンサーになっていたら、明治チョコレートのCMが流れることはないということです。
スポンサーになる企業は、ターゲット層が見ていそうな番組を狙ってスポンサーになるのが通常です。
それなのに、同業他社がCMを打っていたらせっかくのCM効果が半減してしまう可能性がありますよね。
そこはスポンサーになると大事にされるかわりに割高になってしまうというわけです。
また、スポンサーになりタイムCMを打つと、番組の最初や最後に
「この番組の提供は…」と流れてスポンサーの名前が読まれたり表示されたりします。
このようにスポンサーになっているということを知ってもらうことは、企業としてのステイタスにもなるんですね。
日本の場合、企業のステイタスという観念がちょっと低い傾向があるとはいえ
番組のスポンサーになるということは、番組に対してある程度の発言力も持つことになりますし、
多少割高であっても社会的に企業としての存在を示す方法としてはやはり大きいものがあると思います。
このようにタイムCMはどうしても割高になってしまうのですが、ある程度仕方がないと思います。
最近は番組の中に出ているタレントさんを起用したタイムCMなどもよく見かけます。
あれなどもスポンサー企業ならではのCMですね。
番組の中の人がCMにも出ていると相乗効果がかなり得られると思います。
比較的安く、出稿しやすいタイムCMもある!
ではタイムCMは割高だからと有名企業や豊富に資金がある企業しか利用できないのかというとそういうわけでもありません。
タイムCMも上手に使えば必ずしも割高なものばかりではないのです。
それは何かというと大きく分けると
- 小さい番組を狙ってみる
- タイムCMの切り売り
- 特番のタイムCM
小さい番組というのは例えば天気予報のような番組です。
天気予報は数分の短いものが多く、1日に何回か流れる場合が多いです。
短いけれど必要な情報なのでお天気は意外に人気があります。
お天気情報を流している間、バックにスポンサーのCMが無声で流れていたり、
また画面の右下や上の方にスポンサー企業の名前が表示されていたりと、
やり方は様々で、必ずしもCMが流れるとは限らない場合もありますが、
このような枠もあるんですね。
またタイムCMの切り売りというのは、通常は2クール(6ヶ月)の契約だけど半分の1クールでも大丈夫、という場合。
または場合によっては枠が余っていれば1ヶ月でもOKという場合もあります。
テレビ局としても枠が余っているのであれば、たとえ短くても入れないよりは入れた方がいい訳です。
タイムCMを試してみたい時はこのような切り売りがないか聞いてみるのもいいかもしれません。
ただし、あまりに早い時期から切り売りをお願いするのはちょっと無理かもしれませんが。
最後に特番のタイムCMについてです。
毎日の情報番組や週に一度のドラマなど、テレビは続けてやっている番組が多いのですが、
中には特別番組と呼ばれるものがあります。
いわゆる特番ですね。
最も多いのは年末年始で、年末になるといつもやっている番組がなくなって特番をやっているのを見かけると思います。
また24時間テレビなども特番の一つですね。
このような特番は実は視聴者があまり知らなくてもちょこちょこと存在しています。
大きいところではサッカーのワールドカップや、オリンピックの時も特番がありますが、
こちらは大人気なので値段もそれなりです。
特番は一回だけの放送というものが多く、なかなか視聴者側ではつかみにく情報だと思いますが、一回だけでもタイムCMという枠で売っていることが多いんですね。
スポンサー企業として名前が出るわけです。
一回なので多少割高とはいえ金額的にはそれほど高くならないものも意外にたくさんあります。
またスポットCMと組み合わせて特番のタイムCMができるようなプランを作ることもできます。
特番の場合このような組み合わせがしやすいんですね。
ある企業の例ですが、
毎年やっている地元のお祭りを生中継する番組があり、この特番のスポンサーになるとともにスポットCMも打つという組み合わせでCMを打っていました。
地元密着型の番組なので視聴率もかなり良かったようです。
関連記事:年末年始のCM放送は実は狙い目?
このようにタイムCMは割高なものばかり、というわけでもないので、
上手に使っていくといいのではないでしょうか。



