CM・広告の仕組み PR

釣具のテレビCMをする時の広告戦略

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弊社ライズプランニング[広告部]はテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。

今回は釣具のテレビCMをする時のテレビ広告戦略について考えてみたいと思います。

ターゲットを決める

まず、テレビCMに限らず、広告を出稿する時に大切なことは「ターゲット層を決める」ということです。

どのような層にどういう効果を期待して広告を出すのか、ということを最初に決めるように
しましょう。

例えば釣具の場合、

  • 普段から釣りを楽しんでいるコア層を狙うのか
  • 釣りをしたことがない層にも広くリーチさせたいのか

これだけでもCMの内容や戦略が大きく変わってくるものです。

  • 釣具の中でも特定の商品を売るのか
  • それともお店のブランド力を高めるためのCMなのか

といった、CMを放送する目的についても、先に決めておくと良いでしょう。

関連記事:テレビCMをする時のターゲット層の決め方

コア層を狙う場合

コア層を狙う場合は、年代や性別なども細かく絞ってターゲティングした方が良いです。

FromプラネットVol.204<釣りに関する意識調査>を見てみると、

普段釣りをしているかどうかという設問において以下のような結果が出ていました。

  • 釣りをしている…6.0%
  • しばらくやめていたが、この3年以内に再開した…2.0%

今現在釣りを楽しんでいる人は合計で8.0%ということですね。

性年代別に見てみると、最も釣りをしている人の割合が高いのが「男性・20代」という結果に。

  • 釣りをしている…15.9%
  • しばらくやめていたが、この3年以内に再開した…6.7%

計22.6%

「釣りをしたことはない」と回答した人は全体では40.4%で、

若い方が割合が高く、また、男女で比べると、女性のほうが割合が高いことが分かりま。

「釣りをしたことはない」という人は

  • 男性…23.0%
  • 女性…57.9%

過半数の女性が釣りをしたことがないんですね。

また、男女では「誰と一緒に釣りに行くか」という部分も大きく異なります。

「釣りをしている」「しばらくやめていたが、この3年以内に再開した」という人に、誰と釣りに行くかを聞いたアンケートでは、以下のような結果が出ていました。


【男性】

  • 一人で…49.2%
  • 友人(釣り仲間を含む)…25.4%
  • パートナー・恋人…9.8%

【女性】

  • パートナー・恋人…41.3%
  • 一人で…24.0%
  • 友人(釣り仲間を含む)…20.0%

コア層を狙ったCMをするのであれば、20代〜30代の男性をターゲットにし、1人で、もしくは友人と釣りに行くシチュエーションのテレビCMにすると良いかもしれません。

また、釣り番組などがあるケーブルテレビ局などだと、コアなファン層にもリーチさせやすくなります。

もちろん地上波でも、

  • The Hit(サンテレビ)
  • BABABABA爆釣フィッシング(サンテレビ)
  • ガッ釣り関西(テレビ大阪)
  • The Fishing(テレビ大阪・テレビ東京系列(全20局))
  • ロンブー亮の釣りならまかせろ!(テレビ埼玉)
  • おとな釣り俱楽部(テレビ神奈川)
  • こえつり(TOKYO MX)
  • Do!Fishing(TOKYO MX)
  • FishingLover東海(テレビ愛知)

といった釣り番組があります。

関連記事:テレビCMを1本だけ流す企業もあります

広く一般的にリーチさせる場合

広く一般的にリーチさせたい!今まで釣りをしたことがないという人にも興味を持ってほしい!

という場合は、全国的にCMをしてみるのも良いと思います。

CMをイラストにして、女性やライト層にも興味を持ってもらいやすいものにする、という工夫をしている釣具メーカーもあります。

平日は最低1本CMを流して、土日は午前中にCMを集中させる、というようなやり方もあります。

関連記事:全国でCMをやる場合、料金はいくらくらいかかるのか

ラジオCMとのメディアミックスも

釣りをする人は車移動の方が多いので、テレビCMと連動してラジオでもCMをする、というケースもありました。

テレビCMの方で使っているCM曲を使うことにより、ラジオでもブランドがすぐに想起されるようにしています。

複数のメディアを使い、同時並行で広告を出稿することで、より高い効果を見込むことができます。

関連記事:ラジオCMの特徴とテレビCMとの違い

局所的にCMを放送する

都道府県別25歳以上釣り人口(都道府県別統計とランキングで見る県民性)を見てみると、
釣り人口が多い都道府県は、

  1. 長崎県
  2. 熊本県
  3. 広島県
  4. 島根県
  5. 鹿児島県
  6. 和歌山県
  7. 山口県
  8. 高知県
  9. 山形県
  10. 宮崎県

となっています。

こういった都道府県の中で局所的にテレビCMを放送する、というのも一つの手です。

「このエリアでだけとにかく有名になる」というのを目指すやり方なのです。

地方局は数十万円程度からテレビCMを放送することができる局も多いので、コストパフォーマンスに優れています。

釣り人口の多いエリアで一強となれれば、高いブランド力を築けるでしょう。

関連記事:地方のテレビCMは30万円からできる?やれることを紹介します

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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