CM・広告の仕組み PR

テレビCMと動画広告はどう違うのか

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弊社ライズプランニング[広告部]はテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。

今回はテレビCMと動画広告の違いについて解説してみたいと思います。

えいぞーさん

どちらも映像を使った広告手段だけど、何が違うのでしょうか?

媒体の性質の違い

テレビCMの場合は使用媒体はテレビとなります。視聴率が一番高いのは全国放送も行なっている東京キー局。

それ以外のテレビ局ですと、地方ローカル局や独立局、衛星放送局やケーブルテレビ局などがあります。

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動画広告の場合はネットになりますが、使える媒体は

  • YouTubeなどの動画プラットフォーム
  • X(旧Twitter)やInstagramなどのSNS

など、色々な媒体があります。

テレビとネットでは媒体の性質が大きく違います。

  • テレビ…老若男女、広くリーチさせることができる。長期的な、広告が可能。
  • ネット…若い世代が中心。トレンドの移り変わりが速い。ターゲット層が狭い場合に有効。

テレビは多くの人が受動的に見ているものであり、意図していなかった層にもリーチさせやすいというメリットがあります。

とにかく幅広い層に認知を広げたいという場合は効果的ですね。

それに対してネット広告の場合は、

  • 性別
  • 年代
  • 興味のあるジャンル

など、かなり細かくターゲティングをして広告をリーチさせます。

テレビと違って、ネットの場合は、ユーザーが検索などをして能動的にコンテンツにたどり着いているので、それに合わせてターゲティングができるというわけです。

そのため、「この層にアプローチしたい」ということが固まっている場合は効果的な広告出稿が可能です。

関連記事:テレビCMの代理店が出来ることを解説します

費用の違い

ネット広告の場合は100円程度から広告出稿できるものもあり、自分で費用の上限を決めることができます。

1日あたり10,000円分の広告を投下する、というような設定をしておけば、10,000円分の広告が流れた時点で広告の配信がストップされるような仕組みとなっています。

とにかくまずは安く広告を出してみたいという場合は動画広告はおすすめですね。

テレビCMの場合は、ローカル局の場合は数十万円程度〜。

東京キー局でテレビCMを放送する場合は2000万円程度〜費用がかかります。

ただ、最近はSAS(スマートアドセールス)といって、1本からテレビCMを放送することができる枠も出てきています。

単価は少し割高にはなってしまいますが、「とにかくテレビでCMを放送した実績が欲しい」という企業さまにはぴったりな枠です。

独立局や地方局であれば数万円程度で1本CMを放送することが可能ですので、とにかく1本だけ放送してみる、というのも一つの手です。

関連記事:テレビCMを1本だけ流す企業もあります

制作の違い

媒体にもよりますが、動画広告の場合は映像素材に制限がないものが多いです。

尺や音、内容に関してもルールがあまりありませんが、

テレビCMの場合は尺は15秒か30秒が一般的です。

また、テレビ放送用の規格がありますので、その規格に則った制作を行う必要があります。

制作会社はテレビCMの制作実績がある制作会社を選んだ方が良いでしょう。

どれくらいの秒数流すCMなのか、ということによって、CMの内容や演出も変わってきますので、テレビ用なのか、ネット用なのか、ということは共有した上で映像素材制作に移った方が良いでしょうね。

関連記事:テレビCMの適切な秒数とは

テレビとネット、どちらにも使える映像素材を用意する

テレビCMにせよ動画広告にせよ、映像を使った広告をするのであれば、映像制作が必要になります。

しっかりと映像制作会社に依頼して映像制作を行う場合は、撮影なしの簡易的な映像制作でも30万円程度かかります。

新規の撮影ありで制作を行う場合は、100万円程度は最低でもかかりますね。

弊社でお薦めさせていただいている方法は、テレビとネットどちらにも使える映像素材を制作しておく、ということです。

テレビの方が広告内容に関するルールは多いので、それをきちんとクリアしている映像素材を用意しておき、それをネットにも流用できるようにしておく、というパターンです。

ネットでも流用することができる素材を作るにも少しコツがあって、まずは権利関係のところをクリアしなければなりません。

例えば出演してくださるタレントさんがいらっしゃる場合。

最初に制作の契約をする時に、使用媒体のことを伝える必要があります。

さらに、使用期間も契約書に入れますので、ここも重要です。

テレビCMだけの場合は1クールや半年、1年といった契約になることが多いですが、動画広告としても使いたい場合は契約期間をフリーにしていただいたり、別契約を結んだりすることもあります。

映像素材の中で使われている音楽なども、こういった権利周りのことをクリアしておく必要があります。

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こういったことを踏まえて、

「テレビCMのための映像素材だけど、企業公式サイトなどでも半永久的に使える映像素材」というのを弊社では承ることが多いです。

せっかくテレビCMを放送するなら、その動画をネットでも公開しておきたいですしね。

映像素材は作るたびにお金がかかってしまいますので、なるべく一度で流用が多方面にできる映像を作っておくことがおすすめです。

関連記事:企業が初めてテレビコマーシャルをやる時のパターン

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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