弊社ライズプランニングはテレビ局出向型の番組制作会社です。
主に情報・報道番組の制作に携わっています。
弊社に所属してテレビ番組制作の現場に入職される方のほとんどが未経験で、テレビ業界のことは全く未知!という状態でお仕事を始めます。
不安すぎる…
と思われる方もたくさんいらっしゃるでしょう。
そういった場合は、実際にテレビ番組制作の現場で使われているカメラを使った研修なども行っています。
そして今読んでいただいているこのメディアでも、日々、お仕事の内容などを発信しております。
インタビューもたくさん掲載していますので、ぜひ他の記事も読んでみてくださいね!
今回は報道系の情報番組でアシスタントディレクターとして働く場合、どんなお仕事をするのか?
ADさんの「とある1日」をご紹介してみたいと思います。
リサーチ
ADとして働き始めたらまず最初にやることになる業務がリサーチだと思います。(現場によって異なることもありますが)
リサーチとはディレクターが番組内で扱おうとしているネタに関する店や人物、SNSでつぶやいている人・またはその人がUPしている動画などを探し、動画の使用許可や取材の許可をとる作業です。
SNSで発信されている内容だからといって、無断でテレビ番組の中でその素材を使うことはできません。
きちんと発信者の方にご連絡して、許可取りというものを行います。
またそれ以外にも、制作しようとしている番組(コーナー)テーマに合わせて、調べ物をしたり、裏どり(証拠を見つけること)をしたりすることや、
出演してくれる専門家を探したりすることもリサーチ業務に含まれたりします。
こういったリサーチ業務では、電話対応スキルも必要になってきます。
関連記事:テレビの新人アシスタントディレクターが知っておきたい電話対応の仕方
局内の許可取り
自分たちが取材して集めた素材ではなく、系列局(ネット局)、つまり他のテレビ局や他の部署で取材した素材などを流用させていただくことがあります。
その場合は、使用申請をして、許可をもらう必要があります。
同じテレビ局の中でも、部署が違えばやはり使用の申請・許可が必要になります。
関連記事:【新人AD向け】報道・情報番組で使われる映像素材の取り扱い方
取材
ある程度仕事に慣れてきたら、ディレクターに同行してのロケや、カメラマンを連れての街頭インタビューに出かけます。
スタッフの人数が確保できない場合は、自分がリポーターになったり、カメラを回したりすることもあります。
人気グルメの試食などのリポートや、再現映像、イメージ映像の撮影で出演することもあります。
弊社の新人さんでも「今度この番組のこのコーナーで映ります!」なんて連絡をしてきてくださる方がいらっしゃいます。
会社でみんなで番組を見たりしていますよ〜!笑
ディレクターが行うZoom取材やテレピック(電話取材)の準備などもアシスタントディレクターのお仕事です。
グルメロケで必要になってくるのは箸上げスキル!
料理を美味しそうに見せるために、アシスタントディレクターが活躍するシーンです。
カメラでアップにしてみると意外とかなり手が震えているものです。
どうにかしてなるべく震えないように、綺麗にカメラに映るように角度や力の入れ方を調整…
箸上げにもスキルが求められるんですよね。
放送業務
スタジオのフロアーや、VTR出し、原稿配りなどなど。
特に情報・報道系の番組は生放送が多いので、スピード勝負になることがたくさんあります。
「間に合っても間に合わなくてもいいけど、間に合ったら嬉しいな」というような注文が来ることも笑
それを間に合わせることができるようになると快感なんだそうです。
直接スタジオで出演者たちにコピーした原稿を配ったりすることもあります。
出演者とお話しができて嬉しい、という方も多いです。
関連記事:ADとして配属された番組に大ファンのタレントさんがいた!
AD雑務
- インタビュー素材のコメント起こし
- 機材の準備
- 素材のダビング
- タクシーチケットの準備
- 電話対応
- 資料などの受け取り
- 買い出し
- 資料や素材の整理
- お弁当の手配
などなど。
やることはいっぱいあります…!
お弁当の手配なんかは最初は分からないと思いますが、覚えるのが楽しいかもしれません。業界ではよくロケ弁として使われるお弁当というのがあります。
今回は普段のアシスタントディレクターのお仕事内容についてまとめてみました。
とある1日ではありますが、参考になりましたら幸いです。