テレビ業界に就職して、番組制作の仕事をしたいです!
でもテレビ業界って競争率激しいですよね…
というようなご相談をいただくことが多いです。
弊社ライズプランニングはテレビ局出向型の番組制作会社で、
主に情報・報道番組の制作を行っております。
今回は就職競争率からテレビ業界のことを分析してみましょう。
キー局の競争率は500倍〜1000倍
テレビ局の中で一番規模の大きいテレビ局はキー局と呼ばれる東京港区にあるテレビ局らです。
- 日本テレビ
- TBS
- フジテレビ
- テレビ朝日
- テレビ東京
の民放5局ですね。
これらのテレビ局は基幹局とも言われ、
関東全域にテレビ番組を放送することができるテレビ局です。
関東エリアには日本の人口の約34%が住んでおり、一番視聴可能人口の多いテレビ局だと言えます。
関東で放送された番組が系列局で一週遅れて放送されたりすることがありますが、
これは番販(番組販売)と呼ばれるもので、キー局で制作された番組をローカル局が買い取って放送するような形で放送しているからなんですね。
キー局の就職倍率は500倍〜1000倍と言われています。
30人程度の採用の枠をめぐって、2万人〜3万人もの人が応募をします。
基本的には高学歴が必須条件。
これは人数が増えた時には仕方がないですね。
技術職以外は総合職としての募集になりますが、テレビ局も一般企業と同じく経理や営業といった制作とは関係のない部署が必ずあります。
そのため、総合職で採用となっても、必ず番組制作に携わることができる補償はありません。
面接時に制作に携わりたいという旨を伝えていても、制作の仕事に携われるとは限らないのです。
ただ、番組制作に携わることができれば、制作で働く人の中ではキー局で働く人が一番お給料が高いです。
大企業に就職して制作に携わる、というイメージですね。
関東エリアの次に大きなテレビ局は準キー局と呼ばれるテレビ局で、
これは大阪にある近畿エリアを放送域とした以下のテレビ局を指します。
- 毎日放送
- 朝日放送テレビ
- 関西テレビ放送
- 讀賣テレビ放送
これら準キー局の競争率は200倍以上と言われています。
関連記事:テレビ局や大手制作会社への就活対策~ガクチカを企業はどう見ている?~
ローカル局の倍率は100倍程度
東京・大阪以外のテレビ局はローカル局に位置づけられ、競争倍率は100倍程度とされています。
テレビ番組制作の仕事をしたいけど、地元を離れたくない、という方が地元のテレビ局に就職する、といったこともありますし、
倍率が高いテレビ局と一緒にローカル局も受けて、とにかくテレビ局に入れるように頑張る、という方もいらっしゃいますね。
大きなテレビ局に比べると、ローカル局の方が一人が任される仕事の範囲が広いです。
キー局に比べるとローカル局は制作現場でも携わる人の人数がスケールダウンしますので、その分、一人が担う仕事が増えるのです。
ディレクターもやってカメラもやって、時にはリポートも自分でやって…なんていうマルチタスクをこなすスタッフさんが多いのも特徴。
より番組制作に自分の色を出したい、自分の采配でやれる範囲が広い方が良い、と思う方はローカル局もあっているかもしれないです。
またローカル局は番組販売で番組を購入して放送しているというお話をしましたが、全ての番組が購入した番組というわけではありません。
自社で制作している番組もあり、そのほとんどが地元密着型の番組です。
地元企業や地元の催事と密接に関わりあいながら作り上げていく番組が多く、地元を盛り上げたいという気持ちがある方にもテレビ局のお仕事はおすすめです。
関連記事:テレビの放送エリアってどうなってるの?
比較的就職しやすい番組制作会社
テレビ局に比べるとどうしてもお給料は下がってしまいますが、その分「必ず制作の現場で働ける」という保証がつくのが番組制作会社です。
番組制作会社は番組制作だけを仕事としているので、「絶対に番組制作の仕事がしたい」という方は番組制作会社に就職した方が良いでしょう。
競争率は制作会社の規模にもよりますが、テレビ局に比べると倍率は低いです。
弊社はこの番組制作会社になりますが、
テレビ局出向型の番組制作会社となっており、実際に就業後はテレビ局内で番組制作のお仕事に従事していただきます。(※携わる番組によってはテレビ局ではない場合もあります)
テレビ局内のスタッフルームでお仕事をしていただくことになり、テレビ局員さんや他の番組制作会社の方とも一緒に働くことになるんですね。
実は一つの番組に複数の番組制作会社が入っているということもよくあることなのです。
番組制作をしたい!という希望のある方、ぜひ一緒に働きませんか?
実際にお仕事をしている先輩たちのインタビューもご覧ください。