CM・広告の仕組み

テレビ業界におけるローカルタイムって何を指すの?

テレビ業界でよく出てくる言葉に「ローカルタイム」というのがあります。

今回はこのローカルタイムについてです。

 

ローカルタイムってどういう意味?

 

ローカルのもともとの意味は

「特定の地域の」とか「局所的な」あるいは「地元の」という意味ですよね。

 

そこからきて、テレビ業界でよく使われるローカルタイムというのは地元だけに電波が流れる時間ということです。

 

視聴者側からすると、細かい区切りはわからなくても、

番組には全国放送と地方独自のローカル番組があるっていうことは見ていてなんとなくわかると思います。

 

とはいえ、電波という観点でみると(BS放送など衛星を使うものは別ですが)、

通常のテレビの電波は全国放送番組であれローカル番組であれ基本的には地元のテレビ局から電波が来ています。

 

全国放送番組もローカル番組も同じテレビ局から電波が出ているけど、全国放送の場合は全国のテレビ局が一斉にそれぞれの局から電波を流している、っていうことなんですよね。

 

そういう意味ではすべて電波的にはローカル電波なんですが、全国放送番組についてはネット放送って呼ばれています。

全国ネットということですね。

 

「ローカルタイム」というのはどちらかというと主にCMのための用語で

ローカル番組とはちょっと意味が違います。

 

というのもローカル番組は、各テレビ局が自社で作って自社の局だけで放送している番組ですが、

ローカルタイムというのはネットタイムに相対する言葉で、

  • ネットタイムとは全国で放送される時間帯
  • ローカルタイムは各テレビ局のローカルエリアだけで放送される時間帯

というわけです。

 

テレビ局ではネットという言葉をよく使いますし、ネットという名称がつく部署もある局もありますが、通常想像するウェブ系の用語とは全然違うわけです。

 

また全国ネットの番組の中にもローカルタイムのCMがあるんですよね。

 

全国ネットの番組なのに、地元のCMが流れているのに気づくことがありませんか?

それはそのCMがローカルタイムのCMだからなんですよね。

 

キー局も関東ローカルという地元があり、関東だけに流れる時間帯があるのですが、

全国放送の中には全国ネットのCMとローカルタイムCMが紛れているんですね。

 

キー局の場合は地方独特のCMってほとんどないので、見ている方からはあまりわからないんじゃないかと思います。

関連記事:地方局のテレビ放送が一週遅れて放送されるのはなぜ?

 

全国放送番組の中のローカルタイムCM

 

全国放送番組は各テレビ局から同じ番組が一斉に流されるから日本全国の人が同じ番組を見ることができていると先に言いましたが

民放番組の場合は必ずCMというのが入りますよね。

テレビは無料なのでこのCM収入がないとやっていけませんから。

 

全国放送の番組の中で流れるCMには実は3種類のCMがあります。

  • タイムCM(全国)
  • タイムCM(ローカル)
  • スポットCM(ローカル)

タイムCMが何かの詳細については番組のスポンサー【タイムCM】とはと言う記事を見てもらいたいのですが、

簡単に言うと特定番組のスポンサーになるというCMの形態です。

 

「この番組の提供は…」と流れるあれですね。

 

このタイムCMの中にも全国とローカルがあって、全国で流れるCMとテレビ局があるローカルエリアだけで流れているCMがあるんですね。

 

テレビ局ではそのあたりの切り替えができるわけで、すごいシステムですよね。

ちなみにラジオはさらに複雑に切り替えているようですが。

 

簡単に言うと、全国放送の番組は基本的にキー局が作り、全国ネットのCMもキー局が営業で取ってきていて、

全国放送の場合はこのCMは全国ネットで流してね、というような枠とCMが決められて各地方局には降りてくるわけで、

地方局ではそれを元に、ネットで埋まっている以外の部分をローカルタイムとして独自でCMを埋めていくという

そんなイメージですね。

 

優先するのは全国ネットのCMで、そこに競合しないように、ローカルタイムCMを埋めていくわけです。

 

また全国放送番組の中にはスポットと呼ばれるCMも流れています。

スポットCMとは簡単に言うと番組の指定ができないタイプのCMで、局の方で決めて挿入しているCMです。

 

だから、深夜に流れたり朝に流れたり、別の日は全国放送の中にポンっと入ることもあるわけです。

 

ちなみにスポットというのは全部ローカルタイムで流れるので

全国ネットのCMはキー局とのやりとりが存在するのに対し、

スポットは全部自局の収入に直結するので、社員の給与になるなんて言われるのはそのためですね。

 

実際はそんな単純な話じゃないですが。

関連記事:タイムCMの料金はスポットに比べて割高なの?その理由は?

 

ローカル番組の中のローカルタイムCM

 

ではローカル番組の中のCMってどうなっているかというと、大きくは2種類になります。

  • タイムCM(ローカル)
  • スポットCM(ローカル)

タイムCMと言うのはその番組のスポンサーになるということですから、

スポンサーになった企業のCMは必ずその番組の中で流れます。

 

タイムCMというと、通常高いイメージを持つ企業もありますが、

地方局が独自に制作する番組で、流れるのもローカルエリアなので、人口の少ない県であればかなり安い金額でスポンサーになることができます。

 

これは全国放送の中のタイムCM(ローカル)も同様ですけどね、

 

地方のタイムCMは中小企業でも十分に流せるお手頃金額だと思いますね。

数十万で(月額)の枠が多数ありますから。

 

またローカル番組にはスポットCMもたくさん流れます。

 

どちらをどの程度の割合にするかは各テレビ局で、毎月毎クール調整しつつやっているようで、

なかなか大変な現場だなと思います。

 

ローカル番組といっても地方局などは各テレビ局は全て自局で制作して埋めるなんていうことはとてもできません。

制作には費用も時間もかかりますから。

 

とはいえ、看板番組というのは欲しいので、最近は情報番組を看板番組として作り、あとはいくつか番組を自局で制作していることが多いです。

その割合は10%程度から20%程度と言われています。

 

残りはキー局や他局の番組を買ってきて流して、ローカルタイムとしてCMを出してくれる企業を募るというような、そんなやり方ですね。

 

何れにしてもローカルタイムは自局でいろいろにできる時間帯なので、各局工夫を重ねているところだと思います。

 

地元密着型の事業を宣伝したい場合は相性の良い枠なのではないかなと思いますのでぜひ検討してみてください。

関連記事:タイムCMの料金はどれくらい?CM放映の次のステップ。

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